カップル結成2シーズン目にして世界選手権初出場、
アイスダンス村元髙橋組への熱いエールが込められたコラムが2つ。
魅力あふれるアイスダンスの世界を紹介してくださっている松原さん連載記事と
抒情的な表現とアスリートへのリスペクトが心を打つ小宮さん執筆記事、
かなだいへの期待がますます高まるような素敵な文章をありがとうございます。
驚くべき進化を遂げるかなだい、世界と戦う姿が見られる試合が楽しみです。
★村元哉中&髙橋大輔「超進化」の集大成、世界選手権への期待|今こそ知りたいアイスダンスの世界(10)
[JBpress autograph | SPORTS | 松原 孝臣 2022.03.10 ] ※写真3枚
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69168
成績以上の存在感
2021-2022シーズンはいよいよ大詰めを迎え、3月21日には世界選手権がフランス・モンペリエで開幕する。シーズンも終わりを迎えようしている今、この2人を見ていると、まだスタートラインにいるかのような感覚を覚える。世界選手権日本代表、アイスダンスの村元哉中・髙橋大輔だ。そんな感覚にとらわれるのは、ここまでの歩みそのものに理由がある。
2010年バンクーバーオリンピックで銅メダルを獲得、同シーズンの世界選手権で優勝するなどシングルで数々の実績を残した髙橋は2014年秋に一度は競技生活から引退。それから4年、32歳で現役復帰を表明して2シーズン活動したのち、さらに驚きをもたらした。2019年、次のシーズンから村元とともにアイスダンスに挑むことを発表したのだ。
期待とともに注目を集めた。それに応えるように、結成して時間も経っていないことからすれば、期待以上の演技を見せてシーズンを終えた。
でもそれは序章に過ぎなかった。今シーズンは一足飛びに飛躍した、と感じさせるほどの向上を見せたのである。
まずは成績を振り返ってみたい。9月の「レイバー・デイ・インビテーショナル」を経て出場した11月のNHK杯では合計179・50点で6位。前年のNHK杯から22点強伸ばし、国際スケート連盟公認における日本歴代最高得点をマークする。翌週のワルシャワ杯ではさらに得点を伸ばし190・16点で2位となった。驚くべき進化だった。
それは成績のみで示されるものではない。得点でも示された技術の向上を土台にしつつ、リズムダンス、フリーダンスそれぞれで氷上に展開する表現は、成績以上の存在感を放っていた。
全日本選手権こそ2位となり、結果、北京オリンピック代表を逃すことになった。それに対して、「結果を聞いた瞬間は悔しかったですけど」(髙橋)、「選考発表のときは悔しい気持ちでいっぱいでした」(村元)と悔しさを率直に示した。
悔しさを覚えたことは、裏を返せば、オリンピック代表が現実のものとして見えるところまでたどり着いていたからだ。結成からの時間を考えればやはり、驚嘆に値する。
2人は、悔しい、というところにとどまっていなかった。
四大陸選手権で銀メダルを獲得
今年1月の四大陸選手権では日本勢としては初めての銀メダルを獲得し、表彰台に上がった。北京五輪に出場する海外の選手は不在であっても、アイスダンスの強豪国で代表に選ばれていない有力選手たちがいる中でのことだ。それはたしかな足あととなった。
それでも手放しで喜ぶことはなかった。
「昨シーズンから考えると、表彰台は想像もつかなかったですけど、銀メダリストになったうれしさの反面、悔しさもあります。そんな自分にびっくりしています」
髙橋は表彰台に上がってなお、喜びだけに浸れない自分に気づいた。そしてこう語った。
「ゴールドメダル、表彰台の真ん中に立つということを2人でやってみたい気持ちだったり、いろいろなプログラムをやってみたい気持ちも芽生えてきています。その先にもいろいろな景色が見られるんじゃないかという欲も少し出てきています。どうなるか分からないけど、この先も楽しみかなって思っています」
村元も語る。
「自分が思っている以上にもっと上で戦いたいんだと実感しました」
具体的に先のことを決めているわけではない。それでも、広がる未来を思い描く。アイスダンスの魅力に引き込まれたこともある。それ以上に、もっといける、もっと進みたいという思いを抱くからにほかならない。2シーズンで得た手ごたえがその土台にある。
昨年末の全日本選手権後の髙橋の言葉を思い起こす。
「昨シーズンはほんとうにしんどくて、毎日、どこか痛くて。でも今シーズンは27歳の頃より身体的に若くなっているんじゃないかなっていう体感があります。ちょっと気を抜くとあちこち痛くなるけれど(笑)。35っていう年齢を感じない自分もいます。練習からパフォーマンスも上がって、できるときは、こんなにできたんだと驚くこともあります。トレーニングの仕方でもっともっと変わるんだろうな、と」
自分自身が変化していけること、成長していることが楽しい、と言うようだった。それこそ、原動力かもしれない。
★村元哉中&髙橋大輔が世界選手権初出場へ。日本の過去最高成績の金字塔を打ち立てられるか
[web Sportiva | 小宮良之 2022.03.10]
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2022/03/10/post_30/
日本のアイスダンス界に旋風を巻き起こすかなだい、
今シーズン最終戦でさらにその存在感を見せつけてほしいです!
