フィギュアスケート界のレジェンド、と紹介されて
アトリエ風のセットの奥から登場してきた大輔さん。
新番組「ハートトレジャー~心の宝物~」の1人目のゲスト出演は
25日(日)の夕方からの放送でした。
映像はバンクーバー五輪FS「道」なのに、BGM はFS「道化師」。
MCの寺島しのぶさんが書かれているオフィシャルブログ、
2012年12月23日の言葉に大輔さんの全日本FS演技の感想や
NHK紅白歌合戦のこともチラッと触れていらっしゃったようで…
⇒http://www.a-petits-pas.net/terajima/column/201212/
大輔さんのファンでいらっしゃる寺島さんが(ご本人いわく)ゴリ押しで
お隣の席にしてもらったという,話は今回大輔さんも初めて知ったみたい?!
ちょっと驚いたような、でも嬉しそうな表情に見えました。
ひとつめの宝物はスケートを初めて1ヵ月後くらいに出場した試合のときの衣装。
スケートとの出会いやご家族の話、故郷でのエピソードやジュニア時代のこと、
長光コーチとの運命的な出会いのことにも触れながら
フィギュア史に残る戦績の紹介やお宝映像も公開してもらえて嬉しかったです。
ひとつめの宝物は大輔さんにとってどんな存在か?と聞かれての言葉。
「この衣装ひとつ作るのにも家族だけじゃなくて親戚の人の手だったりとか…
僕自身がここまでやってこれたのは家族以外の支えがなかったらやってこれなかったので、そういった…協力してもらえるって言うんですかね、たすけてもらえるっていうものがここからスタートしてたのかなと思うんで。」
「チーム大輔のはじまりですね」
と寺島さん。まさに大輔ファン!お詳しいんですね~(笑)
大:「そうですね、えへへ(笑) これやっぱ一番最初なので、
それ以降も何個もありますけどやっぱり思い出は強いかなぁ、
ま、僕より…僕もそうですけど親の思い入れが一番強いのかな、と。
ま、それも宝物だな、とは思うので」
初めての衣装とそれにまつわる家族や周囲の人たちの思い、
その全てが大輔さんにとっての宝物。そんな心に沁みる温かいエピソードの後には
バンクーバー五輪の話もあり、大怪我の話も結構詳しく流れましたね…
夢の舞台でアジア人フィギュア男子初の快挙、
大輔さんの手から寺島さんの手にそっと乗せられた重みのあるメダル。
二つ目の宝物は「日本人の誰もが記憶するバンクーバー五輪の銅メダル」。
「このバンクーバーの銅って日本中が湧いたし、日本人が表彰台に乗ってるってことで
も~う盛り上がっちゃったし…もうほんとに高橋さんがパッてやった(両手を広げた)
瞬間に、もう正座しながら号泣でしたから、私は。」
ここでも大輔愛を熱く語ってくださった寺島さん、フィギュアスケートの魅力についても
・お客さんを取り込むところ
・ミスしたときにも自分で立て直すメンタルの強さ
・人を取り込むのってジャンプじゃないと思う
・見ていて思わず拍手したくなるような気持ちになる
・会場の空気がひとつになったと感じて爽快になることがある
等々、女優という表現者ならではの感性豊かな視点から、
演劇の世界との共通点を交えつつフィギュア愛を込めて話してくださっていました。
一体感が感じられるのかもしれない」
そう語っていた大輔さん、会場とのフィーリングの話も興味深かったですし
バンクーバー五輪という宝物の存在についての言葉も深イイ話でした。
「3番って嬉しくないはずなんですけど、今まで勝ち取ってきたどのメダルよりも重くて…
僕のスケートっていうものを知らしめてくれたもの、僕の人生でこれがなかったら
今の自分はないかなっていう…すべてはここなのかなって思いますけどね」
3つめの宝物は2013年世界選手権開催中の大輔さんの誕生日に
スケーター仲間たちが贈ってくれたという手作りタンブラー。
真央ちゃんが書いていた素敵なメッセージ、文字がすごく可愛いですね!
