長光歌子コーチの連載企画、「歌子の部屋」が本日更新されています。
今回は対談形式ではなく、歌子先生の単独インタビューがたっぷり。
フィギュアスケート界における今シーズンについてのお話から
五輪プレシーズンの話、プログラムの選び方の話、等々…
大輔さんの名前が登場してくるのは3ページ目からです。
選手にとってのプログラムの選び方、大輔さんの場合。
記事から抜粋でお借りしますので、全文はリンク先にてお願いします。
★歌子の部屋 vol.14
[FujiTV Skating Club (フジスケ) 2016.11.16]
http://www.fujitv.co.jp/sports/skate/archive/2016111601/index.html
【プレオリンピックシーズン】
■平昌オリンピックのプレシーズンですが―
そうですね。ソチオリンピックから、本当にあっという間といった感じですね(笑)
■プレシーズンは選手たちにとってどんなシーズンなのですか―
色々な選手がそれぞれの想いを持って臨むシーズンだと思います。ベテランの選手たちにとってはもちろんオリンピック出場を目指していると思いますし、その上で「どんな若手が出てくるんだろう」と思いながら試合に臨むと思います。それに、これからオリンピックを目指す若い選手たちにとっては、がむしゃらに頑張って、自分の世界での立ち位置をしっかりとアピールしたいと考えていると思います。
毎年選手にとっては大変なシーズンであることは間違いないですが、今年は特に色々な意味で重いシーズンであると思います。
■特にどの辺が大変になってくると思いますか―
選手たちはもちろんですが、周りもオリンピックシーズンを意識してピークの持っていき方や、プログラムの選び方であるとか、色々考えたりアドバイスしたりすると思います。また、例年に比べて大きな大会も多いです。
12月にはGPファイナル、全日本選手権、1月はユニバーシアード、2月には四大陸選手権、冬季アジア大会、3月は世界選手権と続きます。まずは全日本選手権にピークを作り、世界選手権の切符を手に入れ、そして1月2月のどの試合を選ぶか。四大陸選手権は韓国で開催ですが、オリンピック開催国の雰囲気を知ったり、現地のファンを増やすためにも出ておきたいですよね。
また、冬季アジア大会はオリンピックに次ぐ大きな大会です。特に今回の開催地は日本の札幌ですので、日本としてはトップ選手に出てもらいたいでしょう。
そして3月の世界選手権、ここで翌年のオリンピック枠が決まるわけですから、さらに高いピークを作らねばならない。選手の皆様も周りも、コンディション作りやピーキングに例年よりさらに気を使うと思います。
プログラムの選び方については、先日(髙橋)大輔と少し話をしたのですが、彼はあまりオリンピックを意識せず、来シーズンはまた良いプログラムに出会えると信じてやっていくのが良いのでは…と言っていました。
■歌子先生が見られている田中刑事選手は、昨シーズンと同じショートプログラムですね―
プレオリンピックシーズンということもあるので、来年の事を考えると難しいところですが今シーズンはフリーがとてもいいんです。田中刑事選手はフリーに関して来シーズンは、今シーズンと同じプログラムで行っても良いと思えるくらい。4回転が2回に増えていますし、今彼は一つ上の段階に上がろうとしています。ショートプログラムは昨シーズンと同じなので確かに目新しさは少ないですが、慣れている分タイミングや呼吸が合ってきているので、洗練されているものを見せることができると思いますね。
彼は今ファンも増えてきていますし頑張って欲しいです。真面目でとても好青年なんですよ(笑)
【新しいプログラムについて】
■新しいプログラムはどうやって作っていくのですか―
まず振付師さんを誰にするかを決めてオファーをするところから入ります。そこで振付師さんに、滑りたい曲やイメージを伝えて作っていきます。(髙橋)大輔の場合は、いつも「任せます!」って言っていました。彼は彼なりに、自分の好きな曲でやるといつも同じような感じになってしまうから振付師さんに任せたいというのがあったみたいです。振付師さんにお願いをしてから、曲の候補をもとにミーティングをして、そこから振り付けを作っていきますね。
■どのくらいの期間で振付けはできるのですか―
その時々なので、何とも言えませんが、早ければショートプログラムだと3日~4日くらい、フリーでも4日間くらいで出来ることもあります。
■何月くらいに作るのですか―
そこは選手にもよりますけれど、世界選手権が終わって、4月は1か月くらいショーなどに出演したりして、5月・6月くらいに作ることが多いですかね。それでも振付師さんの都合で7月になったりすることもあります。
■振付師さんのつけた振付けを選手がアレンジすることはあるのですか―
振付師さんによっては、作った振付けを絶対に変えちゃダメという人もいますし、ジャンプは選手が跳びやすいように変えても良いという方もいます。
最初は振付師さんがつけてくれたものを一度滑って、その上で相談して振付けを変えていくケースが多いですかね。振付師さんもジャンプのオーダーはよく聞いてくれますよ。
大輔の場合、ニコライ(・モロゾフ)にお願いしていた頃は彼が全部振付けをやっていたのですが、滑りづらい時はすぐに変えてくれました。
逆に、ローリー(・ニコル)のプログラムは基本振り付けは変えられないです。ブラッシュアップしてもらいに彼女のところへ行った時にやりにくい部分を直してもらっていました。
■髙橋大輔さんはシーズン中にプログラムを変えたことがありましたね―
2012-13シーズンの全日本選手権後にショートプログラムを「ロックンロールメドレー」から「月光」に変えて四大陸選手権に臨みました。ロックンロールも大好きだったのですが、どうしても点数が出せずにいて、今思えば思い切りましたね。全然雰囲気の違う曲でしたから。シーズン中に振付けを変えるのは負担になりますね。
◆2013 WFS Daisuke Takahashi SP
ニコライ・モロゾフ氏の振付、大輔さんの2013ワールドSP「月光」をお借りしました。
誰もが知っているクラシックの名曲も大輔さんが滑るとこうなるのか!
