昨夜のFMラジオ番組でたっぷりと語ってくれていたゲスト出演の大輔さん。
現役を引退し留学を経てまた氷上に戻ってきてからの心境、
かつては女子人気中心の日本のフィギュアスケート界において
現在のような男子人気を築き上げた第一人者としての思い、
常に厳しい状況に置かれているスケートリンク事情のことまで。
想像以上に中身が濃くてとても興味深い30分の放送でした。
番組の公式ブログ、放送後に更新されています。
リンク先を感謝してお借りします。
＊2016年10月21日「フィギュアスケートと氷の世界」／ J-WAVE 「RADIOFAST」
http://www.j-wave.co.jp/original/radiofast/contpgm2/w_main.php?oya_id=1
ブログ記事内でもご紹介されている「radiko」のタイムフリー機能を利用すると
過去1週間以内に放送された番組を聴くことができます。
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20161022000000
パーソナリティーの安藤桃子さんは映画監督をされているとのことですが
お父様が奥田瑛二さん、お母様が安藤和津さんなんですね～（Wikipedia情報）
アーティスティックな視点で繊細かつ大胆な語り口をされていたのもなるほど納得。
番組オープニングで流れた大輔さんコメントの声を「セクシーボイス」と表現されていたり
「今までのスケーターの中でもこんなに色っぽい選手はいなかった」
というふうに大輔さんの色気について評価されていたり。
大輔さんの表現力の素晴らしさについても触れてくださって
「自分の人生観をしっかり持たれている」との言葉もありました。
お子さんと一緒にスケートリンクに行ってみたいとおっしゃっていた素敵なママさん、
「フィギュアスケートと氷の世界」をテーマに多角的な取材を踏まえてのラジオトークは
心地良い流れで深夜にぴったりの番組でした。ありがとうございます！
番組の感想などは番組サイト内にもあるメッセージ応募フォームから送れます。
http://www.j-wave.co.jp/original/radiofast/form/message.html
大輔さんの語りの中で特に印象深かったのは「競技から離れた今、思うこと」。
「基礎っていう部分ではあんまり変わっていないですかね、
アイスショーで『今日1番良かったよね』って思ってもらって帰ってもらいたいっていう。
ある意味現役の時は結果を出せば取り上げられてもらえる、
プロになったら取り上げてもらえることも少なくなるから
そういった意味では難しいんだなって感じてて…
目に見えない結果を掴まなきゃいけない、みたいなところもあるので
現役のときより周りがどんな演技をしたのか気にはなりますね、逆に。」
「今まではアスリートとして自分自身でどういう感じでいくかっていうのは
少しは考えていたりとか…自分のプログラムだったら凄い暗い曲が好きなんですけど
テンションの高いものを求められているかな、と。そういったところで
２～3回やったら1回はくらいのやろうかな、とか、本当はもうちょっとこれやりたんだけど、
っていうのもありましたけど。プロになって…まだプロっていうふうに思ってないですけど
今はブレブレですね、そういった意味では。自分がやりたいことをやるべきなのか、
求められてる髙橋大輔っていうイメージに沿った方がいいのか、それはまだ迷い中です」
現役の頃と引退後の今、大輔さんが置かれている環境の違いや周囲との関わり方、
さらには大輔さん自身の望むところと周囲が求めているところとのギャップ…
葛藤があったり迷いがあったり、キツイと感じていたりしているという話。
そんなふうに素直な気持ちを話してくれたことを嬉しく感じたとともに、
むしろプロだから出来ることを、大輔さんがやってみたいことを、
周囲を気にせずにどんどんチャレンジしてもらいたいなというふうにも感じました。
フィギュアスケーターとしての大輔さんの可能性は無限大。
見る者の心をギュッとつかんで離さないような素敵なパフォーマンスにも
