現役復帰2シーズン目の髙橋大輔選手に更なる進化の予感!?
柔軟ストレッチレッスンを依頼したトレーナーの方とのツーショット、
「#自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ」を指導してもらったんですね!!
https://twitter.com/ir_takumi/status/1160828154291748865
大輔さんへの温かいエールもありがとうございます!
「プロフィギュアスケーター⛸高橋大輔選手」とは、言い得て妙ですね!!
確かに今の大輔さんは表現者としてのプロであり競技に挑み続ける選手でもあり。
ただ現役復帰するだけに留まらず、生涯現役を目指している大輔さんは
出来るだけ長くパフォーマンス出来る身体を維持したり怪我を防止したりするためにも
今シーズンは身体の柔軟性を向上させることにまず着手したのかなぁと想像しています。
こちら、Facebookにも大輔さん。
https://www.facebook.com/1326636897394209/posts/2557449517646268?s=100002128463871
相変わらずの筋肉美、お顔立ちもシュッとしているから氷艶後の大輔さんでしょうか?
手に持っているのはトレーナーの村山巧さんが今年7月に出版された本、
「自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ」。
本の内容は写真や動画でも紹介されています。
http://stretchdesign.jp/book/
『Stretch Design』ホームページにも大輔さんとのツーショット!
http://stretchdesign.jp/
「現役復帰されたフィギュアスケート高橋大輔選手より
レッスンの依頼をいただきました。ありがとうございます。」
http://stretchdesign.jp/wp-content/uploads/2019/08/figureskate.jpg
ちょっと気になってツイートをさかのぼってみると、関西大学での写真を発見。
今年の1月には関大フィギュアスケート部(本田チーム)からの依頼で
柔軟性向上レッスンを開催されたというご報告をされていました。
https://twitter.com/ir_takumi/status/1084672480877268994
Instagramストーリーにもハイライトにも髙橋大輔選手とのツーショット。
https://www.instagram.com/ir_takumi/
今年4月の投稿には関大アイスアリーナにあるパネル写真の大輔さんも。
このときも「関西大学フィギュアスケート部 本田チーム様よりお招きいただき…」
とありますがもしかして本田武史先生??この繋がりで今回の依頼に??
https://www.instagram.com/p/Bv8E9vmnmQb/
https://www.instagram.com/p/B1DnrDHhv4a/
いろいろと想像ばかりが膨らみますが、さらに想像してしまいますよね~
大輔さんがより美しい柔軟性を手に入れたなら…
氷上での動きに今よりももっとしなやかさが加わるかも!?
今まで見たことのないスピンのポジションが見られるかも!?
大輔さんが自分の身体を「スケート界イチ硬い」と言っていたのは
4月末に出演していた「ザ!世界仰天ニュース」でのこと。
より美しい柔軟性を手に入れたなら、このとき市村正親さんが披露されていたように
足もバーン!とカッコ良く上げられるようになるはず!大輔さんガンバ!!
※手撮りで恐縮ですが…何度見てもクスッと笑ってしまいますw
https://www.instagram.com/p/BwnI666nwCQ/
氷の上だけでなく、陸の上で表現することを身を持って経験した
2016年初演の「LOVE ON THE FLOOR」を控えてのインタビューでも
身体の硬さについての自覚と表現について、こんなコメントをしていました。
Q ダンスもフィギュアスケートも同じ「表現系」。両者の違いは?
D 「やはり体の使い方ですかね。バランスのとり方も、フィギュアの感覚でやろうとすると全然できなかったり。僕は体が硬いので、体のしなりとかも、(氷上を)滑っているからこそ出せていたと思うんです。スケートの場合、(エッジを使って)体を倒せば倒すほどバランスがとりやすいんですけど、陸の場合は足の裏でバランスを取らないといけない」
氷上でエッジを倒す方がバランスが取りやすい、という非凡な発言には今でも驚きますがw
全身を使って表現するフィギュアスケートの演技でも「LOTF」の舞台であっても、
身体の硬さを微塵も感じさせないエレガントなパフォーマンスを見せられる人、
それが髙島大輔という表現者の魅力のひとつだと思います。
大輔さんに人前で表現することの楽しさを再確認させてくれた
シェリル・バークさんには今だに感謝してもしきれません。
シェリルさんの素敵なウエディングシーンがInstagramに。
改めてご結婚おめでとうございます!末永くお幸せに!
