10月も間もなく終わり、少しずつ冬の足音も聞こえてきていますね。
寒い季節に心がホカホカ温まるような素敵な対談記事が届きました。
フジスケtwitterからの情報をお借りします。
http://www.fujitv.co.jp/sports/skate/archive/2016102801/index.html
こんにちは!急に寒くなりましたね。フジスケでは歌子の部屋vol.13を公開しました!
今回の対談は髙橋大輔と歌子先生を支え続けたあの方です!
★歌子の部屋 vol.13 ~長光歌子先生 対談企画<第9回>~
[フジスケ 2016.10.28]
http://www.fujitv.co.jp/sports/skate/archive/2016102801/index.html
■お二人の出会いについて
【歌子(以下:歌)】(髙橋)大輔は、元々ポルトガルのカルロス(・アビラ・デ・ボルバ)さんというトレーナーさんに付いてもらっていたんですけど、日本でトレーナーを探したいということで、見つけてもらったのが渡部トレーナーでした。フィギュアスケートのトレーナーになるのはものすごくイレギュラーなことですよね。
【渡部文緒(以下:渡)】すごく特殊ですね。
【歌】(髙橋)大輔と初めて会ったのは関西大学のリンクでしたよね。
【渡】関大のリンクに行くのに、野辺山か何かの合宿明けでリンクまで行く手段がないと髙橋(大輔)が言うので、高槻駅で待ち合わせをして車に乗せて行ったのが初めての出会いです。真っ黒でチャラチャラしてる感じだなあ(笑)と思いましたね。19歳でしたし、チャラ男だなあと思いました。それで車に乗せたらすぐに寝てしまったんですよね。リンクに着くまでのわずかの間に。
【歌】たぶんアメリカから帰ってすぐだったんですよね、時差もあると思うけど、車に乗るとすぐに寝るタイプだから(笑)
【渡】でもその後滑っている姿を見たときに、これまでフィギュアスケートを間近で見た事がなかったので、ものすごく驚きました。氷の上をすごいスピードで泳いでいるような感じで。
【歌】私もそのリンクについた時に初めて渡部トレーナーとお会いしたんですよね。(髙橋)大輔に後で「どんな感じの人?」って聞いたら「うん、いい。いい感じ」みたいな反応をしていました。
【渡】最初半月くらいは合うか合わないかもわからないし、試用期間みたいな感じだったんですけどね。
【歌】こんなに長い付き合いになるとは(笑)
【渡】息子が0歳の時からの付き合いなので、息子の年齢=付き合いみたいな感じですね。
■トレーナーの仕事について
【渡】日本には3種類のトレーナーがあって、僕らのようなフィジカルコーチをするトレーナーと、鍼灸のような東洋医学を行うトレーナーと、理学療法士の西洋医学のトレーナーとがいるんですが、僕はケガをしない予防のトレーニングがメインで、ケガをした選手のトレーナーとは全く異なりますね。だから僕が(髙橋)大輔についている間はマッサージをほとんどしなかったですね。
【歌】マッサージされるのも嫌っていましたしね、渡部さんの考え方はケガをしないよう自分の身体のコンディションを整えようというのが基本ですので、(髙橋)大輔自身がそれに反したくなかったみたいです。色々な試合に行くと、色々な先生が来るんですけど、昔試合前に男の子たちが帯同したトレーナーさんから、普段受けていないマッサージを受けて身体が緩んじゃって、ジャンプが全然飛べなくなっちゃったこともありました。
【渡】普段から練習とマッサージを交互に受けている人だったらそれでもいいんですが、普段と違うことをするとバランスから何から壊れてしまうんですよね。
【歌】選手のメンタルの部分をコントロールしやすい立場なので、そこに入り込んでしまうトレーナーさんも時々いらっしゃいましたね。トレーナーさんが選手のメンタルを主にコントロールすると、コーチとの信頼関係のバランスを崩してしまうことにもなりかねませんから。渡部さんは絶対にそういうことはしなかったので、ずっと信頼して来ました。
【渡】やっぱりチームは崩しちゃいけないんですよね。領分を出ることは絶対にしないです。選手が一番困るので。
【歌】渡部さんには本当に助けていただきました。今もですけど…。
【渡】全然そんなことはないですよ!自分に足りないものは外から、僕みたいに専門的な人間を快く受け入れてくれて、チーム大輔というのか、そういう環境を作れるというのは本当に感謝しています。
(途中省略)
■高橋大輔さんについて
【歌】(髙橋)大輔との思い出で一番残っているのは何ですか?
