現役時代の大輔さんを長きにわたり指導された歌子先生の対談連載記事、
フジスケサイトの「歌子の部屋」が更新されています。
今回のお相手は林祐輔先生、かつて大輔さんのコーチを務められていたときのことや
現在お二人が指導されている田中刑事選手のエピソード、
四大陸から世界選手権へと進んでいくシーズン後半のことも語られています。
全文は以下のリンク先にてご確認願います。
ここでは大輔さん関連部分のみ抜粋してお借りします。
＜歌子の部屋 vol.16 ／ フジスケ＞
http://www.fujitv.co.jp/sports/skate/archive/2017013001/index.html
～ 長光歌子先生 対談企画 第10回 ： 林祐輔先生 ～
※記事文より抜粋
【歌】…（髙橋）大輔と出会ったのは、林先生が大学生の終わりのころに行った8月の夏合宿でしたよね？
【林】大輔とは合宿の前に1度会っています。最初に会ったのは高槻のリンクでの練習中でした。歌子先生のレッスンが始まる前に軽く滑ろうと思って早めにリンクに行ったのですが、その時たまたま大輔が練習に来て滑っているのを見たんです。第一印象は「スケート上手いな！」でした。彼はとても僕の好きな滑りをしていたんですよ！それで、レッスンが始まる前に歌子先生に「すごく良い男の子を見たんですよ！」って言ったのを覚えています。
【歌】そうでしたね（笑）私もよく覚えています。
【林】それが大輔との初対面の時です。その後に夏合宿で「高槻のリンクにいたよね？」ってしゃべりかけたら「はい！」って素直に返事してくれて（笑）それから仲良くなりましたね。
【歌】林先生が引退の年の西日本選手権は大輔も一緒に出場したんですよね？
【林】そうですね。あの時、大輔はジュニア1年目だったと思います。その後に行われた福岡の全日本選手権も見に来てくれたのを覚えています。
【歌】林先生には本当に感謝しています。就活をして内定ももらっていたのに、それを蹴ってまで、（髙橋）大輔のコーチを選んでくれましたから。
【林】そうでしたね。僕は大学に5年間行ったのですが、4年生でスケートは引退していて、5年生のときに他にバイトをするんだったらスケートの仕事を手伝いたいと思ったんですよね。だから就職活動をしながら大輔を教えたり、歌子先生のお手伝いをしていましたね。それからやっぱりスケートの仕事を続けたいと思うようになってコーチの道を選んだんです。
【歌】私はよく覚えているのですが、大輔がジャッジズセミナーのデモンストレーターに選ばれて、沢山のジャッジの前で演技をしなければならないのに、その時ルッツが急に跳べなくなってしまって。それで林先生に「ルッツの調子を戻して～！」って頼んで、必死で大輔も練習をして、無事にデモンストレーターの役割を果たすことが出来たんですよね（笑）
【林】そうでしたね（笑）僕は大輔がいたからコーチの道に進んだし、彼がいなかったら一般企業に就職していたと思います。
【歌】林先生がコーチになってから、最初は一緒に高槻のリンクで教えていて、高槻のリンクがなくなった後は、大阪の臨海スポーツセンターで受け入れを頂き教えていたんですよね。その後に関西大学ができて、私は関西大学の方で指導するようになり、林先生はそのまま臨海スポーツセンターに残りました。
【林】そうですね。7年くらいは臨海スポーツセンターで指導していました。その後西宮のリンクに移る時に、歌子先生と二人でチームとして教え始めたんですよね。「また歌子先生と一緒にコーチがしたい！」ってずっと思っていましたから、一緒に指導するようになり本当にうれしかったです。
【歌】私はただ後ろで見守っているだけですけど…（笑）
【林】歌子先生が後ろにいるだけで、とても心強いです。
【歌】田中刑事選手が世界ジュニア選手権で銀メダルを獲った時は、林先生は臨海スポーツセンターで指導していた頃ですね。
【林】そうです。
【歌】今でも忘れられないのは「よかったね～」って林先生に連絡したら、「前に大輔が世界ジュニア選手権で金メダルをとった時に帯同させてもらって、海外の試合を経験していたのが、役に立って刑事が結果残せました。本当にありがとうございます。」と言ってくれて…私はその言葉がとても嬉しかったんですよ。
【林】本当に役に立ちました！刑事には大輔の時と同じことをさせたんです。それは、会場をいかに味方に付けるかということです。大輔が世界ジュニア選手権で金メダルを取った時、公式練習がものすごく朝早い日があって、その日の練習は昼からもう一回あるので、他の選手は全員パスし、朝練習会場に行ってみたら大輔一人だけの練習になったんです。早朝から会場の音楽係始めスタッフは全員スタンバイしてくれていました。大輔が時間一杯使って練習し、終了後リンクの中央で感謝のバウをしたらスタッフ全員が暖かく拍手してくれ、会場の雰囲気が大輔色に染まったとうっすら感じました。その経験があったから、刑事の時も2011年の韓国の世界ジュニア選手権ですが、フリー前日の公式練習で他の選手が練習を終えた後も、刑事には最後まで練習をさせました。続々と他の選手が引きあげて行く中、残り15分くらいは一人で滑っていましたね。そうしたら音楽係の方が、BGMに日本の曲をかけてくれたんです。練習が終わった時には皆さんが拍手してくれて。刑事にとっても、僕にとってもすごく良い気持ちで大会に臨めました。前日のショートプログラムは6位だったんですが、フリーでは、なにかが起こるんじゃないかって感じたんですよね。そしたら案の定フリーでは1位になって、結果銀メダルを獲ることができました。
