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氷上の天才ダンサー髙橋大輔選手を語る刈屋さん執筆本&ISUアーカイブ2013年世界選手権

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髙橋大輔選手にソチ五輪FS演技のときのことを後々聞いたら、
「音しか聴いてなかった」
「技のこととか次に何をやろうかとかストーリーも考えずに
 ただ音楽だけを聴いている。だから俳優ではなく自分はダンサーなんだ」
と話していた。選手によっては音楽を聴かずに滑っている人もいるが、
髙橋大輔は音を表現するのに全力を尽くす、だから見ている人に伝わる。
こんなスケーターはそうそういない。


NHKのフィギュアスケート実況で馴染み深い元アナウンサーの刈屋富士雄さんが
2018年元日のラジオ番組「Love☆フィギュアミュージック2!」で
大輔さんについてこのようなお話をされていたことがありました。
※当時のブログ記事に長い感想を記してあります(こちら

その刈屋さんが今まで出会ってきたオリンピック選手について語られているスポーツ・エッセイ本、
発売日から遅れてGETしてこの3連休にようやく読み始めたところ。
やはり気になるのは大輔さんの関連ページ、一番に目を通してみました。


☆「今こそ栄光への架け橋を それでもオリンピックは素晴らしい!」
 発売日:08月04日(火)
 著者:刈屋富士雄
 出版社: 海竜社
 価格:1430円

(目次)
髙橋大輔「氷上の天才ダンサー」 125
2010年バンクーバーオリンピック・男子フィギュア日本初のメダリスト

※amazon⇒こちら



「氷上のダンサー」髙橋大輔選手について書かれた段落は
テキストにして4ページ分、写真はなく似顔絵のイラストが1ページ分。
程よい長さで文字の大きさも見やすくてさらっと読むことが出来ました。

刈屋さんにとって思い出深い大輔さんとのエピソードが2つ、
そのうちのひとつは先日のブログ記事でお借りした動画にもあった
バンクーバー五輪FS演技後に交わした約束を守ってくれた話に関連したものでした。
(大輔さん引退時の刈屋さんコメント、再度お借りします。
 ⇒https://youtu.be/RswYd94eS9k

特に興味深かったのが、現役復帰とアイスダンス転向のこと。
復帰発表のニュースを見たときにもアイスダンス挑戦を知ったときにも、
どちらも驚きはなく「やっぱり」と感じたというのが意外でした。
音楽を表現することに卓越した大輔さんがまた競技の世界に身を置くことで、
ジャンプ偏重の傾向にある昨今の若い世代の選手たちに
フィギュアスケートの神髄を見せつけてほしい、と期待を寄せられていて、
文章の締めくくりにあるアイスダンス挑戦へのエールにも胸が熱くなる思いがしました。

冬季オリンピックの競技選手について何人も書かれていらっしゃる中、
グルノーブルと札幌と2大会連続でオリンピックに出場された
フィギュア男子シングルの大先輩にあたる樋口豊先生の文章は特に
無知な自分には新たな発見の多い内容でした。
その他のページもこのお休み期間に少しずつ目を通してみようと思います。
1年延期になった東京五輪への熱き思いも語られている「今こそ栄光への架け橋を」、
気になった方はぜひお手に取ってじっくり読んでみてくださいね。




ちょうど樋口豊先生が解説をされていた大輔さん出場試合。
日曜日の夕方にオンエアされた J SPORTS 4の
「ISUフィギュアスケートアーカイブ 2013年世界選手権男子シングル」は
大輔さんのSP「月光」とFS「道化師」を改めて見る良い機会となりました。
尚、再放送は8月15日(土)13:30~15:30 、J SPORTS 4 でのオンエアです。
https://www.jsports.co.jp/program_guide/06/05/87309_4221557/

先日お伝えした2013年四大陸選手権アーカイブと同様、
2017年のリクエスト企画で上位に入ったことで再編集されたダイジェスト映像。
初回放送の2017年7月22日のブログ記事に実況解説を書き起こしてあります。
今回はそこから抜粋・再編集したFS「道化師」の実況解説を。
解説:樋口豊先生(H)、実況:小林千鶴さん(K)です。

*****************************

K「さぁ、最終グループの演技に入ります。
  第4グループの最初の滑走者、19番滑走は日本の髙橋大輔選手です。
  2010年バンクーバーオリンピックの銅メダリスト、
  そしてその年の世界チャンピオン、髙橋大輔選手です。
  26歳です。このフリースケーティングの翌日がバースデーです。
  オペラ『道化師』より。」




