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村元髙橋組IFS記事(意訳)

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世界選手権デビューを控えるアイスダンス村元髙橋組のIFS記事、
2人の経歴やカップル結成後のこれまでの歩みを振り返りながら
四大陸選手権の試合後コメントが紹介されています。


MURAMOTO & TAKAHASHI DANCE INTO HISTORY
[International Figure Skating By Susan D. Russell Feb 26, 2022]
https://www.ifsmagazine.com/muramoto-takahashi-dance-into-history/
(英文意訳)
2019年9月、髙橋大輔がシングルでの12年間のキャリアを終わらせたとき、彼は誰もが予想していなかったことをしていた。まだ引退を考えていなかった当時33歳の彼は、アイスダンスに転向して村元哉中と組むプランをすでに立てていた。

2014年にアイスダンスに転向した元シングルススケーターの村元はこの分野で確固たる経験を持っていたが、髙橋はそうではなかった。2人はマリナ・ズエワと仕事をするためフロリダに移住し、そこから2年間、髙橋はリフトやツイズルを学びパートナーと滑ってアイスダンスの基礎に取り組んだ。

初出場の試合では少しエッジに粗雑なところも見られたが、パートナーシップを組んで2年経ち、パフォーマンスの解釈やプログラムの出来栄えとプレゼンテーションにおいて各大会で向上し始めた。

村元と高橋は2021年9月に地元の大会で初めて成功を収め、この小さなイベントでのフリーダンス演技の無料YouTube動画が話題となり合計100万回以上の再生回数を記録した。

11月には日本開催のNHK杯でグランプリシリーズに出場、2021年世界チャンピオンのビクトリア・シニツィナとニキータ・カツァラポフのロシアチームやマディソン・チョックとエヴァン・ベイツ(米国)を含むフィールドで6位入賞を果たした。 翌週、ワルシャワトロフィーではロシアの若いチームに次いで2位、キャロライン・グリーンとマイケル・パーソンズ(米国)を上回った。

2022年冬季五輪における日本の唯一のアイスダンス出場権を獲得することを目標に、村元と高橋は12月下旬に全日本選手権のために故郷に戻った。 入国制限のため、ズエワコーチは同行できなかった。

全日本選手権では期待していた通りにはいかなかった。 リズムダンスで予想外の転倒があって2位となり、フリーダンスでは勝ったものの先導者を打ち負かすには十分ではなかった。 村元と髙橋は総合2位でフィニッシュした。 大会を観戦した多くの人を驚かせた結果だった。

その後、日本(スケート)連盟は2022年の四大陸と世界選手権に村元と高橋を派遣することにした。

チームは1月2日にフロリダに戻り、次の大会までわずか2週間で技術と要素の改善に取り組んだ。「全日本から四大陸までの間は、主にリズムダンスに焦点を当ててフリーダンスにはあまり取り組んでいませんでした」と村元は説明した。「多くのことを変えたかったけれど時間があまりなかったので、クオリティーと自信のための取り組みをしました。私たちはさらに一歩前進し、自分たちのスケートにもっと自信を持ちたいと思っていました。」

1月中旬にエストニアのタリンで開催された四大陸選手権は、高橋にとっておなじみの大会だった。彼はシングルスケーターとしてこの大会にこれまで7回出場し、2005年に銅メダル、2008年と2011年に金メダル、2012年に銀メダルを獲得した。

「最後に四大陸に出場してから9年が経ちました。とても懐かしい感じがしました。」と髙橋は認めた。「アイスダンサーとしては初めてだったので新鮮で新しい感じでした。アイスダンサーとして戻ってきて競うなんて考えもしなかったことなので、とても嬉しくてありがたいと思います。」

2014年にタリンで開催された大会で元パートナーの野口博一と初めて競技に出場した村元も、同じように懐かしい気持ちを表現した。 「私がダイスケと一緒にここに戻ってきて、一緒になって初めてのチャンピオンシップに出場するのはとても興味深いことです」と彼女は言った。 「他のスケーターと競争する大きなチャンスです。それは私たちにとって非常に特別なことであり、私たちはここにいることを誇りに思っています。」

