★アメリカとカナダが上位独占!金メダルのチョック&ベイツ組「世界選に向けて大きな自信になります」| ISU四大陸フィギュアスケート選手権2023 アイスダンス レビュー
[フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部 2023.02.26]
https://news.jsports.co.jp/skate/article/20190310224482/
本気メンバーを送り込んできた北米のアイスダンス超大国2カ国が、2023年四大陸選手権アイスダンスの上位6席を当然のように独占した。アメリカのマディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組が、自身としては3度目の、アメリカ勢としては5年連続の戴冠。表彰台の両脇には、カナダの2組、ロランス・フルニエ・ボードリー&ニコライ・ソレンセン組とマルジョリー・ラジョワ&ザカリー・ラガ組が立った。…
※途中省略
…一方でディフェンディングチャンピオンのキャロライン・グリーン&マイケル・パーソンズ組(アメリカ)は、RD最終盤に男性が転倒。FDでは納得の演技が出来たと語るが、トータルでは5位終了。「世界選手権に向けて技術的な部分を見直していく」と、気持ちを引き締めた。
やはり1年前の銀メダリスト、村元哉中&高橋大輔組もまた、転倒に悩まされた。RDは滑走グループの全組がことごとく転ぶという難しい雰囲気の中で、村元がやはりミッドラインステップシークエンスでバランスを崩した。スピードに乗り、攻めの姿勢を貫き続ける中での、転倒だった。FDは高橋が2度転んだ。本人曰く、標高や疲労のせいではない。ただ「1度目の転倒で、気持ちがプツっと切れてしまった」と振り返る。
3つの転倒が響き、最終成績は9位で終えたが、「確実なレベルアップ」は実感できた。重要な国際大会でダイアゴナルステップがレベル3の評価を受けるのは「初めて」と、村元は数字につながる成長を確認し、「これだけの過酷な環境下で、最後まで滑りきれたことは自信になる」と高橋も力強く頷く。
なにより世界トップレベルのアイスダンサーたちと戦う経験を、もう1つ重ね、悟りを開いた。「自分たちは自分たち。周りは気にせず、ただ自分たちのベストを尽くすだけ」。カップルにとって2度目の世界選手権へ向けて、最高の心構えができたようだ。…
J SPORTS フィギュアスケートコラムの四大陸アイスダンスレビュー、
かなだいについて書かれてあった部分を中心にお借りしました。
標高1800メートルでの開催で特にアイスダンスでは異例の転倒者続出で
「アスリートにとって危険」「高地での大会は止めるべき」という提言もあった大会。
(参考記事:https://the-ans.jp/news/302808/
厳しい状況下ではなかなか思い描いていたような演技には至らなかったかもしれませんが、
確実に進歩している部分をプラスに捉えて次の試合を見据える2人が頼もしく感じられました。
日曜午後のJスポ「四大陸選手権2023アイスダンスFD」の放送から、
かなだい演技後の解説コメントも書き起こして記しておきます。
解説はISUテクニカルスペシャリストの東野章子さん、実況は小林千鶴さん、
ジャッジ目線からの的確な説明に加えて成長ぶりについても挙げてくださっています。
<ISU Four Continents Championships 2023>
~Ice Dance Free Dance~
[Starting Order / Detailed]
https://results.isu.org/results/season2223/fc2023/SEG008.htm
[Judges Scores (pdf)]
https://results.isu.org/results/season2223/fc2023/FSKXICEDANCE----------FNL-000100--_JudgesDetailsperSkater.pdf
東:スタートから非常に良かっただけに…
小:そうですよね~
東:ステップシークエンスのところでちょっと転倒する前に瞬間
後ろにいってバランス崩したかなぁと感じたんですが
やはりそれが転倒につながってしまいましたけど、
村元さんがとっさにツイズルで2人別々にターンするっていうこと…
組み合わせだったのですぐに続けましたよね。良い決断だったと思います。