https://www.instagram.com/p/B1Cx4dtBqMB/
こちらも海外から。氷艶パーカーを着ているユリア・リプニツカヤが
ロシアのコストロマというところでスケートのレッスンを行ったそうです。
2つめの動画でもロシアのウエアの下に「氷艶」ロゴがチラリ。
子どもたちと楽しそうに滑っている様子が見られて嬉しいです!
https://www.instagram.com/p/B1CM2XBHEck/
https://www.instagram.com/p/B1E6uYrILPd/
ひとつ前のブログ記事でお伝えした「氷艶2019」記事読み比べ、
公演後にUPされていた記事も追加でおさらいしておきたいと思います。
★フィギュア経験者ライターが見た! アイスショー「氷艶 hyoen」がすごいわけ
[TOKYO HEADLINE (取材・文:丸山裕理) 2019.07.29] (写真4枚あり)
https://www.tokyoheadline.com/456748/
7月26~28日まで横浜アリーナで開催されたアイスショー「氷艶 hyoen 2019 ―月光かりの如く―」が今年も盛況のうちに幕を下ろした。華やかなショーは数多くあれど「氷艶 hyoen」はその域を超えた、総合エンターテインメントとしての新たなジャンルを切り開きそうだ。
「氷艶 hyoen」シリーズは2017年に始まり、今年で2回目。第一弾の「氷艶 hyoen2017 ―破沙羅―」では、日本の伝統芸能・歌舞伎とコラボレーションし、歌舞伎の世界を氷上で表現。第二弾は、日本を代表する演出家・宮本亜門を迎え、世界最古の長編小説「源氏物語」をベースに、平安貴族の光と影を描いた。
■ジャンルを超えたエンターテインメント
数あるアイスショーの中でも、個性的な演出で一線を画す「氷艶 hyoen」シリーズ。その秘密は、まず表現の幅広さにある。トップスケーターが織りなす優美なスケーティングは、平安貴族の華麗さそのもの。鬼気迫る疾走シーンの流れるようなスピードや、ドラマティックなスケーティングは、氷上の舞台・フィギュアスケートならではだ。荒川静香のイナバウアーや、ユリア・リプニツカヤのキャンドルスピンなど、おなじみの技の数々に、スポーツ競技としての魅力も凝縮されている。
筆者はかつてフィギュア競技者であったが、競技中の選手たちは、1g単位で衣装の軽量化を図る。今作に登場する十二単などの重い衣装を身にまとっての演技は、想像を絶するが、それを感じさせない高いクオリティーとみやびな舞に、スケーターたちの実力と作品にかける根気を感じた。
それだけではない。今回、主演を務める髙橋は、セリフや生歌に初挑戦した。第二幕の重要な場面、光源氏が仲間と再起を誓って、船の上で高らかに歌い上げるシーンでは、髙橋が迫力の歌唱を披露。髙橋自身も「スケートを通じこのようなエンターテインメントにかかわるとは思ってもみませんでした。新しい挑戦にやりがいを感じます」と、手応えを語る。
さらに、柚希礼音や平原綾香、西岡徳馬ら実力派俳優の演技や歌声は、作品に圧倒的な重厚感を与えた。和太鼓演奏、アクロバティックパフォーマンスの数々も見逃せない。まさに、スケーター、俳優陣、パフォーマーそれぞれの化学反応によって、現代版「源氏物語」が展開されていた。
■アート×テクノロジーの映像演出
氷上を鮮やかに彩るデジタルテクノロジーにも目を奪われた。第一回公演に引き続き、映像演出は「チームラボ」が担当。今作では前回からさらに進化し、人々の動きによって映像が変化するインタラクティブ プロジェクションに挑戦。真っ白な氷上が、緑豊かな森や、荒波揺れる大海に大変身し、迫力と臨場感あふれる世界観を創り上げていた。日本らしい四季折々の景色とともに展開される映像美は、最新テクノロジーが成せる技だった。
アイスショーであり、音楽劇であり、アクロバティックパフォーマンスでもあった「氷艶 hyoen」。想像をはるかに超えた総合芸術は、国内外に新たな可能性を生み出すかもしれない。令和の時代にふさわしいニュージャンルとして、日本のエンターテインメント界に歴史を刻みそうだ。
★「氷艶2019-月光かりの如くー」髙橋大輔は「魅せる!」の天才だった!
