日本のフィギュアスケートファンに向けて興味深いインタビュー企画を
音声で配信されているジャック・ギャラガー氏による「Ice Time Podcast」。
今回はISUジュニアGPのアナウンサーであるテッド・バートン氏にインタビュー、
先日の世界選手権について、日本のフィギュアスケートファンついて、
また、昨年現役復帰した髙橋大輔選手についても語られています。
https://twitter.com/sportsjapan/status/1114501782825127936
★Ice Time Podcast No. 18 - Ted Barton
[SOUNDCLOUD 2019.04.06]
【ポッドキャスト音声】⇒https://soundcloud.com/user-983930015/no-18-ted-barton
まず冒頭のところ、今年日本で開催された世界選手権をご覧になって感じた
日本のフィギュアスケートファンの素晴らしさについて語られています。
「日本人がすべてのスケーターに敬意を表している」と高く評価。
このスポーツを愛し、自国の選手も他国の選手も同じくらい熱く応援する、
日本におけるフィギュアスケートの人気の高さに驚きと称賛の言葉が続いています。
また、浅田真央さんというスケーターの存在感についても折に触れていて
テレ朝が数年前にジュニアグランプリの放送権を獲得した際には
真央さんの引退によってフィギュアファンが次の世代の選手を見つけられるように、
見つけてもらえるように試合を届けなければならない、という話になったとか。
今回の世界選手権の中継で導入されていたアイスコープの効果についての話は
42:00あたりから。全日本でも見かけたが素晴らしい技術だと評価、
批評するためでなく分析するための情報でファンにとっても有り難いもの、
ジャッジにとっては特に必要ないのかなと思うが高いジャンプやスピードのある
ランディングと採点との相関性を見るのには参考になる、といった見解。
時に坂本花織選手のランディングスピードは男子のミハル・ブレジナに次ぐ
第2位という結果に、ジュニアの頃から突出していたジャンプ技術についての言及も。
男子のFS時間が30秒減ったことについては、高度なジャンプを後半に入れる選手には
おそらく技術的には助けになっている、プログラム自体が成熟していくために
成長しているかどうかはもう1年様子を見る必要があるが正しい選択だった、
スケーターたちはちゃんと調整するだろうし短いとは感じなかった、
より良いパフォーマンスが出来るスケーターが増えるのでは、と前向きな評価。
世界のトップクラスで戦う選手たちのこと、優秀なコーチたちのこと、etc…
様々な質問が飛び交ってアナウンサー視点からの興味深い話が続いています。
1:11:15あたり~、ようやく大輔さんの話題が登場!
以下、翻訳された対談の書き起こしです。
(J:ジャック・ギャラガー氏、T:テッド・バートン氏)
**************************************
J:…去年の夏に日本でも大きなサプライズがありました。
髙橋大輔さんが現役復帰を宣言して地区大会を勝ち上がり、
全日本でも銀メダルを獲得した、彼の復帰とそのインパクトについて
あなたの考えを教えてください。
T:彼は私のお気に入りの選手の一人です。彼はいつでもドラマチックで
すごく情感的ですよね。彼が技術的にハイレベルのことができるかどうか、
ということはこの際あまり関係なくて、彼は見ていてもっとも興味深く
情熱を感じるスケーターの一人です。彼の滑りを見るのがいつでも本当に
大好きなんです。あのレベルのスケーターになると自分の要求を満たすことは
大変難しい、歳を重ねるといくらか理解してきてがっかりしてしまうか、
もう氷の上は十分だと考えるようになる。だから、彼が戻ってきて、
しかも国内の大会に留まってそれ以上外へ行くこうとしないところを
とても尊敬します。そんなことをする彼をとてもクールだと思うし、
よくやった!と思いますね。ただ戻ってきて全日本で滑ったというのが
素晴らしい。彼がそれから何をしているのか良くは知らないのですが…」
J:彼は数か月間の休暇を取ってアメリカで英語の勉強などをしていたんですが、
今後も選手を続けると言っているんですよね。そこで問題となるのが
「どのレベルで」ということだと思います。国内の大会なのか、
B級の国際大会なのか、それともGPシリーズの大会なのか…
みんなが彼の次の動向を見守っているんですが、とにかく彼は今後も
スケートを続けるので、どのレベルかというのが問題ですね。
T:ワ~ォ!それは本当にこのスポーツへの愛を感じますね!
その点があまり話されていない重要なことだと思いますが、
人生の転換点について、人生のひとつのステージですべてのことをやり終えて
次のステージに行くときに、コーチになるのか大学に戻るのか、
それとも全く違うタイプの仕事に就くのか、その選択はとても難しいですよね。
これまで25年だとかそれぐらい長い間みんなが知っているスポーツをずっと
やってきている、どうやってそれを突然辞められるんでしょうか?
