四大陸選手権で銀メダルを獲得した2日後のインタビュー、
アイスダンス村元髙橋組のコメントが届けられた3月のFSTV。
世界選手権に向けての意気込みがたっぷり聴けて、
振り返り映像も嬉しかった約9分の特集、ありがとうございました!
以下、記録用に書き起こしておきます。(K:哉中ちゃん、D:大輔さん)
~世界選手権を戦うために必要なこと~
K:自分たちの滑りに自信を持って滑らないといけないなというのが
この全日本と四大陸を通して思っちゃって…思うっていうか…その…
やっぱりなんかこう…良い練習が出来ていて練習ではすごい良い…こう…
自信を持ってジャッジの方とかに見せれているのに何故か試合になると
ちょっと自分を疑う…疑うじゃないですけど、あ、いけるかな大丈夫かなとか、
変な考えをしちゃうんですよね。何か、うまく見せなくちゃとか。
何か、試合に行ったら絶対にもっとうまく見せようって、
何か知らないけど思ってしまうことがあるなっていうのが
この全日本と四大陸で感じてしまって。それが何か空回りしちゃうというか、
自分たちを信じて自分たちの技術もあるっていうのを信じて披露しないと
この強さは伝わらないなっていうのがあって…あとで映像で見返すと
思ってたより全然悪くないじゃんっていう…何か感覚があるので、
ホントに世界選手権に向けては何も考えず自信持って滑ろ!っていう
自分に何か言い聞かせたいなっていう感じはあります…
D:そうだね、でもホントにもう言った通り、何かホントにやっぱり
知らないうちに欲が出てきてるじゃないですけど、まぁそういったもので
うまく見せたい、見せなきゃ…もっと何か練習以上のことを見せてやろうみたいな
そういった欲というのは多分出てきてると思うんで、それ…やっぱり、まぁ、
うまくいかない中のひとつでもあるし、それが…その気持ちもないと…何て言うの、
上には上がれないと思うし、だからその良いバランスの部分をやっぱりこう、
培っていくっていうのが大事なのかな…それにはやっぱりちゃんとした練習を積む
っていうことが多分一番ベストだし、練習したことは多分裏切らないので
やっぱり良い練習を世界選手権まではしていくっていうことが
一番のベストかなというふうに思います。
~世界と戦う手応えはつかめた?~
K:うん、それはすごいつかめたかなと思います。
自分たちの中で納得のいかない演技の中でも一応レベルとかも評価されていたので、
そういった点では、あ、ちゃんと技術はあるんだ、っていうのがすごい、
ベースの技術はあるんだ、あとはもうひとつひとつエレメンツの加点?
D:クオリティ?
K:クオリティ、を上げていくのと、もちろん下の第二得点のそういうスケーティングスキルも
やっぱこう時間をかけて積み上げていかないといけないので…
ホントにトップを比べるとエレメンツのクオリティーのGOEがやっぱ違うなっていうのが
大きく見えるので…何かその、ベースの技術があるっていうのが認識できたので…
結構世界と戦えるチームとして…やっとなれたんじゃないかなっていうのは思います。
(哉中ちゃんの言葉にうんうん頷きながら手を指し出して)
D:まあまあです。(笑)
~9年ぶりの世界選手権出場~
D:いや、確かに9年ぶりに世界選手権かと思って…(笑)
今回9年ぶりに四大陸かっていうのも、あ、そんなにもう経ってたんだ、
そんなつもりはなかったんですけど、9年前だと思ってなくて、
でもそんなに経っちゃったんだって思って。
ただでも、9年後にこんなことしてるとは9年前の自分は思ってなかっただろうし…
だから何かもう…なかなかそんな経験してる人はそんなにいないと思うんで(笑)
そういうのを楽しもうって…楽しんでやろうかなっていうぐらいの
気持ちでいきたいなと思ってます。
ただ何か、全日本終わって四大陸まで結構パンパンとあまり時間がなかったので
ちょっと一呼吸、気持ち的な呼吸を置いて…世界選手権へもう一回リセットじゃないですけど
切り替えてやっていったら絶対いけるんじゃないか、うまくいくんじゃないかと思ってます。
K:4年ぶりの世界選手権…イタリアでしたっけ?イタリア…ミラノですよね。
やっぱりその4年前の…流れもすごい良くて、クリスとメダルを取って
世界選手権へ行って11位、だったのかな…っていう結果だったので
その時の流れも良かったんで、今回4年経てまたメダル取れて、
何かその流れもまた同じ感じで世界選手権に挑めたらいいなと思うんですけど、
それこそ4年前のショート終えたあとに10位っていうのを覚えていて
でもフリー終えて総合で11位に下がっちゃったっていう…一応結果としてあったので
ホント今、どんどんレベルが上がっていってアイスダンス界も変わっていってるので
壁は高いんですけど大ちゃんとならその世界のトップ10っていうのは夢じゃないというか、
絶対に何か可能性はあるっていうのは感じてるので…プレッシャーじゃないけど(笑)
また世界と戦える…大ちゃんと世界と戦えるっていうのがすごい何か…楽しみに感じてます。
~今季はまだガッツポーズが出ていないが…~
D:したいなぁと思います(笑)
K:(笑)そうだね~
D:いつも俺やっちゃってるからな~と思って…もう…
やったったぞ!っていうガッツポーズしたいです。
まずリズムダンスをパーフェクトに!(笑)
K:そう、リズムダンスをね、パーフェクトに…(笑)
D:何か、フリーの方は、何か自信じゃないですけど、
今回もミス…あの大っきいミスじゃないんですけど
スタートのところもね、何かスピンの出し方をちょっと僕がミスってしまって…
ま、そういうのも対応できたりとか、フリーの方がちょっとした自信?