男性と女性と別々にレベル評価になりますのでそれぞれに欠損部とか
考慮に入れなければいけないので、これは大変に良い判断だったと思います。
最後のコレオリフトのところで回転の最後バランスを崩しているようには
見えなかったんですけども、大分高地での戦いが厳しかったんですかね~
ステップシークエンスの転倒からキャッチアップした時からブレードも
非常に不確かだったので…
(演技をVTRで振り返りながら)
東:この最初のステーショナリーリフトまでのテンポがポンポンポンポンといくんでね~
このストレートリフトとローテ―ショナリーリフトは
非常に昨年よりも精度を上げてしっかりとして良い流れになっています。
このツイズルがですね、やはりファーストは良かったんですけれど、
セカンドのところでチェックスリーとしてダウングレードはされると思うんですけど…
ダンススピンもとても安定感が昨年より増してしかもラインも綺麗になっていますから
(男性転倒)ここですけど一瞬ブレードの方に乗ったかなと思って
すぐにこれあの~進行を続けたのでね、すぐにキャッチアップですね…
ここ、最後の最後のところで、これ転倒ひとりで…手をついているんですけど…残念。
小:そうですね~最後の2つの要素のところで転倒ということになりますね。
東:そうですね、しかもエレメンツ中の転倒になりますので
フォールインエレメンツということになりますと…
小:2度の転倒があってディダクション2です。95.65というスコアは滑った中での3位、
トータルスコアも滑った中での3位という成績になっています。
東:非常にあの~前半の構成、そしてプログラムのリズムでこう
畳みかけるようなことが良かっただけに…
◆速報!【四大陸フィギュア】村元哉中&高橋大輔組アイスダンスFD<ノーカット>
映像はフジテレビSPORTS動画からお借りしましたが、
JスポではFD5分間練習のかなだいの様子も見られた他
表彰式後には日本選手2組のFD演技後インタビューもありました。
大輔さんは2度の転倒について質問されて
「多分足に来てたのはあると思うんですけど、自分の感じとしてはいつもよりかは
来てる感じはなくてうまくいってると思ってたので、思わぬところでこけてしまって
ちょっと集中の糸が切れてしまったというか、その失敗を引きずったまま…
気持ちを上げきれなかったというところが最後の転倒にも出てきたかなと思います」
といったコメントをしていました。また、トップ選手たちと戦ったことについても
「基本的に試合っていうのが一番いろんなことが吸収できますし、
一番経験値が上がるものが試合だと思うので、トップレベルの選手たちと滑れたことで
より一層自分たちにとっては確実にプラスになる、すごく良い経験だと思います。」
と話していて、世界選手権に向けての意気込みについてはトップ10という目標の前に
パーフェクトな演技を目指すという哉中ちゃんの言葉もありました。
番組最後の東野さんによるアイスダンス総括コメント、
「村元高橋組は次の世界選手権に向けてさらにブラッシュアップしてくれると思います」
という期待の込められたエールが嬉しく感じられました。
四大陸での悔しい気持ちをバネにして3月のさいたまワールドでは
自分たちが納得のいく演技を披露できるよう心から願っています。
<フィギュアスケート傑作選 あの時、キミは…/フジテレビONE TWO NEXT>
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/920200152.html
◇03月15日(水) 23:00~24:00 フジテレビTWO(CS)
[初回]「2023edition 世界フィギュア2023初代表 山本草太」
◇03月16日(木) 23:00~24:00 フジテレビTWO(CS)
[初回]「2023edition 世界フィギュア2023初代表 渡辺倫果」
◇03月17日(金) 23:00~24:00 フジテレビTWO(CS)
[初回]「22023edition 世界フィギュア2023日本代表セレクション」
さいたまワールドに向けてのフジテレビCS新番組、
「世界フィギュア2023日本代表セレクション」というタイトルが気になりますが…
(スカパー!の番組詳細はこちら)
また詳細が分かり次第ここでもお伝えしたいと思います。
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