【渡】バンクーバー五輪の年ですかね。彼は本当に周りに気を使う人じゃないですか。その気遣いが彼自身の中でストレスになってしまって、辛そうだった時期がありましたね。
【歌】私と渡部さんにはそのイライラをぶつけるんですよね(笑)渡部さんは我慢してくださるけど私はケンカになってしまって。バンクーバー五輪の年はケガもあって色々辛かったですし、でもそれを一緒に乗り越えられたから渡部さんとは親友みたいな関係になったのでしょうね。【渡】あの年は僕にとっても本当にいろいろ考えさせられる年でした。(髙橋)大輔がケガをして、自分はトレーナーという職業なので自分がついていながら選手がケガをしたということに大きな責任があって、僕自身荒んでしまっていて、トレーナーどころか人生辞めそうになりました。でも、家族に衝撃的なことを言われて自分の状態に気づいたんですよね。
【歌】なんて言われたんです?
【渡】「文緒が元気じゃなかったら、髙橋大輔さんも無理じゃない?」って言われました。
【歌】はーすごい、本当にいい奥様なんですね!!
【渡】これ奥さん自慢話じゃないですよ!!(笑)
【歌】バンクーバー五輪で銅メダルだった後、(髙橋)大輔と渡部さん二人で号泣していましたよね。それを見てすごいことをやったんだと思いましたね(笑)あの時結果は銅でしたけど、私達にとっては金メダルですよね。
■スポーツメンタル
【歌】スポーツ全般において、選手のメンタル部分は大事だと思うんですけど、渡部さんはどう考えますか?
【渡】ラグビーの日本代表が活躍して今スポーツメンタルが注目を浴びているのですが、日本国内ではスポーツメンタルという分野で働いておられる方は数多くはありません。そういう方に、ジュニアの合宿などで講演していただいたりしているんです。「ルーティーンを作ってやりましょう。」だったり、モチベーションを作るためにはどうするべきかを考えたり。基本的には「プラス思考にしましょう」という学問なんです。でも(髙橋)大輔のようにマイナス思考から力を発揮する選手もいます。今の子たちはマイナス思考でも力を発揮することができる世代なんですかね…。あんまりメンタル強くないけどやれる。その子供たちはスパルタで鍛えていくのは向いていないですよね。メンタルの部分は選手たちにとって、とても重要な部分だと思いますが、十人十色なのでそこのケアはかなりシビアな部分ですよね。歌子先生こそ、コーチとして頭を悩ますところじゃないですか?
【歌】比較的女の子はスパルタでも耐えられるんですよね、でも意外と男の子が難しいんです。
【渡】そうですよね。その選手の持っている感情の部分は、すべて理解できませんから。それでも少しでも理解をしていくことが大事だということは(髙橋)大輔から学びました。彼の場合はマイナス思考を受け入れるところから始めました。
【歌】ニコライ(・モロゾフ)は(髙橋)大輔の気持ちのコントロールが本当にうまかったですよね。彼からするとニコライは神のような存在だったから、ニコライの言ったことは守っていましたね。トリノの前のGPファイナルに日本人で初めて3位表彰台に上った時に、私も大輔も満足してたんですよ。でもニコライは大輔を呼んで「お前は3番で満足しているのか?」って聞いて「お前は世界で1番をとれるんだ!こんなので満足するな」って怒ったんです。調子が悪い時には怒らないのに、良かった時に怒られたっていうのがとても衝撃だったみたいで、まだ上を目指せるんだっていう風に気持ちを持てたらしいです。
■渡部さんについて
【渡】サッカーの指導者になりたくて、4年間くらいサッカーの指導をしてた時があったんですが、でも自分が上に立ってやるっていうのが性格上ちょっと違うなと思って、下から支えたいと思ってトレーナーを目指しました。当時日本はトレーナーに関してはまだまだ未知数なところがあり、アメリカに渡って勉強したんです。その後、札幌に帰ってきて日本でもう一回勉強しようと思い、関西人の人柄にひかれて関西に行きました。そして2005年に5年間の契約で会社所属のトレーナーになったんですけど、その間に「髙橋大輔」という大きな存在に出会って、2011年に会社を辞めてフリーになりました。当時もそうですけど、僕がオリンピックについていくなんてことは思ってもいなかったです。
【歌】人との出会いって本当に不思議ですよね。その先の人生が変わることもありますし。
【渡】本当にそうですね。歌子先生や(髙橋)大輔との出会いは、とても素晴らしい出会いだったと思います。
【歌】ありがとうございます。渡部さんは今も色々な方々のトレーナーを務めていらっしゃいますけど、将来はどんな目標があるんですか?