[Web eclat (エクラ編集長・長内さん) 2019.07.29] (写真5枚あり)
https://eclat.hpplus.jp/article/40531
★「やるっきゃないと腹をくくった」 なぜ高橋大輔は新たなチャレンジに挑んだのか
[AERA.dot (文・沢田聡子) 2019.7.29 16:00] (写真4枚あり)
https://dot.asahi.com/dot/2019072900002.html
高橋大輔がなぜ人を魅了するのか。その理由を『氷艶2019―月光かりの如く―』(7月26~28日、横浜アリーナ)で垣間見た。
このアイスショーで高橋が演じるのは、日本文化の源流となる古典『源氏物語』の主人公・光源氏である。一般的にはプレイボーイの代名詞になっている光源氏だが、実際に原作で描かれているのは、亡き母を求める孤独な魂だ。高橋はその繊細な影を、卓越したスケーティングで氷上に描いてみせた。
高橋の魅力を鋭く分析する宮本亜門氏の演出家としてのまなざしが、光源氏に高橋を配する『氷艶2019』を創り出した。プログラムには宮本氏と高橋の対談が掲載されているが、そのページについているキャッチはこうだ。
「高橋さんが持つ『痛み』のようなものを、なんとか光源氏に重ねたい、と思ったんです。―宮本亜門」
宮本氏が「痛み」と表現するものは、日本男子初の五輪メダリストという輝かしい経歴を持つ高橋に、常に感じられた影の部分だろう。フィギュアスケーターは、繊細さも表現面での武器にすることができる、ある意味で特殊なアスリートだといえる。世界一と称されるステップと圧倒的な表現力を持ちながら、高橋にはいつも自分を省みている気配があった。もっと自信を持っていいのに、と感じさせるその謙虚さが、高橋を世界のトップレベルまで押し上げたのかもしれない。
前回の『氷艶2017 ―破沙羅―』で、スケート靴をはかずに板張りの舞台で踊るという挑戦を衝撃的に成功させた高橋は、今回は台詞と生歌にチャレンジした。高橋にとって一番難しかったのは、台詞回しだったという。
「台本をもらった時は棒読み状態。なんとか役者の皆さんにアドバイスを頂き形になったと思います。歌は収録予定だったのですが生歌に変更になり、正直恥ずかしかったですが、この作品の為、『やるっきゃない』と腹をくくりました」
初回公演で聞いた高橋の台詞や生歌は、背後の苦心が感じられない自然なものになっていた。高橋は「魅せ方は役者の方々から学ぶものが多くありました」とコメントしている。
「さすがにセリフや歌は競技では行えないですが、魅せ方については今後に活きてくると思います」
高橋はこの公演で受けた刺激を、現役選手として競技会でも活かしていくだろう。プログラムに掲載された宮本氏との対談で、高橋は「試合も、ショーも、すべてやる。そこに今回の現役復帰の意味がある」と語っている。
「前は、試合は試合、ショーはショー、と思っていましたが、今は自分を表現する場として、どちらも同じだと思っています」
本公演後には、ショートプログラムの振り付けを行うという高橋。今までにない形でアイスショーへの出演と現役選手としての活動を両立しようとするのは、はっきりとした目標があるからだ。
「今回のように競技以外の場所でスケーターが活躍できる場所、表現者として表現できる場所、そしてスケートを職業にできる環境を目指していきたいですね」
フィギュアスケートの可能性を広げようとしている高橋のスケーティングは伸びやかで、光源氏を表現するのにふさわしい美しさがあった。表現する場に向けて厳しく自分と向き合う静かさと、本番で自らを解き放つ華やかさ。そのコントラストが、高橋大輔の魅力なのかもしれない。
「試合も、ショーも、すべてやる。そこに今回の現役復帰の意味がある」
公式プログラムから引用された大輔さんのこの言葉は、
宮本亜門さんとの対談の後半で大輔さんに個人的に聞いてみたいと切り出された
現役復帰シーズンのお話の中で出てきたものでした。
引退後、4年かかって自分が本当にやりたいことを模索した結果、
「人生の軸となるスケートにしっかりと向き合い、つくり直したいという思い」
にたどり着いて2017年に競技に復帰した大輔さん。
そんな大輔さんのことを十分に理解された演出の亜門さんが
光源氏に大輔さん本人を投影させてストーリーを構築していった「氷艶2019」は、
台詞や歌という新しい挑戦と鍛えられたアスリートの身体で魅せるスケートと
その両方を大輔さんが存分に表現することが出来たパフォーマーとしての極みの舞台であり、
現役復帰の意味をはっきりと証明することが出来た最高の舞台であったと感じます。
本物のプロフェッショナルだけが評価される厳しいエンターテイメントの世界において、
「氷艶2019」が革新的で歴史的な公演となったことは様々な記事で伝えられた通り。
この先の「氷艶」シリーズの進化にもますます注目が集まりそうですね!