ちょっと僕の中ではついてきたんですけど、やっぱりリズムタンスで2回続けて
ミスが続いて、普段しないミスが続いて…やっぱりちょっと何か、
不安要素が大きくなってる部分もあるんですけど…
ソーラン節お披露目最後の試合になると思うんで、それをこう…
この2試合を払拭するような演技が出来たら最高かな、と思ってます。
まずリズムダンスで。とりあえずそこが勝負になってくるんで…
K:あの、リズムダンスって結果残さないとフリーに進めないっていう…
ホントにリズムダンス、アイスダンスでは…多分シングルでもそうだけど…
リズムダンスがホントに鍵となるので…もう、神演技をね…
D:RD(アールディー)で神演技を!(笑)
K:したいと思います(笑)
~世界選手権へ向けて~
K:世界選手権はホントに世界のアイスダンスチームと戦うことになるので、それに向けて
どれだけ自分たちに自信をつけて世界に挑めるかっていうのをワクワクしながら…
その世界選手権では今までの悔しさじゃないですけど…何かこう…
気持ちをすっきり晴らしたいっていうのと、ホントに世界と戦えるっていう瞬間を
大ちゃんと楽しみたいなっていうのはすごい感じています。
D:そうですね、多分初めての…初めてと言ってもいいと思うんですけど
アイスダンサーとして世界デビューになるので、やっぱりその場…
初めての世界選手権っていうのは多分この1回きりなので
やっぱりその初めてっていったものを思いっきり楽しんでいきたいなって思いますし、
やっぱりその…この四大陸選手権で銀メダル、アジア人更新…記録更新といったことで
世界選手権でもその記録更新といったことを成し遂げることが出来たら
本当に最高な世界選手権になると思うので…ま、ホントに全力で楽しみながら
良い結果になればいいなというふうに思います。…頑張ります!
K:頑張ります!(笑)
D:はーい、頑張りまーす!ありがとうございました!
K:ありがとうございま~す!
かなだいVTR後にはMC八木沼さんがこんなコメントをされていました。
「今までの歴史を塗り替えたい、でも、楽しんで自分たちの演技を、
自分たちのパフォーマンスをぜひ世界に見せたいという気持ちが強く伝わってきて、
きっとこの2人だからこそ目指す世界を私たちも一緒に見て
一緒に夢に乗っていけるんじゃないかっていうところも
すごく思ってしまいます。楽しみだな~と思いますよね。」
続いて西岡アナからも嬉しい言葉がありました。
「とにかく印象的だったのが、2位になってもとにかく悔しい悔しい、
まだ自分たちは出来るはずだっていうふうにおっしゃってて、
これって2シーズン前にカップルを結成したときに多分ない感情だと思うんですよ。
とうこちは新たなステージに到達してるし、伸びしろも十分にあるというふうに感じましたし、
ちょっと頼もしいインタビューだったなっていう気がしました。」
番組最後には10月までの番組お休みのお知らせが八木沼さんからありましたが、
月1の放送を楽しみにしていた一フィギュアファンとしてはとても残念でなりません。
コロナ禍で試合が少なかったり取材も大変だったり、様々な事情があるかと思いますが
きめ細やかな取材と貴重映像が詰まったフィギュア専門番組がFSTVの魅力なので
ぜひその部分は変わらずに継続していってもらえたらと願っています。
「私、フィギュアスケートの競技の魅力というものは
本当に他の選手との勝ち負けではないところだと思うんですよね。
常にライバルは自分自身で昨日の自分を超えられるか、自分の限界を超えられるかという勝負、
私はそこにちょっと魅了されてやってきました。
幼いときからメダルを期待される選手もいますし、一方でフィギュアスケート人生の最後に
この舞台にようやく立つ選手もいます。そういうバックボーンというものが
演技に出てくる、ステップに出てくる、表情に出てくるというのが
フィギュアスケートの魅力だと思うんですよね。
一日として同じ演技はないということがフィギュアスケートが非常に儚くて、
だからこそ美しいんだろうなというふうに思ってるんですね。
で、この番組はそういったところにスポットを当てられるような番組として
また再スタートすることになりますし、私は実況者として後輩にも
そういった思いというものを伝えていけたらというふうに思ってますので、
ぜひこれからもフィギュアスケートの魅力というものを伝える番組であってほしいと思います。」
長年フィギュアスケートの実況を担当されてきた西岡アナの言葉、
いかにこの競技を愛し選手ひとりひとりを見て真摯にお仕事をされてきたのか
改めて感じ取ることが出来た素敵なメッセージだったと思います。
自分たちの取材力はナンバーワンだというお話もありましたし、
今後ともフィギュアスケート愛をぜひ見せてもらえたら嬉しいです。
世界フィギュアの地上波放送、26日(土)ダイジェストでは
大輔さんが神演技を目指すと言っていたRDをぜひノーカットで見たいです!
https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/world/index.html
哉中ちゃんのお誕生日に寄せたフジスケお祝いツイート、
そのエレガントな演技は何度見てもうっとりしてしまいます。
16日の大輔さんのお誕生日にはどんなメッセージが届くのかそちらも楽しみですね。
かなだいと同じ星座の私も今日誕生日を迎えまたひとつ歳を重ねましたが
いつも通り出勤して残業して帰ってくる普段と変わらない1日になりそうですw
▼【公式】フジテレビスケート Twitter (3/3) ※FD動画
https://twitter.com/online_on_ice/status/1499165154063360011
自分たちが「世界と戦えるチーム」だと手応えを感じた四大陸、
そこからさらに練習を積んで大きな自信をつけたかなだいはもっと強くなれるはず。
2人にしか出せないオンリーワンの魅力をぜひ世界選手権でも披露してほしいです。
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