かなだいと全日本の舞台で競い合った若き2人、
あゆしんのカップル解消という残念なニュースもありましたが
大輔さん独占取材のノーカット版が編集作業中という嬉しいお知らせも。
PUMA公式さんからのSNS情報もまとめてお借りします。
★早大生カップル「あゆしん」解消
[日刊スポーツ 2022.03.10 13:38]
https://www.nikkansports.com/sports/news/202203100000326.html
フィギュアスケートのアイスダンスで全日本ジュニア選手権2連覇の実績を持つ西山真瑚(20=早大)が10日、拠点をカナダ・トロントから日本に戻すことになったとツイッターで報告した。高浪歩未(21)との同じ早大生カップル「あゆしん」解消も公表した。
「個人的な事情によりトロントから日本に戻ってくることになってしまいました」と明らかにした上で、拠点変更を余儀なくされた理由について「練習環境に限界のある東京ではトロントのようなレベルでアイスダンス競技を続けることが当分個人的には難しく」と説明した。…
…全日本選手権(昨年12月)では、大会4連覇で北京オリンピック(五輪)に出場した小松原美里、尊組、2位で進んだ4大陸選手権(今年1月)で銀メダル、今月下旬の世界選手権代表に決まっている村元哉中、高橋大輔組に次ぐ3位で表彰台に立ち、次代を担うカップルとして期待されていた。
西山と高浪は12日夜、都内で開催される早大スケート部フィギュア部門による2年連続のアイスショー「WASEDA ON ICE」に出演する。
▼公益財団法人日本スケート連盟 Twitter (3/10)
https://twitter.com/skatingjapan/status/1501845321156116483
3月21日~27日に世界フィギュアスケート選手権大会がモンペリエ(フランス)にて開催されます。
大会はフジテレビにて放送予定です
詳細はこちら
https://fujitv.co.jp/sports/skate/world/index.html
#フィギュアスケート #宇野昌磨 #鍵山優真 #三浦佳生 #坂本花織 #樋口新葉 #河辺愛菜 #三浦璃来 #木原龍一 #村元哉中 #髙橋大輔
▼小宮良之 Twitter (3/10)
https://twitter.com/estadi14/status/1501870644916482051
▼坂上武司 Twitter (3/10) ※朝日新聞記者さん【昔のメモから⑮】、写真1枚
https://twitter.com/sakagamitak/status/1501700418828603395
▼坂田栄治🔥体育会TV演出 Twitter (3/10) ※写真1枚
https://twitter.com/82_kakugo/status/1501908907203375105
髙橋大輔選手のインタビュー映像をスタッフが頑張って編集してます🔥
喋り方が本当に優しい😊
聞き惚れてしまう❗️
お楽しみに✨
@taiikukaitv
▼pumajapan Instagtram (3/10) ※スタジオコレクション写真2枚
https://www.instagram.com/p/Ca6nY6UpJ9d/
▼pumajapan Instagtram Stories (3/10) ※スタジオコレクション撮影風景動画×3
https://www.instagram.com/stories/pumajapan/2790720069072855583/
https://www.instagram.com/stories/pumajapan/2790720087913899430/
https://www.instagram.com/stories/pumajapan/2790720095463594435/
▼PUMA Facebook (3/10) ※
スタジオコレクション写真3枚
https://www.facebook.com/781000608577155/posts/5304050206272150/
▼PUMA_JPN Twitter (3/10)
https://twitter.com/PUMA_JPN/status/1501830230129975298
「STUDIO COLLECTION」
肌触りや動きやすさを追求し機能面にこだわった、
ヨガやトレーニングにぴったりの🆕コレクションが登場🧘♂️
#プーマ
#髙橋大輔
#ヨガ
特集ページはこちら
https://go.puma.com/cuc7
今日は3月11日。東日本大震災の日から11年が経ちました。
ヤフーとLINEで「3.11」と検索すると復興支援のために10円が寄付されます。
⇒こちら
2015年、大輔さんにとって渡米前の最後の演技披露の場となった神戸チャリティー。
当時の英文レポ記事を振り返り用にまとめ直しました。
たくさんの写真が見られるフォトギャラリーもお借りします。
★Kobe Charity Event
[ArtOnIce 2015 photo galleries 2015.05.04]
http://www.artonice.it/?q=it/image/tid/408
★Takahashi e il Kobe Charity Event, in un'intervista scopriamo i suoi pensieri e i suoi progetti per il futuro
[Art On Ice Interviews (Season 2014/15) 2015.05.04 21:00]
http://www.artonice.it/?q=it/node/18670