試合後のバンケットが終わったあとも仲間たちでまた部屋に集まって
朝方まで話をしては寝不足のまま帰るってパターンも多かったそう。
足の怪我があって出場を辞退した2014年東京ワールドの1年前。
奇しくも現役最後となったロンドンワールドは思うような結果が残せなくて
かなり悔しい大会だったはず…それでも一緒に日本代表として出場していた仲間たちから
心のこもった粋なサプライズのプレゼントが大きな励ましとなりパワーとなったことでしょう。
使えずに飾ってあるという大切な宝物、改めて見せてくれて嬉しかったです。
そしえtタンブラーだけでなく、仲間たちの存在そのものが大輔さんの宝物なんですね。
タブレットを取り出して寺島さんたちに見せていた写真は「SOI2015」のときのメンバー。
チャーリーのインスタにも同じ服装で写っています。
https://www.instagram.com/p/x_PBcBMT4t/
小さい時から一緒に過ごす時間が長かった仲間たち、
時が経ってそれぞれ歩む道が変わってきている中でも
良い意味でのライバル心を持ちながら互いに輝き続けたい…
引退後の大輔さんが抱いている仲間への思いが素敵だなと思ったり。
「僕は滑っていきます、とりあえず体が動くまでは滑ろうかな、
滑らしてもらおうかなと思っているんですけど」
と大輔さんの言葉にホッと胸をなでおろしたり。その一方で、
「滑ってくださいよ!」「ファンから言わせてもらうと見足りないです!」
と返してくれた寺島さんにはひたすら共感するばかりでしたね~
大輔ファンの思いを代弁してくれているかのように
直接大輔さんに向けてハッキリと言ってくださったのが本当に有り難かったです。
タンブラーの表面に書かれたメッセージの中に「崇人」の文字も発見。
真央ちゃん佳菜子ちゃんあっこちゃんの女子3人だけでなく
同じ大会に出場中の無良くんも大輔さんの誕生日をお祝いしてくれていたんですね!
仲間たちへの思いがたくさん詰まった宝物のタンブラーについて語る
大輔さんの表情は終始穏やかでとても柔らかな笑顔でした。
「これは物に例えやすかったんでずけどやっぱりスケート…
この時代と一緒に動いてきたスケーター、やっぱり頑張ったからこそ
今のフィギュアスケートというものがあるので…
先輩方のあれもありますけど今の時代を作っているのは彼らがいたからかな、と。
これが一人だけだったら絶対ここまではなかっただろうし
ほんとにスケート仲間っていうのは変えれるものはないので
一生の宝物かなと思っていますね」
大輔さんの3つの宝物ストーリーを一枚の絵に…その制作中の構想について
「進行形のかたちにしたい。先へ先へとまだ進んでいく、
未来へ向かっていくというイメージがふっと浮かんだんですよね…」
と語っていたイラストレーターわたせせいぞう先生。
バンクーバーで区切りとなり、その先にある大輔さんの未来と
あとに続く後輩たち。氷上に映ったシルエットも描いてくださってましたね。
下書きからペンを入れて色を付けていって…
「髙橋さんっていうと、体から出てくる音楽を通して、
氷上であれ舞台であれパフォーマンスをしますよね。
そういう髙橋さんに僕の絵がエールになれば…
髙橋さんの羽ばたく絵にしたんですけどいかがでしょうか?」
緊張しながら布を丁寧に開いていった大輔さんが
絵の全体を目にした瞬間の驚きの声と喜びの表情がそのまま答えになっていました。
プレゼントへの感謝の思いとポジティブな今の気持ち、
大輔さんらしい気遣いのある言葉が印象的でした。
「今のこの時期のタイミングで、僕も前に向かっていかなきゃと思ってて
やっとスケートを軸にこれから新しい世界を作っていこうと…
そういうメッセージをもらったみたいで嬉しいです、はい」
「こんな素敵な絵を描いてくださってありがとうございます。
こういうふうに僕を見てくださって、これから前を向いていくっていう
その後押しになるような絵を描いてくださったので
これを毎日見てしんどい時も頑張っていけるなっていう気がします。
また僕の新しい宝物になったと思います!ありがとうございます!」
夕方に一通り番組を見たのですが、後半のゲスト友近さんと寺島さんとのトークも楽しくて
最後にわたせ先生が描かれた友近さんへのイラスト画もハートフルな作品でした。
またMCお二人にとっての宝物の紹介もあって、見ているこちら側にとっても
心の栄養になるようなお話がたくさん聞けた素晴らしい番組でした。
大輔さんや寺島さんの言葉を確認しようと何度も見返したり
わたせ先生のハートフルな絵に見惚れていたりしていたので。
今夜もまた遅い更新、長文記事になってしまいましたが…
やっぱり記録としてここに残しておきたくて。
感動冷めやらぬうちにと書き上げた次第です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
yocco