「大輔か…大変だったな…(笑)」
本田武史コーチのこの一言に凝縮されている教え子・髙橋大輔選手のとの思い出。
昨夜が初回放送だったフレンズ+武史先生ゲストの後編、
語られた大輔さんとのエピソードはどれも興味深い内容でした。
現役引退後に長光先生から大輔選手のジャンプコーチを依頼されて引き受けたのは
2006年7月のことだったそうです。トリノ五輪後の大輔選手は歌子先生と海外武者修行へ、
その間の小さな教え子スケーターの女の子たちへの指導もいきなり任されて
当時は相当な戸惑いを感じていたと武史先生は話していました。
5歳年下の後輩スケーターへの指導も試行錯誤の連続。
大輔選手はすでに国際試合で4回転ジャンプを跳んでいた時期で、
引退してまもない武史先生は自分自身の4回転との感覚と
大輔選手が持っているジャンプの感覚とを照らし合わせながらの指導だったそうです。
「俺はこんなふうにしてたよ」とアドバイス的な言い方がほとんど、
あまり「こうした方がいい」という指示的な言い回しはしなかったとのこと。
教え子としての大輔さんの印象はこのような言葉で語られていました。
「大輔は特別だったかも」
「芸術っぽいジャンプを跳ぶ」
「流れの中でいくジャンプ」
「大輔は、本番は思いっ切り(行くタイプ)。
なんでそんな回転速度に変わるのかというくらい
(本番では)ジャンプの質が変わる。」
高橋大輔選手にとっての最後のオリンピックの舞台も会場で見ていた武史先生。
そのときを振り返っての言葉がずっしり胸に響き、
試合中の美しいフォトに思わず涙がこぼれそうになってしまいました。
「やっぱり怪我があったあとだったので、すごくつらい練習もみてましたし、
ちょうしが上がってこないイライラ感も見ていたので、
最後のビートルズメドレーであんだけ清々しい顔で滑ってるのを
そのシーズンはほとんど見てなかったので『あ~よかったな』っていう…
ジャンプの成功失敗に関係なくプログラム全体が気持ちがこもってて良かったな…」
選手としての本田武史というスケーター、
その輝かしい歴史は日本フィギュア男子の歴史そのもの。
4回転を武器に世界と戦い続けた偉大な功績や印象深いプログラムは
この先もなお語り継がれていくことでしょう。
「FOI2013」でのスペシャルコラボでも披露された「アランフェス協奏曲」は
武史先生にとって特別なプログラムとのこと、当時の衣装の実物を見ながら
お互いにプロ転向10周年という荒川さんとのトークはお二人の歴史をも感じさせるものでした。
番組最後には次回の予告映像が!
オシャレな大輔さんの全身コーデも見られました。
大輔さんゲストの前編でのトークもチラッと。
「自分のわがままを通さしてもらいます、
みたいなところがあったから
素直に嬉しかったですね」
(将来は振付師?と聞かれて)
「自分で試してみようと思ったんです、
ニューヨーク言ってる間で…」
「昌磨に取材に行ったんですけど
『なんか』の連呼(笑)」
スケーターとしての再始動、大輔さんの本音が語られるトーク番組、
初回放送は6月27日(月)22時から。今から待ち遠しいです!
新たなステージへ向かう30歳の大輔さんへの熱いエール。
ソチの大輔さんもチラッと入っている寄せ集め動画をUP主様に感謝してお借りします。
◆Daisuke Takahashi~Brave!
https://youtu.be/AVRodZqAH5s
次に大輔さんが出演するアイスショー、6月11日、12日の「PIW2016大分公演」。
公演に向けて、ふれあいタイムの注意事項がUPされています。
参加される方は一度目を通しておかれることをオススメします。
⇒http://www.gakuon.co.jp/piw2016/ticket.html#fureai
華やかな舞台で輝き続ける大輔さんを出来るかぎり長く見ていたい、そう願う一ファンとして、
これからも高橋大輔さんのことを温かく見守り応援していきたいと思います!
yocco