※以下、googleによる意訳
【タカハシと神戸チャリティーイベント、彼自身の思いと未来のプランを知ったインタビュー】
2011年に東日本に被害をもたらした大規模な地震と津波の被災者を支援するために義援金を募ることを目的とした今年5回目を迎えるチャリティーイベントが神戸ポートアイランドスポーツセンターで4月7日に開催された。高橋大輔を中心に企画されたこのイベントは、5回を重ねる間に日本人スケーターの偉大なチャンピオンたちが大勢参加している。昨年は多数の約束があったにも関わらず大輔と一緒になって天と地を動かすような感動を与えてくれた浅田真央、練習相手となりチームとして接してきた織田信成。そして田村岳斗、本田武史、荒川静香、町田樹、村上佳菜子、若きチャンピオンの宮原知子、宇野昌磨、本郷理華。さらに2011年のその悲劇的な出来事によって仙台の練習拠点を失った羽生結弦の参加を大輔と運営委員会は両手を広げて歓迎した。またこのイベントの共同創設者でありショーの芸術監督や振付も行っている友人の振付師・宮本賢二も当然参加している。
日本では彼を有名にするための全国的な報道はおそらくなされていないにもかかわらず、神戸チャリティ演技会は2011年の大震災によって影響を受けた大勢の人々を支援するために組織された具体的なイベントとしてスポーツ界に根付いてきていると強く感じられる。1995年に壊滅的な地震に襲われながらも今は日本の復興のシンボル都市となっている神戸がふさわしいと、高橋がその地で開催することを望んだのだった。
医師や彼のチームから辞退するようアドバイスされにも関わらず、ISUの規定により辞退すればチャリティイベントに参加することは不可能になるだろうことを知って彼自身が世界国別対抗戦にも参加すると決断した2013年のように、時にその健康や経歴を危険にさらしてまでも、大輔は長年にわたってこのイベントへの参加をあきらめはしなかった。しかしながら昨年は、怪我のため2014年世界選手権を辞退した大輔は神戸で滑ることはできなかったが、構想の段階から関わるとともにプレゼンター役としても演技会を取り仕切った。
神戸チャリティイベントは3段階にて開催される:入場口でのサイレントオークション、選手たちのパフォーマンス、そして最終的には観客たちからの募金が行われる。募金やサイレントオークションの収益、現地参加できない人たちが直接運営委員会に申し出た義援金も含めたこの日一晩の全ての収益金が日本赤十字社に寄付される。この5年間におよそ1億4千万円もの募金が集まった。
今年はいつものイベントにも増してよりいっそう熱情的な雰囲気に包まれた。なぜならば、私たちは多分これが最後の高橋の氷の上での姿だと知っていて、英語習得のために日本を離れアメリカへ行ってしまう最愛の人との長い期間の、もしかしたら本当のお別れになるかもしれないと悟っていたからだ。
いつもと同様にここではバナーも花束もぬいぐるみも色つき照明もなく高橋や全参加選手たちの大きな心とと寛大さに対して観衆たちから色彩感あふれる十分すぎる熱気が贈られた:「ALL HEARTS AS ONE - We Are Always with You」、 スケーターたちが着用しているTシャツに書かれた言葉を読んでいるうちに、彼らは集まり観客とともに地震の被災者たちへ静かな祈りを捧げた。その瞬間のあまりのまばゆさと美しさには言葉もなかった。
今回の出演者は高橋に加えて、三宅星南、上野沙耶、木科雄登、青木祐奈、島田高志郎、角季花、坂本花織、岩元こころを含む多くのジュニアたちの他、織田信成、本田武史、村上佳菜子、田中刑事、宮本賢二、本郷理華、宮原知子、宇野昌磨といった有名スケーターも含まれていた。前半は経験値は少ないながらも楽しい滑りをしてくれるジュニアたちに任されたが、その見事なスケーティングと素晴らしいカップル演技に私たちは心がはしゃいだ。
[※実際には木科雄登選手・青木祐奈選手・角季花選手は参加しておらず、
三原舞依選手・山隈太一朗選手・友野一希選手が参加スケーターに入っていました]
エキシビション第一部のトリを飾った高橋大輔は
アニメーション映画「思い出のマーニー」のメインテーマである「Fine on the Outside」を初披露を選んだ。イタリア)宮崎の非常に有名なジブリアニメーションスタジオの;
エキシビション第一部のトリは高橋大輔に委ねられた。彼は非常に有名なスタジオジブリのアニメーション「思い出のマーニー」のメインテーマである「Fine on the Outside」を初披露することを選んだ。その振り付けは、日本でDVD / Blu-rayフィルムのリリースの予告編を作成する際に、高橋とスタジオジブリの高評価されたコラボレーションに使用された。
友人の織田信成が彼を紹介し、大輔が紛れもない「マーニー」の衣装を着た黒い服を着た氷の上に現れると、観客は大喜びする。その振付は繊細で、大輔は自らアニメーションとなり、キャラクターにぴったり調和する。振付は宮本によるもので、独特の技巧と優雅さを持っている。氷上に映し出された映画がなければどうなるのだろうかと思ったが、大輔の腕前と宮本の振付、プリシラ・アーンの素晴らしい歌が相まって、目が離せなかった。
第二部は、田中刑事、本郷理華、本田武史、宮原知子、宇野昌磨、村上佳菜子、織田信成の順で演技を行う。締めくくりはもちろん高橋、心のこもった「I'mKissingYou」を披露した。
演技会の後、高橋大輔は彼の思い、未来への不安や希望についてのインタビューに落ち着いた声で答えてくれた。
(質問、以下 Q.)チャリティー演技会への参加は5回目ですが、どんな思いで滑りましたか?