簡単なことではないと思います。それで幾人かは懐かしく感じて戻りたい、
もう一度体験したいと思うでしょうし、他にはコーチの道を進んでいたりします。
優秀なコーチの誕生はこの世界にとって嬉しいことですよね。だから、彼が
本当にやり切ったあとにどういった選択をするのかはすごく興味がありますね。」
数多くの試合を観戦し選手たちを見る目が肥えているJr.GPSアナウンサーの方も
世界のダイスケタカハシが氷上で演じる情感豊かな滑りに魅了されているんですね!
経験あるベテランスケーターが現役復帰することの難しさを理解された上で、
大輔さんの国内での戦いぶりにもリスペクトと絶賛の言葉が出ていて嬉しいです。
(全日本後の動向については引退後のNY留学が混ざってしまっているみたい?ですが)
来たる新たなシーズンの出場試合にも注目されていたり、さらにその後の
指導者としての期待を込めたコメントもされていますが…
今の大輔さんはアイスショー「氷艶」に集中しているんですよ!
「生涯現役」というスタンスで選手をやりながら表現者として
これから先もきっと長くパフォーマンスを魅せてくれるはずですよ!
と大きな声で教えてあげたい気分ですw
4/6(土)放送のBS朝日「ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~」、
大輔さん出演回の放送後記が公式facebookにUPされています。
https://www.facebook.com/833458526684069/posts/2576907865672451/
髙橋大輔さん直筆〝いま一番大切な言葉〟は『生涯現役』です。
『いつまでできるか分からないですけど、もう人前で滑るのはもうみすぼらしいなって
自分が思うまでやっていく為に現役復帰したので』(髙橋大輔さん)
大輔さんが世界に発信していきたいと意気込む「氷艶2019」、
ロシアからの出演スケーターであるユリア・リプニツカヤに注目したweb記事も。
公式PR動画や大輔さんInstagramの写真、大輔さんのコメントも紹介されています。
詳細は下記リンク先でご覧ください。
★高橋大輔主演「源氏物語」をテーマとしたアイスショーにユリア・リプニツカヤが出演予定
[ロシア・ビヨンド 2019.04.09]
https://jp.rbth.com/lifestyle/81858-hyoen-2019-takahashi-daisuke-yuria-ripunitsukaya
「氷艶2019 -月光かりの如く-」出演者のスペシャル対談記事が掲載されるという
「ワールド・フィギュアスケート №85」は来週、4/16(火)発売。
*髙橋大輔×福士誠治による「光源氏×頭中将」
*荒川静香×柚希礼音による「弘徽殿女御×海賊の長 松浦」
WFS公式twitterからのお知らせ、ありがとうございます!
https://twitter.com/WFS_JP/status/1115542833752985601
スポーツナビ フィギュアスケートからも記事の予告が。
連載「 フィギュアスケート 平成プレイバック」、
だいまお特集記事は4/11(木)の配信予定です!
★連載:フィギュアスケート平成プレイバック
[スポーツナビ 2019.04.09]
https://sports.yahoo.co.jp/contents/3262
プロローグ
4月11日~14日に開催される「世界フィギュアスケート国別対抗戦2019」で、平成最後のフィギュアスケートシーズンが終わる。振り返れば、伊藤みどりのトリプルアクセルに始まり、数々の歓喜と挫折を味わいながら、日本のフィギュアスケート界は世界をリードするまでの地位を築いてきた。まもなく平成が幕を閉じるところで、長年フィギュアスケートを追いかけてきた専門記者に、平成におけるフィギュアスケート界の出来事を振り返り、令和に向けた展望を語り合ってもらった。
■【平成元~10年】伝説のトリプルアクセルで歴史が動き出す (4月9日)
■【平成11~20年】荒川静香、金メダルまでの感動秘話 (4月10日掲載予定)
■【平成21~31年】ヒロイン真央、ヒーロー高橋大輔の誕生 (4月11日掲載予定)
■【平成21~31年】羽生結弦が世界に与えた衝撃 (4月12日掲載予定)
■平成から令和へ…フィギュア界を展望 (4月13日掲載予定)
連載「フィギュアスケート平成プレイバック」
webでは途中まで閲覧可能ですがアプリを利用すると全文ご覧いただけます。
大輔さんと真央さんがいたフィギュア黄金時代、
平成から令和へと移りゆく今、改めて振り返る良記事に期待しています!