【林】彼は本当に礼儀とかを重んじる人で、年下の子たちに「挨拶をしっかり」や「アップが足りてないからもう1回やった方が良い」とか、よく言っていますね。
【歌】そんな田中刑事くんの強みってなんだと思いますか？
【林】そうですね…。秘めた闘志ですかね。普段は外に感情をあまり出さないんですよね。
【歌】ほとんど顔色を変えないですよね。
【林】そうですね。あと彼の強みは、独特な色気だと思いますね。（髙橋）大輔の色気とは違った刑事オリジナルの色気があるんですよね。彼にしかない色気は練習中ももちろん演技の中でもすごく感じます。
◆2011 World Junior M-SP Keiji TANAKA
https://youtu.be/UEED8nfTOBE
◆Daisuke Takahashi 2002 W.J.C SP
https://youtu.be/PEtQ-b7NooA
刑事くんが準優勝した2011年世界ジュニア、
大輔さんが日本男子初の優勝を成し遂げた2002年世界ジュニア、
2人のSPの演技を感謝してお借りしました。
今シーズンの刑事くんSP「ブエノスアイレスの春」の演技も毎回素敵だなと思いますが
この2011年ジュニアワールドで滑ったピアソラの「ヴィオレンタンゴ」（賢二先生振付）も
刑事くん特有の色気と男らしさが漂う素敵なプログラムだと思います。
そして15歳の大輔さんが披露した初々しさと艶やかさが共存するSP演技、
キスクラに座る4人のギュウギュウした感じも印象深いですｗ
このときの林先生の経験が刑事くんの指導に生かされていたというお話に
胸がジーンと熱くなるような感覚がありました。
そして林先生もまた選手時代には歌子先生に師事されていたんですね～
無知な私にとっては新鮮で興味深いお話ばかり！
またじっくりと読み返したいと思います。
昨日は染五郎さんのオフィシャルブログが更新されていました。
スケート靴を新調することになったというエピソード、
詳細は以下のリンク先でご覧ください。
市川染五郎オフィシャルブログ そめいろ
*2017.01.30 「愕然」
⇒http://ameblo.jp/someiro/entry-12242917705.html
染五郎さんを始め歌舞伎役者さんと大輔さん演じるところの源義経、
いったいどんな絡みが見られるのか…なかなか想像するのが難しいのですが
日本の伝統文化と芸術性あふれるスポーツとの融合は絶対にカッコイイものになるはず！
出演者の追加発表があった公式サイトから、情報をお借りします。
＜氷艶 hyoen 2017 ―破沙羅―＞
http://hyoen.jp/
【公演日程】
*05月20日(土) 開場11:00／開演12:00、開場16:00／開演17:00
*05月21日(日) 開場11:00／開演12:00、開場16:00／開演17:00
*05月22日(月) 開場12:30／開演13:30、開場17:30／開演18:30
【会場】
国立代々木競技場 第一体育館
【出演者】
市川染五郎、髙橋大輔、荒川静香、
市川笑也、鈴木明子、織田信成、浅田舞
【出演者追加】
澤村宗之助、大谷廣太郎 、中村亀鶴
【演奏】
DRAM TAO
【チケット】
[e＋（イープラス)]⇒ http://eplus.jp/sys/web/sports/winter/hyoen/index.html
[ローチケ] ⇒ http://l-tike.com/event/mevent/?mid=250494
[チケットぴあ] ⇒ http://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b1747581
D1SK公式サイトも連日の更新、
大輔さん出演番組の再放送が予定されています。
＜D1SK 髙橋大輔公式サイト＞
http://d1sk.com/
[NEW]
NHK Eテレ「SWITCHインタビュー達人達 アンコール 井上芳雄×髙橋大輔」放送予定
日時：2月25日(土) 22:00～
3月2日(木) 午前0:00～
http://www4.nhk.or.jp/switch-int/
ミュージカル俳優×フィギュアスケーター、表現者としての共通点もあれば
それぞれ異なる強い個性も垣間見えた興味深い対談番組のアンコール放送。
初回放送で見たときとはまた違った印象、新しい発見があるかも！？
ぜひチェックしたいと思います！
yocco
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大輔さんと刑事くんと偉大なるコーチたち＆「氷艶」出演者追加
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