(高橋、以下 T.)僕自身は次のステップに向かっていますが、ただ、この演技会というものは続けていきたいと思っていて、規模が小さくなったとしてもまた来年も続けていけたらなと思っています。自分自身も無理のないように続けていけることができれば。
Q.留学前最後の演技ということで、複雑な思いもありましたか?
T.自分としては「これが最後だな」と思いながら滑っていました。演技として最高だったとは思っていませんが、精一杯頑張ろうという気持ちで滑りました。
Q.1曲目は「思い出のマーニー」の曲、『Fine on the Outside』でした。
T.どこかでしたいなと思っていたので、このタイミングが1番ベストだと思い滑らせていただきました。もうひとつ(I'm Kissing You)はソチ五輪が終わって初めて人前で滑った曲。次に向けて、明るいところで滑りたかったので。
Q.留学に向けて、何か教えていただけることはありますか?
T.基本、語学をメインに。期待よりは不安が大きいですね。もう勉強漬けで。早めに習得できるように、集中してやっていきたいと思います。
Q.将来的にはフィギュアスケートとどのように関わっていきますか?
T.スケートと関わっていくことが一番いいことだと思っているんですけど、ただ自分自身の気持ちに正直に生きていきたいので。…それが何年になるのかわからないけど、本当にやりたいことが見つけられたら。最終的にそれがスケートだったら、今まで応援してくださった方への恩返しかなぁとは思います。難しいんですけど、今は自分のわがままをやるべきかなって。
Q.ファンに向けてメッセージを。
T.ファンの皆様にはとりあえず行ってきますって感じで。あえて何も言わずに行ってきたいなと思ってます。
Q.被災地にはどんな思いがありますか?
T.僕自身が被災地に協力できればいいな、と。思いを届けるつもりはない…と言えばおかしいんですけど、誰にも気づかれなくても知られなくても、このイベントを続けていければと思っています。何かを届けるというよりも勝手に協力できることはしたい。そういう気持ちでずっといます。
Q.プロスケーターになってアイスショーで滑る気持ちは変わりましたか?
T.プロスケーターという意識があまりなく…僕の中では気持ちが定まっていなくて。フィギュアスケーターとしては滑っていますけど。そういう意味では現役の時と変わらないですね。ただ、アメリカから帰ってきたらまた変わっているかもしれません。
Q.演技のときはどんな気持ちで滑っていますか?
T.その時できる精いっぱいを…うまくできるかどうかは別として、気持ちとしては精いっぱいを心がけて、お客さんに楽しんでもらうということを目指しています。そういう意味では今までと何も変わっていないと思います。
Q.来年も演技会を続けていきたいと話していましたが、これからの1年を通じて学んだことを来年どういった形で反映させたいですか?
T.今は演技会をまたやりたいなと思っています。僕としては続けていきたいですけど、実際、できないと思えばできないですし、中途半端な気持ちでやるべきではないと思っています。するためにどうの、という気持ちでアメリカには行かないので。今はなんとも言えないですし、スケートのために生きるというよりは自分のために生きたい。スケートへの気持ちよりも…難しいんですけど、今は自分のわがままをやるべきかなぁ、と。それがなくなって、結局スケートを続けていければ…。今日一日が終わって、今はまっさらな気持ちです。
Q.「Fine On The Outside」を人前で滑るのは初めてですか?
T.撮影以外では初めてです。
Q.「思い出のマーニー」は〝一歩踏み出す勇気〟を与えてくれると話していましたが。
T.実際、僕は一歩踏み出したと思っています。(スタジオジブリとのCMコラボという)お話をいただいた時と自分のタイミングが合った。行動しないと次には行けないと思うので。あの映画の評価はいろんな解釈ができて難しいと思うんですけど、次に行くためには人を助けなきゃいけないし、でも僕自身は助けてもらってばかりなんですけど…
Q.スケートから何を学びましたか?
T.スケートを通じて学んだことしかないですね。いろんな人に会うことができて、いろんな意見を聞くことができて、目標を見つけてくれたし、世界を見ることもできた。スケートをしなかったら感じない思いもありましたし。それが全てかな、と。
Q.アメリカへはいつ出発して、いつ帰ってきますか?
