★「スケートが好きと言えるように」 引退、復帰を経た高橋大輔の変化。
[Number Web (Column Number Ex) by 松原孝臣 2019.01.21 10:30]
https://number.bunshun.jp/articles/-/833244
その言葉は、耳にしてから時が経てば経つほど、重みをもって迫ってくる。
「自分はスケートが好きなんだ、と言えるようになりました」
2019年1月上旬。
現在発売中のNumber970号のインタビューで、高橋大輔はそう語った。その穏やかな表情に、思わず見入らざるを得なかった。
昨年7月、高橋の現役復帰の発表は大きな反響とともに迎えられた。2014年の引退発表前、最後に出た大会は同年2月のソチ五輪。試合から遠ざかっていた期間は4年をゆうに超える。しかも32歳で戻るということもあって、いやがうえにも注目を集めることになった。
それから半年。復帰初戦となった近畿選手権から西日本選手権を経て12月、高橋は全日本選手権に出場した。実に5年ぶりのことだった。
さらに出場だけにとどまらず、ショートプログラムで2位につけ、復帰会見の際に目標として掲げた「全日本選手権の最終グループで滑ること」を現実にした。フリーではジャンプでミスが相次いだものの、総合でも2位。2012年以来6年ぶりに表彰台に上がったのである。
■かつては言えなかった言葉。
成績面だけを捉えても鮮やかな軌跡を描いたと言ってよいが、何よりも印象的だったのは、試合の前後や練習で見せる笑顔だった。
ひとことで表せば、いつも「楽しそう」だった。その表情は、内面の表れであるようにも思えた。
「スケートが好き」
そのひとことに、復帰してからの姿が重なり合った。そして「言えるようになった」ということは、かつては言えなかったことを示していた……。
■ソチ五輪前の高橋は、苦しんでいた。
かつての引退前、ソチを目指した高橋の日々は怪我との戦いでもあった。
五輪シーズンの2013年11月末、高橋は右膝に重傷を負った。代表選出を受け、オリンピックへ向けて懸命の調整を続けたが、右膝は思わしくなかった。
いや、右膝の状態はその前シーズンから、痛みが出るなど万全ではなかった。練習にも影響を及ぼした。
「練習したいけれど我慢しなければいけなかったり」
打ちのめされそうになったこともあった。それでも退くことはなかった。そんな状況にあることを公にすることもなく、「怪我は自分のせいですから」と、人知れず戦い続けた。
日本代表として選ばれている以上、代表として背負う義務と責任があると考えていた。期待に応えたいとも思っていた。氷上で心から納得のいく演技がしたいという思いもまた、あった。
■ソチを終えて語った、忘れられない言葉。
意のままにならないコンディションにありながら、誠実な姿勢を貫くことは、だが、過酷な日々を生むことにもなった。1日たりともケアを怠ることはできず、膝を意識せざるを得ない。それでも競技から離れるわけにはいかない。
そんな中で迎えたソチは、総合6位にとどまった。帰国後に右膝の慢性関節炎と診断を受け、翌月の世界選手権も欠場することになった。
そのソチの試合を終えて語った言葉は、ある意味象徴的でもあったし、強く記憶されてもいる。
「本当にぎりぎりでした。何回も心が折れました。そのたびにまわりから活が入ったり、自分でスイッチを入れたり。今はすごく楽です。治療をしていたし、焦りもあったし、頭が常にぐちゃぐちゃしていたのが今はすっきりして、すごい楽。久々に、ぼーっとしているなという感じで、もうすっからかんです」
■「好き」の喜びとともに歩く。
ソチ五輪を終えて、2014年の秋に競技から退くことになったのは、限界まで戦い抜いたからこそだ。当時も今も、そう思う。
ただ、高橋本人の引退に対する捉え方は違うところにあった。今回のインタビューではそれをはっきりと知ることにもなった。
同時に、全日本選手権を終えた高橋の言葉で、復帰までの時間に4年あまりを要した必然性があったこともあらためて知る機会になった。2014年から時間を要したが「スケートが好きなんだ」と口にすることができるようになった重みと喜びに、思いは至る。