K「4回転は2回用意しています。」

H「まず最初…ここですね…ちょっと回転が足りなかったですね~
  でも転倒がなく良かったんじゃないかなと思いますが確かに4回転かというと…
多分アンダーローテーションを取られてしまいますね」


(2度目の4回転)
H「これはトリプルになってしまいましたね」

H「トリプルアクセルは綺麗だったと思いますね」

H「綺麗なスピンですよね~」

H「彼の得意とするところのステップですね~ステップシークエンス」

H「エッジワークも良いですし音楽にぴったりと合ってますね~」

H「素敵なステップでしたね」


K「はい」

H「男性では珍しいレイバックスピンですね~前向きチェンジって
  これとても難しいと思うんですけども、いとも軽々とやってますよね」

H「とてもこういうところは惹きつけられる感じしますよね~」




H「あ~…2つ目のアクセル、かかとの方へいってしまいましたよね。
  体重が少し後ろのほうにあったんでしょうね。残念ですね。」

H「ループも少し手をついてしまった気がしますね。」

H「このサルコウ、綺麗でしたね。」

H「トリプルルッツ、ダブトゥ、ダブルループ、ジャンプコンビネーションですね。」

H「トリプルフリップです。これは良かったんじゃないでしょうかね。」

H「コレオグラフィックシークエンス、とてもしっかり動いている気がしますね。」


 



K「日本の26歳、髙橋大輔選手でした」

H「そうですね~とてもドラマティックな演技だったと思うんですが…
  大技が入らなかったのが痛いですよね。まぁ4回転が…
  最初の4回転は跳んだんですが回転不足でしたし、
  2つ目はもうトリプルになってしまいましたし、
  あとトリプルアクセルでの転倒がありましたよね。
それがちょっと響きますよね。それも回転不足で転倒してるんですよね…
  もうステップとかスピンとかはレベルの高いところへ、
  ちゃんとしっかり取ってて良かったんじゃないかと思うんですけど
  ちょっと残念でしたね…」


IMG_20170722_204952492.jpg

「ドラマティックな演技だった」と豊先生もおっしゃっていたFS道化師、
技術点の取りこぼしがやや散見されたものの、胸を打つ情感豊かな表現は
やはり大輔さんにしか出せないものだなぁと改めて思いました。
アスリートでありアーティストであり、ダンサーでもある氷上の表現者。
男子シングルとしてはこれが最後の世界選手権、
今回の放送も大切に保管しておきたいと思います。
リザルトページ:http://www.isuresults.com/results/wc2013/

スピンもステップもすべてレベル4を獲得したSP月光、
演技後に観客席から「Happy Birthday to you~♪」が届けられたFS道化師、
映像リンクもお借りしておきます。

◆2013 WFS Daisuke Takahashi SP
https://youtu.be/bL7q8TOZe4I

◆高橋大輔 Daisuke Takahashi 世界選手権 2013 FS 【CBC】
http://nico.ms/sm20388487


氷上からフロアに降り立ちダンサーとして表現する経験をした
「LOVE ON THE FLOOR」、その時の写真が引用されているのが
シェリル・バークさんのゲスト出演番組関連の動画。
アメリカで毎週土曜10時にオンエアされているトークショー番組、
前日の番組公式IGの動画とYoutube動画、リンク先にてご覧ください。


▼wakeupwithmarci Instagram (8/8)  
https://www.instagram.com/p/CDlwOwgj7f3/

<Wake Up with Marci>
https://www.wakeupwithmarci.com/


◆WCheryl Burke & Isaac Boots
ダンシング・ウィズ・ザ・スターのシェリル・バークに会います。シェリルは過去のトラウマを経験しており、パンデミックの不安を解消するために何かを必要としていました。彼女は、ダイヤモンドペインティングと呼ばれるこの新しい趣味で治療上の決意を見出しました。彼女は新たな情熱を見出したダイヤモンドアートクラブをシェアしてくれます。…


ゲスト2人が出演しているTVプログラムの前半にシェリルさんが登場、
動画の冒頭にもシェリルさんと大輔さんのLOTF写真が。
さらに11:30あたり~「Love on the Floor」の話題が続き、
15:30あたり~ 出演スケーターの紹介で「Daisuke Takahashi」の名前も。
シェリルさんにとってLOTFがいかに特別な経験だったかが伝わってきました。





LOTFの舞台では女性と組んで踊る場面もありましたが、
陸の上と氷の上では体の使い方もタイミングも変わってくるのでしょうね。
フロリダで練習を重ねているアイスダンス、
その成果がお披露目されるときを楽しみに待っています!

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