T.(行くのは)今月(4月)の終わりくらいです。
少なくとも3時間は行われる募金活動の会場へと促されて移動すると、各スケーターの前にあるボックスに善意を入れてほんの少し言葉を交わすために長い時間辛抱強く待っている観客たちが募金する様子が目に入るのだが、彼らの列の最後にいるのはいつでも大輔だ。
彼は言葉も何もかも受け止めてくれる。彼の前で話が少し長くなる人もいれば、彼を目の前にして感動に押しつぶされ涙があふれてしまう人もいる。最後の列が募金を終えてスポーツセンターが閉まるまで、彼は繰り返しお辞儀をし続ける。しかしその後も外から彼を見ていると、ダイは低く手を差し出して全スケーターを集めると感謝の意を込めて私たちに深々とお辞儀をしてくれたのだ。
「どうか良い旅を」と心から願いながら彼に向かって「行ってらっしゃい」と声をかけた私たちは、彼が日本から飛び出して新しい夢を見つけたり何か別の芸術の形で新たな役割を見つけたりしてくれることを望んでいる。それがたとえ氷上でなくても構わない、だって彼はそれだけ素晴らしいアーティストであり素晴らしい人間なのだから。
インタビューの中でも述べたように、来年の演技会がどうなるのか彼には確かなことは分からないようだが。
彼の偉大な心をよく知っている私たちは来年も神戸で開催されることを確信している。
さあ大輔、幸せな旅を! Lucia Lisitano
「思い出のマーニー」に一歩踏み出す勇気をもらって語学留学した大輔さん、
一度離れたことで改めて強くなったフィギュアスケートへの情熱は2022年の今もなお健在。
氷上での存在感、かなだいの超進化を世界選手権でぜひ見せてほしいと願っています。
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アイスダンス村元髙橋組への熱いエールが込められたコラムが2つ。
魅力あふれるアイスダンスの世界を紹介してくださっている松原さん連載記事と
抒情的な表現とアスリートへのリスペクトが心を打つ小宮さん執筆記事、
かなだいへの期待がますます高まるような素敵な文章をありがとうございます。
驚くべき進化を遂げるかなだい、世界と戦う姿が見られる試合が楽しみです。
★村元哉中&髙橋大輔「超進化」の集大成、世界選手権への期待|今こそ知りたいアイスダンスの世界(10)
[JBpress autograph | SPORTS | 松原 孝臣 2022.03.10 ] ※写真3枚
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69168
成績以上の存在感
2021-2022シーズンはいよいよ大詰めを迎え、3月21日には世界選手権がフランス・モンペリエで開幕する。シーズンも終わりを迎えようしている今、この2人を見ていると、まだスタートラインにいるかのような感覚を覚える。世界選手権日本代表、アイスダンスの村元哉中・髙橋大輔だ。そんな感覚にとらわれるのは、ここまでの歩みそのものに理由がある。
2010年バンクーバーオリンピックで銅メダルを獲得、同シーズンの世界選手権で優勝するなどシングルで数々の実績を残した髙橋は2014年秋に一度は競技生活から引退。それから4年、32歳で現役復帰を表明して2シーズン活動したのち、さらに驚きをもたらした。2019年、次のシーズンから村元とともにアイスダンスに挑むことを発表したのだ。
期待とともに注目を集めた。それに応えるように、結成して時間も経っていないことからすれば、期待以上の演技を見せてシーズンを終えた。
でもそれは序章に過ぎなかった。今シーズンは一足飛びに飛躍した、と感じさせるほどの向上を見せたのである。
まずは成績を振り返ってみたい。9月の「レイバー・デイ・インビテーショナル」を経て出場した11月のNHK杯では合計179・50点で6位。前年のNHK杯から22点強伸ばし、国際スケート連盟公認における日本歴代最高得点をマークする。翌週のワルシャワ杯ではさらに得点を伸ばし190・16点で2位となった。驚くべき進化だった。
それは成績のみで示されるものではない。得点でも示された技術の向上を土台にしつつ、リズムダンス、フリーダンスそれぞれで氷上に展開する表現は、成績以上の存在感を放っていた。
全日本選手権こそ2位となり、結果、北京オリンピック代表を逃すことになった。それに対して、「結果を聞いた瞬間は悔しかったですけど」(髙橋)、「選考発表のときは悔しい気持ちでいっぱいでした」(村元)と悔しさを率直に示した。
悔しさを覚えたことは、裏を返せば、オリンピック代表が現実のものとして見えるところまでたどり着いていたからだ。結成からの時間を考えればやはり、驚嘆に値する。
2人は、悔しい、というところにとどまっていなかった。
四大陸選手権で銀メダルを獲得
今年1月の四大陸選手権では日本勢としては初めての銀メダルを獲得し、表彰台に上がった。北京五輪に出場する海外の選手は不在であっても、アイスダンスの強豪国で代表に選ばれていない有力選手たちがいる中でのことだ。それはたしかな足あととなった。
それでも手放しで喜ぶことはなかった。
「昨シーズンから考えると、表彰台は想像もつかなかったですけど、銀メダリストになったうれしさの反面、悔しさもあります。そんな自分にびっくりしています」
髙橋は表彰台に上がってなお、喜びだけに浸れない自分に気づいた。そしてこう語った。