今年3月の世界選手権代表は辞退したが、競技者としての歩みは止まらない。きっとこれからも、「好き」の喜びとともに高橋は歩んでいくだろう。
復帰表明後の足取りを見てきた今、そう感じずにはいられない。
~現在発売中のNumber970号「ラブゲームで行こう」では、高橋大輔の独占インタビュー「ピークはまだ先にある」が掲載されています。筆者はNumberWebの連載でもお馴染みの松原孝臣氏。雑誌だけで見られる、笑顔溢れる大きなポートレート写真も満載です! 是非お買い求め下さい。~
Number web サイトに新たにUPされた大輔さんに関する記事は
発売中の雑誌「Number 970号」のスピンオフ的な興味深いコラム。
現役復帰シーズンを通して笑顔が絶えなかった大輔さんが放った一言、
「自分はスケートが好きなんだ、と言えるようになりました」
その重みをソチ五輪シーズン前後のエピソードとともに切々と語ってくださった
松原さんは「髙橋大輔選手」を知り尽くしているスポーツライターのお一人。
大輔さんにとってつらく苦しかった時期、今思い出すだけでも胸が痛みますが
それらを乗り越えてなお「スケートが好き」と言えるようになったことを
ファンと一緒に喜んでくださっているのが伝わる今回のコラム記事でした。
そして「Number」雑誌掲載の記事と今回のweb記事は2つで1つ、
ぜひとも両方を読んでいたきたいなと思います!
「遠い道のりでしたが、やっとスケートが好きになりました♡」
まるで愛の告白のようなw大輔さんのピュアな気持ちがカメラの前で語られていた
「NEWS23」での高橋尚子さんとの対談特集。今回の松原さんの記事から
ふと思い出して見返してみると、常に笑顔の絶えない大輔さんが
楽しそうに氷上練習に励んでいる姿がそこにありました。
すべての経験を糧にして、新たな気持ちでスケートに向き合った復帰シーズン。
生き生きとした表情も成長を止めないその滑りも、どれもが愛おしい思い出です。
改めてUP主様に感謝してお借りします。
◆復帰を決めた"ある演技"
https://dai.ly/x6yaaqi
週明け月曜日は更新ラッシュ!
まずは「D-colo」公式blog更新、
2つの最新記事はそれぞれリンク先でどうぞ。
<D-color ―持つ人、住む人のために、イメージから考える。>
https://www.d-color.tokyo/
*2019.01.21 11:19 「D-color 初顔合わせから!」
https://www.d-color.tokyo/posts/5596470
*2019.01.21 16:32 「マンション経営セミナー」
https://www.d-color.tokyo/posts/5597962
スカイコートさん公式サイトでも公開されている
「D-color」プロジェクトの新動画、お借りします。
https://www.skyc.jp/
◆スカイコート創立50周年記念プロジェクト「D-color」
https://youtu.be/SQofkuPITSs
西田美和さんインスタグラムに大輔さんのD-color巨大広告掲載のお知らせが。
東急東横線横浜駅の改札を入った中の通路壁面に設置されているそうで、
その広告の横幅は6メートル!超特大な大輔さんに会えます!!
1月21日~27日までの期間限定、お近くの方はぜひ現地でご確認を!!
https://www.instagram.com/p/Bs4oqcdhtL-/
インスタ同様にオフィシャルブログにも横浜駅の広告のお知らせ、
スカイコートさん「D-color」プロジェクトの動画のお知らせも。
先日の物件発表会見の際にも上映された映像の一般公開、ありがとうございます!
https://ameblo.jp/nishidamiwa/entry-12434472386.html
白Tが似合う爽やか大輔さん、横浜駅の巨大広告は先日から掲載されている
駅ベンチ広告や日比谷ゲートビジョン動画に加えて宣伝効果は絶大!!
イケメン大輔さんにじっと見つめられているような錯覚に陥りそう?!
駅を利用されるたくさんの方が目にする場所への広告掲載によって
大輔さんがトータルコーディネートを務めた素敵な物件「ディベルテ浅草」が
さらにたくさんの方に興味を持っていただけると嬉しいなと思います!