そして。たくさんの経験を積んだ髙橋大輔選手が表現者として、かつ競技者として、
これからどのような世界を私たちに見せてくれるのか楽しみで仕方ありません!
髙橋大輔選手の活躍を心から願いながら今シーズンも応援していきたいと思います!!
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「#自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ」を指導してもらったんですね!!
https://twitter.com/ir_takumi/status/1160828154291748865
大輔さんへの温かいエールもありがとうございます!
「プロフィギュアスケーター⛸高橋大輔選手」とは、言い得て妙ですね!!
確かに今の大輔さんは表現者としてのプロであり競技に挑み続ける選手でもあり。
ただ現役復帰するだけに留まらず、生涯現役を目指している大輔さんは
出来るだけ長くパフォーマンス出来る身体を維持したり怪我を防止したりするためにも
今シーズンは身体の柔軟性を向上させることにまず着手したのかなぁと想像しています。
こちら、Facebookにも大輔さん。
https://www.facebook.com/1326636897394209/posts/2557449517646268?s=100002128463871
相変わらずの筋肉美、お顔立ちもシュッとしているから氷艶後の大輔さんでしょうか?
手に持っているのはトレーナーの村山巧さんが今年7月に出版された本、
「自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ」。
本の内容は写真や動画でも紹介されています。
http://stretchdesign.jp/book/
『Stretch Design』ホームページにも大輔さんとのツーショット!
http://stretchdesign.jp/
「現役復帰されたフィギュアスケート高橋大輔選手より
レッスンの依頼をいただきました。ありがとうございます。」
http://stretchdesign.jp/wp-content/uploads/2019/08/figureskate.jpg
ちょっと気になってツイートをさかのぼってみると、関西大学での写真を発見。
今年の1月には関大フィギュアスケート部(本田チーム)からの依頼で
柔軟性向上レッスンを開催されたというご報告をされていました。
https://twitter.com/ir_takumi/status/1084672480877268994
Instagramストーリーにもハイライトにも髙橋大輔選手とのツーショット。
https://www.instagram.com/ir_takumi/
今年4月の投稿には関大アイスアリーナにあるパネル写真の大輔さんも。
このときも「関西大学フィギュアスケート部 本田チーム様よりお招きいただき…」
とありますがもしかして本田武史先生??この繋がりで今回の依頼に??
https://www.instagram.com/p/Bv8E9vmnmQb/
https://www.instagram.com/p/B1DnrDHhv4a/
いろいろと想像ばかりが膨らみますが、さらに想像してしまいますよね~
大輔さんがより美しい柔軟性を手に入れたなら…
氷上での動きに今よりももっとしなやかさが加わるかも!?
今まで見たことのないスピンのポジションが見られるかも!?
大輔さんが自分の身体を「スケート界イチ硬い」と言っていたのは
4月末に出演していた「ザ!世界仰天ニュース」でのこと。
より美しい柔軟性を手に入れたなら、このとき市村正親さんが披露されていたように
足もバーン!とカッコ良く上げられるようになるはず!大輔さんガンバ!!
※手撮りで恐縮ですが…何度見てもクスッと笑ってしまいますw
https://www.instagram.com/p/BwnI666nwCQ/
氷の上だけでなく、陸の上で表現することを身を持って経験した
2016年初演の「LOVE ON THE FLOOR」を控えてのインタビューでも
身体の硬さについての自覚と表現について、こんなコメントをしていました。
Q ダンスもフィギュアスケートも同じ「表現系」。両者の違いは?
D 「やはり体の使い方ですかね。バランスのとり方も、フィギュアの感覚でやろうとすると全然できなかったり。僕は体が硬いので、体のしなりとかも、(氷上を)滑っているからこそ出せていたと思うんです。スケートの場合、(エッジを使って)体を倒せば倒すほどバランスがとりやすいんですけど、陸の場合は足の裏でバランスを取らないといけない」
氷上でエッジを倒す方がバランスが取りやすい、という非凡な発言には今でも驚きますがw
全身を使って表現するフィギュアスケートの演技でも「LOTF」の舞台であっても、
身体の硬さを微塵も感じさせないエレガントなパフォーマンスを見せられる人、
それが髙島大輔という表現者の魅力のひとつだと思います。
大輔さんに人前で表現することの楽しさを再確認させてくれた
シェリル・バークさんには今だに感謝してもしきれません。
シェリルさんの素敵なウエディングシーンがInstagramに。
改めてご結婚おめでとうございます!末永くお幸せに!