「ゴールドメダル、表彰台の真ん中に立つということを2人でやってみたい気持ちだったり、いろいろなプログラムをやってみたい気持ちも芽生えてきています。その先にもいろいろな景色が見られるんじゃないかという欲も少し出てきています。どうなるか分からないけど、この先も楽しみかなって思っています」
村元も語る。
「自分が思っている以上にもっと上で戦いたいんだと実感しました」
具体的に先のことを決めているわけではない。それでも、広がる未来を思い描く。アイスダンスの魅力に引き込まれたこともある。それ以上に、もっといける、もっと進みたいという思いを抱くからにほかならない。2シーズンで得た手ごたえがその土台にある。
昨年末の全日本選手権後の髙橋の言葉を思い起こす。
「昨シーズンはほんとうにしんどくて、毎日、どこか痛くて。でも今シーズンは27歳の頃より身体的に若くなっているんじゃないかなっていう体感があります。ちょっと気を抜くとあちこち痛くなるけれど(笑)。35っていう年齢を感じない自分もいます。練習からパフォーマンスも上がって、できるときは、こんなにできたんだと驚くこともあります。トレーニングの仕方でもっともっと変わるんだろうな、と」
自分自身が変化していけること、成長していることが楽しい、と言うようだった。それこそ、原動力かもしれない。
★村元哉中&髙橋大輔が世界選手権初出場へ。日本の過去最高成績の金字塔を打ち立てられるか
[web Sportiva | 小宮良之 2022.03.10]
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2022/03/10/post_30/
日本のアイスダンス界に旋風を巻き起こすかなだい、
今シーズン最終戦でさらにその存在感を見せつけてほしいです!
かなだいと全日本の舞台で競い合った若き2人、
あゆしんのカップル解消という残念なニュースもありましたが
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★早大生カップル「あゆしん」解消
[日刊スポーツ 2022.03.10 13:38]
https://www.nikkansports.com/sports/news/202203100000326.html
フィギュアスケートのアイスダンスで全日本ジュニア選手権2連覇の実績を持つ西山真瑚(20=早大)が10日、拠点をカナダ・トロントから日本に戻すことになったとツイッターで報告した。高浪歩未(21)との同じ早大生カップル「あゆしん」解消も公表した。
「個人的な事情によりトロントから日本に戻ってくることになってしまいました」と明らかにした上で、拠点変更を余儀なくされた理由について「練習環境に限界のある東京ではトロントのようなレベルでアイスダンス競技を続けることが当分個人的には難しく」と説明した。…
…全日本選手権(昨年12月)では、大会4連覇で北京オリンピック(五輪)に出場した小松原美里、尊組、2位で進んだ4大陸選手権(今年1月)で銀メダル、今月下旬の世界選手権代表に決まっている村元哉中、高橋大輔組に次ぐ3位で表彰台に立ち、次代を担うカップルとして期待されていた。
西山と高浪は12日夜、都内で開催される早大スケート部フィギュア部門による2年連続のアイスショー「WASEDA ON ICE」に出演する。
▼公益財団法人日本スケート連盟 Twitter (3/10)
https://twitter.com/skatingjapan/status/1501845321156116483
3月21日~27日に世界フィギュアスケート選手権大会がモンペリエ(フランス)にて開催されます。
大会はフジテレビにて放送予定です
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▼PUMA Facebook (3/10) ※
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今日は3月11日。東日本大震災の日から11年が経ちました。
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当時の英文レポ記事を振り返り用にまとめ直しました。
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★Kobe Charity Event
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※以下、googleによる意訳
【タカハシと神戸チャリティーイベント、彼自身の思いと未来のプランを知ったインタビュー】
2011年に東日本に被害をもたらした大規模な地震と津波の被災者を支援するために義援金を募ることを目的とした今年5回目を迎えるチャリティーイベントが神戸ポートアイランドスポーツセンターで4月7日に開催された。高橋大輔を中心に企画されたこのイベントは、5回を重ねる間に日本人スケーターの偉大なチャンピオンたちが大勢参加している。昨年は多数の約束があったにも関わらず大輔と一緒になって天と地を動かすような感動を与えてくれた浅田真央、練習相手となりチームとして接してきた織田信成。そして田村岳斗、本田武史、荒川静香、町田樹、村上佳菜子、若きチャンピオンの宮原知子、宇野昌磨、本郷理華。さらに2011年のその悲劇的な出来事によって仙台の練習拠点を失った羽生結弦の参加を大輔と運営委員会は両手を広げて歓迎した。またこのイベントの共同創設者でありショーの芸術監督や振付も行っている友人の振付師・宮本賢二も当然参加している。