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[Number Web (Column Number Ex) by 松原孝臣 2019.01.21 10:30]
https://number.bunshun.jp/articles/-/833244
その言葉は、耳にしてから時が経てば経つほど、重みをもって迫ってくる。
「自分はスケートが好きなんだ、と言えるようになりました」
2019年1月上旬。
現在発売中のNumber970号のインタビューで、高橋大輔はそう語った。その穏やかな表情に、思わず見入らざるを得なかった。
昨年7月、高橋の現役復帰の発表は大きな反響とともに迎えられた。2014年の引退発表前、最後に出た大会は同年2月のソチ五輪。試合から遠ざかっていた期間は4年をゆうに超える。しかも32歳で戻るということもあって、いやがうえにも注目を集めることになった。
それから半年。復帰初戦となった近畿選手権から西日本選手権を経て12月、高橋は全日本選手権に出場した。実に5年ぶりのことだった。
さらに出場だけにとどまらず、ショートプログラムで2位につけ、復帰会見の際に目標として掲げた「全日本選手権の最終グループで滑ること」を現実にした。フリーではジャンプでミスが相次いだものの、総合でも2位。2012年以来6年ぶりに表彰台に上がったのである。
■かつては言えなかった言葉。
成績面だけを捉えても鮮やかな軌跡を描いたと言ってよいが、何よりも印象的だったのは、試合の前後や練習で見せる笑顔だった。
ひとことで表せば、いつも「楽しそう」だった。その表情は、内面の表れであるようにも思えた。
「スケートが好き」
そのひとことに、復帰してからの姿が重なり合った。そして「言えるようになった」ということは、かつては言えなかったことを示していた……。
■ソチ五輪前の高橋は、苦しんでいた。
かつての引退前、ソチを目指した高橋の日々は怪我との戦いでもあった。
五輪シーズンの2013年11月末、高橋は右膝に重傷を負った。代表選出を受け、オリンピックへ向けて懸命の調整を続けたが、右膝は思わしくなかった。
いや、右膝の状態はその前シーズンから、痛みが出るなど万全ではなかった。練習にも影響を及ぼした。
「練習したいけれど我慢しなければいけなかったり」
打ちのめされそうになったこともあった。それでも退くことはなかった。そんな状況にあることを公にすることもなく、「怪我は自分のせいですから」と、人知れず戦い続けた。
日本代表として選ばれている以上、代表として背負う義務と責任があると考えていた。期待に応えたいとも思っていた。氷上で心から納得のいく演技がしたいという思いもまた、あった。
■ソチを終えて語った、忘れられない言葉。
意のままにならないコンディションにありながら、誠実な姿勢を貫くことは、だが、過酷な日々を生むことにもなった。1日たりともケアを怠ることはできず、膝を意識せざるを得ない。それでも競技から離れるわけにはいかない。
そんな中で迎えたソチは、総合6位にとどまった。帰国後に右膝の慢性関節炎と診断を受け、翌月の世界選手権も欠場することになった。
そのソチの試合を終えて語った言葉は、ある意味象徴的でもあったし、強く記憶されてもいる。
「本当にぎりぎりでした。何回も心が折れました。そのたびにまわりから活が入ったり、自分でスイッチを入れたり。今はすごく楽です。治療をしていたし、焦りもあったし、頭が常にぐちゃぐちゃしていたのが今はすっきりして、すごい楽。久々に、ぼーっとしているなという感じで、もうすっからかんです」
■「好き」の喜びとともに歩く。
ソチ五輪を終えて、2014年の秋に競技から退くことになったのは、限界まで戦い抜いたからこそだ。当時も今も、そう思う。
ただ、高橋本人の引退に対する捉え方は違うところにあった。今回のインタビューではそれをはっきりと知ることにもなった。
同時に、全日本選手権を終えた高橋の言葉で、復帰までの時間に4年あまりを要した必然性があったこともあらためて知る機会になった。2014年から時間を要したが「スケートが好きなんだ」と口にすることができるようになった重みと喜びに、思いは至る。
今年3月の世界選手権代表は辞退したが、競技者としての歩みは止まらない。きっとこれからも、「好き」の喜びとともに高橋は歩んでいくだろう。