【渡】そうですね…。僕たちトレーナーの仕事は、選手が結果を出してくれる事が、自分の仕事の結果にもつながるんです。だから、選手が結果を出せなかったときは僕も反省します。選手が結果を出してくれたときでも、あまり良い内容ではなかったとき、改善点を修正することに努めます。そうやって選手のために努力することで、選手が結果を出してくれたとき、やっとトレーナーとしての仕事ができたなと思うんです。だから目標ではないですが、日々選手のために最善を尽くしていくのが、僕のやるべきことだと思います。
【歌】やっぱり戦っている選手には一番良いコンディションでパフォーマンスをしてもらいたいですしね。
【渡】はい!その上で、上の世代が自分たちに伝えてきたものを、これからトレーナーをやっていく方々に伝えられたらと思います。
【歌】渡部さんの信念が受け継がれていくのを本当に楽しみにしています。やっぱり、私だけでは色々とダメになっていたかもしれないところを渡部さんやニコライ(・モロゾフ)がいたから頑張れたんですから!本当に感謝しています。今日はありがとうございました。
大輔さんとの出会い、大怪我を乗り越えてのバンクーバー五輪、
たくさんの思い出とともに「高橋大輔」について歌子先生と語ってくださった
渡部トレーナーは引退後の今もなお大輔さんとは良き友人であり、良きトレーナー。
舞台「Love on the floor」で初めてのダンスに挑んだ大輔さんのコンディションも
渡部トレーナーが支えてくださっていたことを公演パンフレットで知ったときは
心底うれしくて心強く感じたことを今も覚えています。
選手時代の大輔さんを支えてくださっていたチームD1SKの存在、
今もなお大輔さんを見守ってくださっているお二人に感謝の気持ちでいっぱいです。
素敵な対談を企画してくださってありがとうございました!
https://twitter.com/tbschannel/status/791942651087958016
OAまで、あと1日!前編はプログラム制作過程から開演直前までに密着。
ソロナンバーはそれぞれのスケーターが思い入れのあるプログラムを披露しますよ♡
あす29日(土)午後5時30分から、テレビ初独占放送!どうぞお楽しみに(^-^) http://tbsch.eng.mg/3737f
カバー写真が「Stars Greeting in Hawaii」仕様のTBSチャンネルtwitterより、
練習着のスケーターたちと番組のご紹介。ありがとうございます。
公式facebookもカバー写真更新、番組のお知らせもUPされています。
https://www.facebook.com/cstbs/posts/2150689981823287/
放送を見た方が応募できるハワイ土産のプレゼントは大輔さんたちのサイン入り!
情報を感謝してお借りします。
★『Stars Greeting in Hawaii 前編』高橋大輔さん、荒川静香さん、浅田舞さん、イリヤ・クーリックさん、宮本賢二さんから素敵なプレゼント!
[CS TBSチャンネル 2016.10.28 17:00]
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/ichioshi/sgih_part01/
高橋大輔さん、荒川静香さん、浅田舞さん、イリヤ・クーリックさん、宮本賢二さん、5人のトップフィギュアスケーターたちが、ハワイで“1日限りのスペシャルスケーティング”を開催!TBSチャンネル2では、オリジナル番組『Stars Greeting in Hawaii(スターズ・グリーティング・イン・ハワイ)』を前後編にわたって放送!10月29日(土)放送の前編では、日本でのプログラム制作過程から開演直前までをお届けします!
そこで!今回は番組をご覧の方だけに、超プレミア!5人全員の直筆サイン入りトートバッグとマグカップが抽選で当たるプレゼント企画を実施します!
10月29日(土)午後5時30分からの『Stars Greeting in Hawaii 前編』放送内で発表されるキーワードを、応募フォームに記入してください。
ぜひ、番組をみて、どしどしご応募ください!
<応募期間:10月29日(土)午後5時30分~11月28日(月)午後5時まで>
高橋さん、荒川さん、浅田さん、クーリックさん、宮本さんの直筆サイン入り
●トートバッグ:2名様 ●マグカップ:3名様
こちら、「スカパー!」公式サイトからも10/29放送のお知らせ。
https://twitter.com/sptv_sports/status/791912410047057920
ハロウィーン目前!昨年のNYでの思い出が小林尊さんtwitterに。
大輔さんの歌舞伎ロック、本当に良く似合ってましたよね~
https://twitter.com/FReeKobi0704/status/791645603117666305
ハロウィーンの日が発売日!大輔さん表紙本の中身を「チラ」
KISS&CRY編集部さんtwitterより、ありがとうございます!
https://twitter.com/TeamKISSandCry/status/791877872759676928
今夜も遅い時間のブログ更新になりました。
毎日追い切れないくらいたくさんの情報があって嬉しい限り。
特に「NEWS ZERO」「SmaSTATION」と続く生放送のテレビ出演は
大輔さんの「今」をダイレクトに感じられる幸せな時間。
現役時代とはちょっと違う種類のドキドキワクワクをまた楽しみたいと思います!
yocco