日本では彼を有名にするための全国的な報道はおそらくなされていないにもかかわらず、神戸チャリティ演技会は2011年の大震災によって影響を受けた大勢の人々を支援するために組織された具体的なイベントとしてスポーツ界に根付いてきていると強く感じられる。1995年に壊滅的な地震に襲われながらも今は日本の復興のシンボル都市となっている神戸がふさわしいと、高橋がその地で開催することを望んだのだった。
医師や彼のチームから辞退するようアドバイスされにも関わらず、ISUの規定により辞退すればチャリティイベントに参加することは不可能になるだろうことを知って彼自身が世界国別対抗戦にも参加すると決断した2013年のように、時にその健康や経歴を危険にさらしてまでも、大輔は長年にわたってこのイベントへの参加をあきらめはしなかった。しかしながら昨年は、怪我のため2014年世界選手権を辞退した大輔は神戸で滑ることはできなかったが、構想の段階から関わるとともにプレゼンター役としても演技会を取り仕切った。
神戸チャリティイベントは3段階にて開催される:入場口でのサイレントオークション、選手たちのパフォーマンス、そして最終的には観客たちからの募金が行われる。募金やサイレントオークションの収益、現地参加できない人たちが直接運営委員会に申し出た義援金も含めたこの日一晩の全ての収益金が日本赤十字社に寄付される。この5年間におよそ1億4千万円もの募金が集まった。
今年はいつものイベントにも増してよりいっそう熱情的な雰囲気に包まれた。なぜならば、私たちは多分これが最後の高橋の氷の上での姿だと知っていて、英語習得のために日本を離れアメリカへ行ってしまう最愛の人との長い期間の、もしかしたら本当のお別れになるかもしれないと悟っていたからだ。
いつもと同様にここではバナーも花束もぬいぐるみも色つき照明もなく高橋や全参加選手たちの大きな心とと寛大さに対して観衆たちから色彩感あふれる十分すぎる熱気が贈られた:「ALL HEARTS AS ONE - We Are Always with You」、 スケーターたちが着用しているTシャツに書かれた言葉を読んでいるうちに、彼らは集まり観客とともに地震の被災者たちへ静かな祈りを捧げた。その瞬間のあまりのまばゆさと美しさには言葉もなかった。
今回の出演者は高橋に加えて、三宅星南、上野沙耶、木科雄登、青木祐奈、島田高志郎、角季花、坂本花織、岩元こころを含む多くのジュニアたちの他、織田信成、本田武史、村上佳菜子、田中刑事、宮本賢二、本郷理華、宮原知子、宇野昌磨といった有名スケーターも含まれていた。前半は経験値は少ないながらも楽しい滑りをしてくれるジュニアたちに任されたが、その見事なスケーティングと素晴らしいカップル演技に私たちは心がはしゃいだ。
[※実際には木科雄登選手・青木祐奈選手・角季花選手は参加しておらず、
三原舞依選手・山隈太一朗選手・友野一希選手が参加スケーターに入っていました]
エキシビション第一部のトリを飾った高橋大輔は
アニメーション映画「思い出のマーニー」のメインテーマである「Fine on the Outside」を初披露を選んだ。イタリア)宮崎の非常に有名なジブリアニメーションスタジオの;
エキシビション第一部のトリは高橋大輔に委ねられた。彼は非常に有名なスタジオジブリのアニメーション「思い出のマーニー」のメインテーマである「Fine on the Outside」を初披露することを選んだ。その振り付けは、日本でDVD / Blu-rayフィルムのリリースの予告編を作成する際に、高橋とスタジオジブリの高評価されたコラボレーションに使用された。
友人の織田信成が彼を紹介し、大輔が紛れもない「マーニー」の衣装を着た黒い服を着た氷の上に現れると、観客は大喜びする。その振付は繊細で、大輔は自らアニメーションとなり、キャラクターにぴったり調和する。振付は宮本によるもので、独特の技巧と優雅さを持っている。氷上に映し出された映画がなければどうなるのだろうかと思ったが、大輔の腕前と宮本の振付、プリシラ・アーンの素晴らしい歌が相まって、目が離せなかった。
第二部は、田中刑事、本郷理華、本田武史、宮原知子、宇野昌磨、村上佳菜子、織田信成の順で演技を行う。締めくくりはもちろん高橋、心のこもった「I'mKissingYou」を披露した。
演技会の後、高橋大輔は彼の思い、未来への不安や希望についてのインタビューに落ち着いた声で答えてくれた。
(質問、以下 Q.)チャリティー演技会への参加は5回目ですが、どんな思いで滑りましたか?
(高橋、以下 T.)僕自身は次のステップに向かっていますが、ただ、この演技会というものは続けていきたいと思っていて、規模が小さくなったとしてもまた来年も続けていけたらなと思っています。自分自身も無理のないように続けていけることができれば。
Q.留学前最後の演技ということで、複雑な思いもありましたか?
T.自分としては「これが最後だな」と思いながら滑っていました。演技として最高だったとは思っていませんが、精一杯頑張ろうという気持ちで滑りました。
Q.1曲目は「思い出のマーニー」の曲、『Fine on the Outside』でした。
T.どこかでしたいなと思っていたので、このタイミングが1番ベストだと思い滑らせていただきました。もうひとつ(I'm Kissing You)はソチ五輪が終わって初めて人前で滑った曲。次に向けて、明るいところで滑りたかったので。
Q.留学に向けて、何か教えていただけることはありますか?