これからますます磨きをかけてもらえたら一ファンとしては嬉しいなと思います。
番組中盤ではフィギュアスケート人気についてのトーク。
トリノ五輪の1枠をかけて武史先生や織田くんらと戦い抜いたことに触れながら
自分一人では注目されなかった、ライバルが国内にいたことで女子だけでなく
男子も注目されるようになった、と語っていたのも大輔さんらしい謙虚さの表れ。
さらに北米などと比較して日本国内にはスケートリンクの数が少なく、
十分な練習をするためのスペース確保自体が難しい環境にあることを指摘。
自身の選手時代にもいろいろと苦労したことがあったのでしょうね。
「ただ箱を作るんじゃなくて、作ったその後もどういうふうにするのか考えてるのかな？」
という厳しめの言葉が出てきたのも本気でフィギュアスケートの未来を考えているからこそ。
フィギュアスケートだけでなくアイスホッケーやスピードスケートといった
同じように氷をフィールドとする競技間の連携がもっと取れるようになれば
リンク環境も自ずと変化してくるのでは、といった意見もあり。
大輔さんは物事を広い視野で捉えながら様々なアイデアを出すことが出来る人、
そのことに改めて気付いて感動させられました。
日本で開催される競技会やアイスショーのために設営される仮設リンク、
それらのほぼ9割に関わられている企業の方のお話もあり。
国内には少ない通年リンク、その経営の難しさの話題もあり。
滑る人が増えればリンク利用率も上がることからアイスショー鑑賞のみならず
多くの人に実際にスケートをやってもらいたい、という大輔さんからの提案もありました。
これまで地元倉敷のリンクや選手時代にお世話になった臨スポのリンクなど、
窮地に追い込まれたスケートリンクの存続に幾度となく携わってきた大輔さん。
その発言の重み、未来への希望。ラジオを通して発信してくれて良かったなと思います。
日本のリンク事情が一歩ずつでも改善の方向へ進むよう心から願っています！
様々な事情で聴くことが出来ない方へ。
番組をまるごと楽しめます。UP主様に感謝してリンク先をお借りします。
◆161021 RADIOFAST
大輔さんの語り部分のみ編集してくださっています。
こちらもリンク先のみ感謝してお借りします。
◆161021 RADIOFAST（Daisuke's voice only)
来週の土曜日は「スマステ」生出演予定の大輔さん。
Yahoo!Gガイドに詳しい番組情報がUPされたのでお借りします。
◇10月29日（土） 23:30～24:24 テレビ朝日系列
「SmaSTATION!!」
スマステの歴史初…ついにやります!超貴重映像で送る「フィギュアスケート事件簿」SP! ★高橋大輔が感動の復帰戦で魅せた美しすぎる演技…のはずが、最後は氷上に正座?なにが起きたのか? ★前日まで1位のイタリアペアが華麗なるアイスダンスで弾ける笑顔…だったのが、なぜか女性が鬼の形相でキレる?なぜなのか? ★フィギュア界を席巻した、ハーディング選手の元夫による「ケリガン襲撃事件」…その真相とは?
http://tv.yahoo.co.jp/program/22263674/
大輔さんが大怪我から復帰して迎えた初戦、今から7年前のことになるんですね～
SP演技のフィニッシュでバランスを崩してしまい恥かしそうにしていたことや
会場から温かい拍手が湧き起っていたシーンが鮮明に思い出されます。
今の大輔さんがどんなコメントをしてくれるのか、放送日が楽しみです！
テレ朝公式サイトの番組表、来週の予定欄にも番組情報が載っています。
http://www.tv-asahi.co.jp/bangumi/next.html
『羽生結弦!浅田真央!日本人選手の活躍が期待されるグランプリファイナルの季節!今回特別に超貴重映像でつづる「フィギュアスケート事件簿」を公開!仰天ハプニング満載!』
この日は18:56～「GPシリーズ2016 カナダ大会 男女ショート」の放送もあることですし、
GPシリーズ関連のニュースについて大輔さんがコメントする場面もありそうですね。
番組公式サイトには今夜の予告動画もUPされています。
来週の予告も今夜チラッとあるかも？！ぜひチェックしてみてくださいね。
yocco