マイア・バルーが歌う「ソーラン節」(日本の伝統的な船乗りたちの労働歌)でリズムダンスを披露した村元はルーティンの冒頭で高橋の刃につまずき、氷上に転がり込んだ。このエラーによって彼らは2位でフリーに挑むことになった。

「最初に大きなミスがありました。タイミングが悪かったのですが、ミスした後のパフォーマンスには本当に満足しています」と村元は言う。 「練習では私たちは決して転倒することはなく、実際にそういうミスをすることもありませんでした。全日本でも同じような経験をしていたので、今日は大きな転倒の後も落ち着いていました。とにかく演技を続けなければなりません。音楽は続いていくし止めるものもありません。次に集中するために私たちはしっかりと心を保つ必要がありました。終わった後、私たちは自分たちの結果を見て、国際レベルで競争できること、そしてそれが私たちに自信を与えてくれたことを知りました。もっと試合での経験が必要です。」

2人は、ルートヴィヒ・ミンクスの「ラ・バヤデール」をフリーダンスでミスなく滑った。しかし、タリンのジャッジはオンラインでそれを見た何万人もの人々と同じようにはパフォーマンスをしっかり見ていなかった。村元と髙橋はTESでは61.54という堅実な得点を記録したが、47.94という低いPSCは完全に困惑させられるものだった。

それにもかかわらず、日本の2人は2か月前にポーランドで後塵を拝したチームであるグリーンとパーソンズに次ぐ総合2位でフィニッシュし、チャンピオンシップで銀メダルを獲得した国内初のアイスダンスチームとして歴史の一片を書き換えた。(村元は以前2018年に元パートナーのクリス・リードと共に銅メダルを獲得していた)

「2位のメダルにとても満足しています」と28歳の村元は語った。「私たちは新たに歴史を塗り替えたと思っています。私は本当に幸せです。大輔と一緒にいるのはとても特別な気分で、彼がアイスダンサーとして演じるのを見るのは素晴らしいことです。私たちはまだ始まったばかりで、今はとても特別な気分です。これが私たちにとって初めてのチャンピオンシップで私たちはまだ組んでから2シーズン目です。ここで達成したことは本当に大きなことだと思います。全日本は私たちが望んでいた結果ではなく少し落ち込んでいましたが、立ち止まらず一歩ずつ前進し信じたいと思ったので、私たちは自信と各エレメンツの質を高めるために真剣に取り組みました。

「マリーナと私たちのチームは、私たちが最善を尽くす準備をし、常に素晴らしい考え方を身に付けてくれました。もちろん、表彰台には上がりたかったのですがベストを尽くすことも目標でした。ですから、それほどストレスはありませんでした。」

髙橋(35)は少し違った見方をしていて、 少しストレスがあり自分の演技に少々がっかりしたことを笑いながら言った。「大きなミスはしませんでしたが、少し良くない部分もありました。 100%ではなかった気がしますが全体的にはいい演技だったと思います。ミスはありましたがそれはこのような試合でだけ起こるもので、僕たちにとってはこれがとても重要な学ぶための体験であり、学ぶプロセスの一部でした。うまくいったこともあればうまくいかなかったこともありますが、自信がついたと思います。

「アイスダンスに転向した後、COVIDが始まり、特に日本国外ではほとんど競い合う機会がありませんでした。ですから、これはすべての国際的なスケーターと競争するためのとても貴重な機会であり、このチャンピオンシップに派遣されることをとても光栄に思いました。銀メダリストになることには喜びがありますが、満足していないところもあります。去年はこんな感じではなかったのですが、今シーズンはたくさんの経験を積むことができました。それは哉中だけでなく、マリーナや私たちを支えてくれた他の多くの人々のおかげです。」

「昨シーズンは表彰台なんて想像もしていなかったので、チャンピオンシップで初めて表彰台に立つことができてとても嬉しいです(アイスダンサーとして)。うまく喜びを言葉に出来ないくらいです。いろんなことが思いがけないことだと感じます。完璧なパフォーマンスを披露することで今シーズン最高の結果を達成したいと考えています。それが世界選手権の目標です。」