と、当時目からうろこが落ちるような衝撃を受けた記憶が蘇ってきました。
厳しい試合も多かった大輔さんにとってのソチ五輪プレシーズン、
それでもステップで満点の評価をもらったこの「月光」のプログラムは
人々の記憶に刻まれた名演技のひとつとなったことでしょう。
試合用のプログラム選びは大輔さんの場合、振付師に委ねることが多かったとか。
シーズンを持ち越して同じプログラムを滑ったというのは怪我をしたシーズン以外はなく、
常に新しい挑戦を続けながら様々な世界観を氷上で披露してくれていました。
そして引退後も、その進化は留まるところを知らず。
今後また見たことのない「髙橋大輔」を見せてもらえることを楽しみにしています!
大輔さんもテレビ中継に携わる「全日本ジュニア選手権2016」、
当日券の販売についての情報がUPされています。詳細は以下のリンク先で。
http://www.skatingjapan.or.jp/whatsnew/detail.php?id=3026
「家庭画報2017年1月号」の表紙デザインが公開されています。
「通常版」も「プレミアムライト版」も『新春ビッグネーム企画』に『髙橋大輔』の名前が。
情報を感謝してお借りします。
★新年号には、髙橋大輔さん、岡田准一さん、中村七之助さん、尾上松也さんらが登場!
[家庭画報.com お知らせ]
http://www.kateigaho.com/information/information/20161028_2520_1.html
●『家庭画報』2017年1月号
2016年12月1日(木)発売(関西・東海地区は11月30日発売)
http://www.kateigaho.com/information/information/20161116_2585_1.html
【新春特別3大付録】
1 モーツァルト名曲CD 全17曲
2 髙橋大輔 特別両面ポスター
※「プレミアムライト版」の付録ポスターとは写真が異なります。
3 宮内庁御用達「箸勝本店」 吉野桧福箸5膳セット
【新春ビッグネーム3大特集】
・髙橋大輔 氷上のアーティスト 今、新たなる飛躍へ
●家庭画報2017年1月号臨時増刊 『家庭画報プレミアムライト版』
2016年12月1日(木)発売
http://www.kateigaho.com/information/information/20161116_2588_1.html
【特別付録】
髙橋大輔 特別両面ポスター&ポストカード2枚
※「通常版」の付録ポスターとは写真が異なります。
新春ビッグネーム3大特集】
・髙橋大輔 氷上のアーティスト 今、新たなる飛躍へ
今朝お知らせした大輔さんの対談番組出演情報、
井上芳雄さんのオフィシャルサイト「Gran Arts」でも告知されています。
http://www.grand-arts.com/works/2016switch.html
異なる分野で活躍する2人の"達人"が出会い、語り合う番組「SWITCHインタビュー達人達(たち)」に、 井上芳雄がフィギュアスケーター高橋大輔さんと出演します。
番組HP:http://www4.nhk.or.jp/switch-int/
その道の第一線で活躍している「達人」の2人が
お互いの仕事場を訪ねて共通点や成功への道を探っていく、
といった趣向の番組(Wikipedia参照)ということで。
もしかしたら井上さんが大輔さんのいるスケートリンクを訪問したり、
はたまた大輔さんが井上さんの舞台や練習場を訪問したりするのかも??
同じ30代、表現者として生きる2人の対談。とても興味深い番組になりそうです!
yocco