T.基本、語学をメインに。期待よりは不安が大きいですね。もう勉強漬けで。早めに習得できるように、集中してやっていきたいと思います。
Q.将来的にはフィギュアスケートとどのように関わっていきますか?
T.スケートと関わっていくことが一番いいことだと思っているんですけど、ただ自分自身の気持ちに正直に生きていきたいので。…それが何年になるのかわからないけど、本当にやりたいことが見つけられたら。最終的にそれがスケートだったら、今まで応援してくださった方への恩返しかなぁとは思います。難しいんですけど、今は自分のわがままをやるべきかなって。
Q.ファンに向けてメッセージを。
T.ファンの皆様にはとりあえず行ってきますって感じで。あえて何も言わずに行ってきたいなと思ってます。
Q.被災地にはどんな思いがありますか?
T.僕自身が被災地に協力できればいいな、と。思いを届けるつもりはない…と言えばおかしいんですけど、誰にも気づかれなくても知られなくても、このイベントを続けていければと思っています。何かを届けるというよりも勝手に協力できることはしたい。そういう気持ちでずっといます。
Q.プロスケーターになってアイスショーで滑る気持ちは変わりましたか?
T.プロスケーターという意識があまりなく…僕の中では気持ちが定まっていなくて。フィギュアスケーターとしては滑っていますけど。そういう意味では現役の時と変わらないですね。ただ、アメリカから帰ってきたらまた変わっているかもしれません。
Q.演技のときはどんな気持ちで滑っていますか?
T.その時できる精いっぱいを…うまくできるかどうかは別として、気持ちとしては精いっぱいを心がけて、お客さんに楽しんでもらうということを目指しています。そういう意味では今までと何も変わっていないと思います。
Q.来年も演技会を続けていきたいと話していましたが、これからの1年を通じて学んだことを来年どういった形で反映させたいですか?
T.今は演技会をまたやりたいなと思っています。僕としては続けていきたいですけど、実際、できないと思えばできないですし、中途半端な気持ちでやるべきではないと思っています。するためにどうの、という気持ちでアメリカには行かないので。今はなんとも言えないですし、スケートのために生きるというよりは自分のために生きたい。スケートへの気持ちよりも…難しいんですけど、今は自分のわがままをやるべきかなぁ、と。それがなくなって、結局スケートを続けていければ…。今日一日が終わって、今はまっさらな気持ちです。
Q.「Fine On The Outside」を人前で滑るのは初めてですか?
T.撮影以外では初めてです。
Q.「思い出のマーニー」は〝一歩踏み出す勇気〟を与えてくれると話していましたが。
T.実際、僕は一歩踏み出したと思っています。(スタジオジブリとのCMコラボという)お話をいただいた時と自分のタイミングが合った。行動しないと次には行けないと思うので。あの映画の評価はいろんな解釈ができて難しいと思うんですけど、次に行くためには人を助けなきゃいけないし、でも僕自身は助けてもらってばかりなんですけど…
Q.スケートから何を学びましたか?
T.スケートを通じて学んだことしかないですね。いろんな人に会うことができて、いろんな意見を聞くことができて、目標を見つけてくれたし、世界を見ることもできた。スケートをしなかったら感じない思いもありましたし。それが全てかな、と。
Q.アメリカへはいつ出発して、いつ帰ってきますか?
T.(行くのは)今月(4月)の終わりくらいです。
少なくとも3時間は行われる募金活動の会場へと促されて移動すると、各スケーターの前にあるボックスに善意を入れてほんの少し言葉を交わすために長い時間辛抱強く待っている観客たちが募金する様子が目に入るのだが、彼らの列の最後にいるのはいつでも大輔だ。
彼は言葉も何もかも受け止めてくれる。彼の前で話が少し長くなる人もいれば、彼を目の前にして感動に押しつぶされ涙があふれてしまう人もいる。最後の列が募金を終えてスポーツセンターが閉まるまで、彼は繰り返しお辞儀をし続ける。しかしその後も外から彼を見ていると、ダイは低く手を差し出して全スケーターを集めると感謝の意を込めて私たちに深々とお辞儀をしてくれたのだ。
「どうか良い旅を」と心から願いながら彼に向かって「行ってらっしゃい」と声をかけた私たちは、彼が日本から飛び出して新しい夢を見つけたり何か別の芸術の形で新たな役割を見つけたりしてくれることを望んでいる。それがたとえ氷上でなくても構わない、だって彼はそれだけ素晴らしいアーティストであり素晴らしい人間なのだから。
インタビューの中でも述べたように、来年の演技会がどうなるのか彼には確かなことは分からないようだが。
彼の偉大な心をよく知っている私たちは来年も神戸で開催されることを確信している。
さあ大輔、幸せな旅を! Lucia Lisitano
「思い出のマーニー」に一歩踏み出す勇気をもらって語学留学した大輔さん、
一度離れたことで改めて強くなったフィギュアスケートへの情熱は2022年の今もなお健在。
氷上での存在感、かなだいの超進化を世界選手権でぜひ見せてほしいと願っています。
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