「まだ2シーズン目ですが、今回のチャンピオンシップでは自分たちのパフォーマンスを確かめることが重要でした」と村元は付け加えた。 「私たちは世界と戦うことができますし、大輔をとても尊敬しています。表彰台に立つことができてうれしいのですが、ミスについては満足していないので不思議な感じがします。とても良い結果が得られたことで私たちに世界選手権への大きな自信を与えてくれました。私たちは自信を持ってたくさん練習をして、上位のチームに追いつくことができるようにしたいと思っています。私たちはもっと多くのことができると感じています—私たちは間違いなくレベルアップする必要があります。」

リズムダンスにふさわしい音楽を見つけることは、今シーズンの多くのチームにとって難しいことであり、村元と高橋も例外ではなかった。 「オリンピックイヤーなので、チームとして日本のプログラムを滑るというアイデアを思いつきました。日本を代表してユニークなストリートダンスを披露したいと思いました」と村元は説明する。「最初の部分は、漁師や海を描いた日本の伝統音楽で、夢や魚を捕まえるために一生懸命働いているというものです。

「後半は日本の伝統的な箏で演奏されるヒップホップです。最初のミッドナイトブルース(セットパターン)に合わせて最適な音楽を見つけるのは難しかったのですが、2番目のヒップホップ作品を見つけ、すべてがうまく一致しました。私たちがどのように進化しているかを描いています。後半は、日本のさまざまな特徴を表しています。スケートをするのが楽しくてユニークなプログラムです。」

四大陸に続き、村元と高橋はすぐに世界選手権の準備に目を向け、彼らのプログラムのすべての要素にも自信をつけることにも取り組む予定だ。「フロリダのチームと一緒に成長する可能性は非常に高いと感じていますし、基本的にすべてに備える必要があります」と村元は述べている。「自信をつけて、自分たちのスケートに自信を持って世界のトップチームと戦えると思っています」

3月末にあるその競技会の先に何があるのかはまだ分からない。「今は世界に焦点を当てていて、その後は本当に時間をかけて何をするのかを考える必要があります」と髙橋は言う。「続けるのであれば、それは大きな責任であり2人が同じ目標を持っていることを確認する必要があります。アイスダンスは2人で作り上げるものでモチベーションだけでは続けられません。私たちがどうすべきかを決めるのには時間を取る必要があります。

もしもそのモチベーションが私たちの中で成長し続けて、また違った景色を見てみたい、違ったプログラムを滑ってみたいと思えているなら…まだ何も保証はできないのですが、これらの小さなモチベーションは今、私たちの中で大きくなっています。

2人がどんな決断をするとしても、アイスダンスの世界での彼らの存在はすでに母国に影響を与えている。12月の全日本選手権でのアイスダンスの試合、普段であればほとんど空っぽのアリーナで、この躍動的な2人は彼らのライブパフォーマンスを熱望するファンと一緒に盛り上がっていた。

村元と高橋がこれまで楽しんできた成功は、日本の若手スケーターがその分野を考えるきっかけとなっている。 「全日本ではアイスダンスを見に来てくれた人の数がものすごかったです。とても驚きました」と村本さん。「今は初心者やジュニアチームがたくさんいるので、私たちは日本のアイスダンスに何らかの影響を与えられたと思います。良い結果が出ればこのスポーツにもっと注目してもらえると思いますし、その機会を与えられたことをうれしく思います。四大陸での結果は大きなニュースだったと思うし、このポジションに立っていることを幸せに思います」と語った。

「今後何をするのかはまだはっきりしていませんが、モチベーションを感じ始めています。シルバーコレクターみたいで今シーズンは2位ばかりですが、金メダルを取りたいというモチベーションがあり、自分たちが表彰台の真ん中に立ちたいと思っています」




英文の自動和訳を手直しして全文の意訳をしてみました。(間違い等あったらごめんなさい)
世界からも熱い注目を集めるアイスダンスカップル、
来たる世界選手権での躍進に大いに期待して応援しています。

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