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音声で配信されているジャック・ギャラガー氏による「Ice Time Podcast」。
今回はISUジュニアGPのアナウンサーであるテッド・バートン氏にインタビュー、
先日の世界選手権について、日本のフィギュアスケートファンついて、
また、昨年現役復帰した髙橋大輔選手についても語られています。
https://twitter.com/sportsjapan/status/1114501782825127936
★Ice Time Podcast No. 18 - Ted Barton
[SOUNDCLOUD 2019.04.06]
【ポッドキャスト音声】⇒https://soundcloud.com/user-983930015/no-18-ted-barton
まず冒頭のところ、今年日本で開催された世界選手権をご覧になって感じた
日本のフィギュアスケートファンの素晴らしさについて語られています。
「日本人がすべてのスケーターに敬意を表している」と高く評価。
このスポーツを愛し、自国の選手も他国の選手も同じくらい熱く応援する、
日本におけるフィギュアスケートの人気の高さに驚きと称賛の言葉が続いています。
また、浅田真央さんというスケーターの存在感についても折に触れていて
テレ朝が数年前にジュニアグランプリの放送権を獲得した際には
真央さんの引退によってフィギュアファンが次の世代の選手を見つけられるように、
見つけてもらえるように試合を届けなければならない、という話になったとか。
今回の世界選手権の中継で導入されていたアイスコープの効果についての話は
42:00あたりから。全日本でも見かけたが素晴らしい技術だと評価、
批評するためでなく分析するための情報でファンにとっても有り難いもの、
ジャッジにとっては特に必要ないのかなと思うが高いジャンプやスピードのある
ランディングと採点との相関性を見るのには参考になる、といった見解。
時に坂本花織選手のランディングスピードは男子のミハル・ブレジナに次ぐ
第2位という結果に、ジュニアの頃から突出していたジャンプ技術についての言及も。
男子のFS時間が30秒減ったことについては、高度なジャンプを後半に入れる選手には
おそらく技術的には助けになっている、プログラム自体が成熟していくために
成長しているかどうかはもう1年様子を見る必要があるが正しい選択だった、
スケーターたちはちゃんと調整するだろうし短いとは感じなかった、
より良いパフォーマンスが出来るスケーターが増えるのでは、と前向きな評価。
世界のトップクラスで戦う選手たちのこと、優秀なコーチたちのこと、etc…
様々な質問が飛び交ってアナウンサー視点からの興味深い話が続いています。
1:11:15あたり~、ようやく大輔さんの話題が登場!
以下、翻訳された対談の書き起こしです。
(J:ジャック・ギャラガー氏、T:テッド・バートン氏)
**************************************
J:…去年の夏に日本でも大きなサプライズがありました。
髙橋大輔さんが現役復帰を宣言して地区大会を勝ち上がり、
全日本でも銀メダルを獲得した、彼の復帰とそのインパクトについて
あなたの考えを教えてください。
T:彼は私のお気に入りの選手の一人です。彼はいつでもドラマチックで
すごく情感的ですよね。彼が技術的にハイレベルのことができるかどうか、
ということはこの際あまり関係なくて、彼は見ていてもっとも興味深く
情熱を感じるスケーターの一人です。彼の滑りを見るのがいつでも本当に
大好きなんです。あのレベルのスケーターになると自分の要求を満たすことは
大変難しい、歳を重ねるといくらか理解してきてがっかりしてしまうか、
もう氷の上は十分だと考えるようになる。だから、彼が戻ってきて、
しかも国内の大会に留まってそれ以上外へ行くこうとしないところを
とても尊敬します。そんなことをする彼をとてもクールだと思うし、
よくやった!と思いますね。ただ戻ってきて全日本で滑ったというのが
素晴らしい。彼がそれから何をしているのか良くは知らないのですが…」
J:彼は数か月間の休暇を取ってアメリカで英語の勉強などをしていたんですが、
今後も選手を続けると言っているんですよね。そこで問題となるのが
「どのレベルで」ということだと思います。国内の大会なのか、
B級の国際大会なのか、それともGPシリーズの大会なのか…
みんなが彼の次の動向を見守っているんですが、とにかく彼は今後も
スケートを続けるので、どのレベルかというのが問題ですね。
T:ワ~ォ!それは本当にこのスポーツへの愛を感じますね!
その点があまり話されていない重要なことだと思いますが、
人生の転換点について、人生のひとつのステージですべてのことをやり終えて
次のステージに行くときに、コーチになるのか大学に戻るのか、
それとも全く違うタイプの仕事に就くのか、その選択はとても難しいですよね。
これまで25年だとかそれぐらい長い間みんなが知っているスポーツをずっと
やってきている、どうやってそれを突然辞められるんでしょうか?