復帰表明後の足取りを見てきた今、そう感じずにはいられない。
~現在発売中のNumber970号「ラブゲームで行こう」では、高橋大輔の独占インタビュー「ピークはまだ先にある」が掲載されています。筆者はNumberWebの連載でもお馴染みの松原孝臣氏。雑誌だけで見られる、笑顔溢れる大きなポートレート写真も満載です! 是非お買い求め下さい。~
Number web サイトに新たにUPされた大輔さんに関する記事は
発売中の雑誌「Number 970号」のスピンオフ的な興味深いコラム。
現役復帰シーズンを通して笑顔が絶えなかった大輔さんが放った一言、
「自分はスケートが好きなんだ、と言えるようになりました」
その重みをソチ五輪シーズン前後のエピソードとともに切々と語ってくださった
松原さんは「髙橋大輔選手」を知り尽くしているスポーツライターのお一人。
大輔さんにとってつらく苦しかった時期、今思い出すだけでも胸が痛みますが
それらを乗り越えてなお「スケートが好き」と言えるようになったことを
ファンと一緒に喜んでくださっているのが伝わる今回のコラム記事でした。
そして「Number」雑誌掲載の記事と今回のweb記事は2つで1つ、
ぜひとも両方を読んでいたきたいなと思います!
「遠い道のりでしたが、やっとスケートが好きになりました♡」
まるで愛の告白のようなw大輔さんのピュアな気持ちがカメラの前で語られていた
「NEWS23」での高橋尚子さんとの対談特集。今回の松原さんの記事から
ふと思い出して見返してみると、常に笑顔の絶えない大輔さんが
楽しそうに氷上練習に励んでいる姿がそこにありました。
すべての経験を糧にして、新たな気持ちでスケートに向き合った復帰シーズン。
生き生きとした表情も成長を止めないその滑りも、どれもが愛おしい思い出です。
改めてUP主様に感謝してお借りします。
◆復帰を決めた"ある演技"
https://dai.ly/x6yaaqi
週明け月曜日は更新ラッシュ!
まずは「D-colo」公式blog更新、
2つの最新記事はそれぞれリンク先でどうぞ。
<D-color ―持つ人、住む人のために、イメージから考える。>
https://www.d-color.tokyo/
*2019.01.21 11:19 「D-color 初顔合わせから!」
https://www.d-color.tokyo/posts/5596470
*2019.01.21 16:32 「マンション経営セミナー」
https://www.d-color.tokyo/posts/5597962
スカイコートさん公式サイトでも公開されている
「D-color」プロジェクトの新動画、お借りします。
https://www.skyc.jp/
◆スカイコート創立50周年記念プロジェクト「D-color」
https://youtu.be/SQofkuPITSs
西田美和さんインスタグラムに大輔さんのD-color巨大広告掲載のお知らせが。
東急東横線横浜駅の改札を入った中の通路壁面に設置されているそうで、
その広告の横幅は6メートル!超特大な大輔さんに会えます!!
1月21日~27日までの期間限定、お近くの方はぜひ現地でご確認を!!
https://www.instagram.com/p/Bs4oqcdhtL-/
インスタ同様にオフィシャルブログにも横浜駅の広告のお知らせ、
スカイコートさん「D-color」プロジェクトの動画のお知らせも。
先日の物件発表会見の際にも上映された映像の一般公開、ありがとうございます!
https://ameblo.jp/nishidamiwa/entry-12434472386.html
白Tが似合う爽やか大輔さん、横浜駅の巨大広告は先日から掲載されている
駅ベンチ広告や日比谷ゲートビジョン動画に加えて宣伝効果は絶大!!
イケメン大輔さんにじっと見つめられているような錯覚に陥りそう?!
駅を利用されるたくさんの方が目にする場所への広告掲載によって
大輔さんがトータルコーディネートを務めた素敵な物件「ディベルテ浅草」が
さらにたくさんの方に興味を持っていただけると嬉しいなと思います!
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