簡単なことではないと思います。それで幾人かは懐かしく感じて戻りたい、
もう一度体験したいと思うでしょうし、他にはコーチの道を進んでいたりします。
優秀なコーチの誕生はこの世界にとって嬉しいことですよね。だから、彼が
本当にやり切ったあとにどういった選択をするのかはすごく興味がありますね。」
数多くの試合を観戦し選手たちを見る目が肥えているJr.GPSアナウンサーの方も
世界のダイスケタカハシが氷上で演じる情感豊かな滑りに魅了されているんですね!
経験あるベテランスケーターが現役復帰することの難しさを理解された上で、
大輔さんの国内での戦いぶりにもリスペクトと絶賛の言葉が出ていて嬉しいです。
(全日本後の動向については引退後のNY留学が混ざってしまっているみたい?ですが)
来たる新たなシーズンの出場試合にも注目されていたり、さらにその後の
指導者としての期待を込めたコメントもされていますが…
今の大輔さんはアイスショー「氷艶」に集中しているんですよ!
「生涯現役」というスタンスで選手をやりながら表現者として
これから先もきっと長くパフォーマンスを魅せてくれるはずですよ!
と大きな声で教えてあげたい気分ですw
4/6(土)放送のBS朝日「ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~」、
大輔さん出演回の放送後記が公式facebookにUPされています。
https://www.facebook.com/833458526684069/posts/2576907865672451/
髙橋大輔さん直筆〝いま一番大切な言葉〟は『生涯現役』です。
『いつまでできるか分からないですけど、もう人前で滑るのはもうみすぼらしいなって
自分が思うまでやっていく為に現役復帰したので』(髙橋大輔さん)
大輔さんが世界に発信していきたいと意気込む「氷艶2019」、
ロシアからの出演スケーターであるユリア・リプニツカヤに注目したweb記事も。
公式PR動画や大輔さんInstagramの写真、大輔さんのコメントも紹介されています。
詳細は下記リンク先でご覧ください。
★高橋大輔主演「源氏物語」をテーマとしたアイスショーにユリア・リプニツカヤが出演予定
[ロシア・ビヨンド 2019.04.09]
https://jp.rbth.com/lifestyle/81858-hyoen-2019-takahashi-daisuke-yuria-ripunitsukaya
「氷艶2019 -月光かりの如く-」出演者のスペシャル対談記事が掲載されるという
「ワールド・フィギュアスケート №85」は来週、4/16(火)発売。
*髙橋大輔×福士誠治による「光源氏×頭中将」
*荒川静香×柚希礼音による「弘徽殿女御×海賊の長 松浦」
WFS公式twitterからのお知らせ、ありがとうございます!
https://twitter.com/WFS_JP/status/1115542833752985601
ワールド・フィギュアスケート 85 1,944円 Amazon |
スポーツナビ フィギュアスケートからも記事の予告が。
連載「 フィギュアスケート 平成プレイバック」、
だいまお特集記事は4/11(木)の配信予定です!
★連載:フィギュアスケート平成プレイバック
[スポーツナビ 2019.04.09]
https://sports.yahoo.co.jp/contents/3262
プロローグ
4月11日~14日に開催される「世界フィギュアスケート国別対抗戦2019」で、平成最後のフィギュアスケートシーズンが終わる。振り返れば、伊藤みどりのトリプルアクセルに始まり、数々の歓喜と挫折を味わいながら、日本のフィギュアスケート界は世界をリードするまでの地位を築いてきた。まもなく平成が幕を閉じるところで、長年フィギュアスケートを追いかけてきた専門記者に、平成におけるフィギュアスケート界の出来事を振り返り、令和に向けた展望を語り合ってもらった。
■【平成元~10年】伝説のトリプルアクセルで歴史が動き出す (4月9日)
■【平成11~20年】荒川静香、金メダルまでの感動秘話 (4月10日掲載予定)
■【平成21~31年】ヒロイン真央、ヒーロー高橋大輔の誕生 (4月11日掲載予定)
■【平成21~31年】羽生結弦が世界に与えた衝撃 (4月12日掲載予定)
■平成から令和へ…フィギュア界を展望 (4月13日掲載予定)
連載「フィギュアスケート平成プレイバック」
webでは途中まで閲覧可能ですがアプリを利用すると全文ご覧いただけます。
大輔さんと真央さんがいたフィギュア黄金時代、
平成から令和へと移りゆく今、改めて振り返る良記事に期待しています!
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