https://www.instagram.com/p/B1Cx4dtBqMB/
こちらも海外から。氷艶パーカーを着ているユリア・リプニツカヤが
ロシアのコストロマというところでスケートのレッスンを行ったそうです。
2つめの動画でもロシアのウエアの下に「氷艶」ロゴがチラリ。
子どもたちと楽しそうに滑っている様子が見られて嬉しいです!
https://www.instagram.com/p/B1CM2XBHEck/
https://www.instagram.com/p/B1E6uYrILPd/
ひとつ前のブログ記事でお伝えした「氷艶2019」記事読み比べ、
公演後にUPされていた記事も追加でおさらいしておきたいと思います。
★フィギュア経験者ライターが見た! アイスショー「氷艶 hyoen」がすごいわけ
[TOKYO HEADLINE (取材・文:丸山裕理) 2019.07.29] (写真4枚あり)
https://www.tokyoheadline.com/456748/
7月26~28日まで横浜アリーナで開催されたアイスショー「氷艶 hyoen 2019 ―月光かりの如く―」が今年も盛況のうちに幕を下ろした。華やかなショーは数多くあれど「氷艶 hyoen」はその域を超えた、総合エンターテインメントとしての新たなジャンルを切り開きそうだ。
「氷艶 hyoen」シリーズは2017年に始まり、今年で2回目。第一弾の「氷艶 hyoen2017 ―破沙羅―」では、日本の伝統芸能・歌舞伎とコラボレーションし、歌舞伎の世界を氷上で表現。第二弾は、日本を代表する演出家・宮本亜門を迎え、世界最古の長編小説「源氏物語」をベースに、平安貴族の光と影を描いた。
■ジャンルを超えたエンターテインメント
数あるアイスショーの中でも、個性的な演出で一線を画す「氷艶 hyoen」シリーズ。その秘密は、まず表現の幅広さにある。トップスケーターが織りなす優美なスケーティングは、平安貴族の華麗さそのもの。鬼気迫る疾走シーンの流れるようなスピードや、ドラマティックなスケーティングは、氷上の舞台・フィギュアスケートならではだ。荒川静香のイナバウアーや、ユリア・リプニツカヤのキャンドルスピンなど、おなじみの技の数々に、スポーツ競技としての魅力も凝縮されている。
筆者はかつてフィギュア競技者であったが、競技中の選手たちは、1g単位で衣装の軽量化を図る。今作に登場する十二単などの重い衣装を身にまとっての演技は、想像を絶するが、それを感じさせない高いクオリティーとみやびな舞に、スケーターたちの実力と作品にかける根気を感じた。
それだけではない。今回、主演を務める髙橋は、セリフや生歌に初挑戦した。第二幕の重要な場面、光源氏が仲間と再起を誓って、船の上で高らかに歌い上げるシーンでは、髙橋が迫力の歌唱を披露。髙橋自身も「スケートを通じこのようなエンターテインメントにかかわるとは思ってもみませんでした。新しい挑戦にやりがいを感じます」と、手応えを語る。
さらに、柚希礼音や平原綾香、西岡徳馬ら実力派俳優の演技や歌声は、作品に圧倒的な重厚感を与えた。和太鼓演奏、アクロバティックパフォーマンスの数々も見逃せない。まさに、スケーター、俳優陣、パフォーマーそれぞれの化学反応によって、現代版「源氏物語」が展開されていた。
■アート×テクノロジーの映像演出
氷上を鮮やかに彩るデジタルテクノロジーにも目を奪われた。第一回公演に引き続き、映像演出は「チームラボ」が担当。今作では前回からさらに進化し、人々の動きによって映像が変化するインタラクティブ プロジェクションに挑戦。真っ白な氷上が、緑豊かな森や、荒波揺れる大海に大変身し、迫力と臨場感あふれる世界観を創り上げていた。日本らしい四季折々の景色とともに展開される映像美は、最新テクノロジーが成せる技だった。
アイスショーであり、音楽劇であり、アクロバティックパフォーマンスでもあった「氷艶 hyoen」。想像をはるかに超えた総合芸術は、国内外に新たな可能性を生み出すかもしれない。令和の時代にふさわしいニュージャンルとして、日本のエンターテインメント界に歴史を刻みそうだ。
★「氷艶2019-月光かりの如くー」髙橋大輔は「魅せる!」の天才だった!
[Web eclat (エクラ編集長・長内さん) 2019.07.29] (写真5枚あり)
https://eclat.hpplus.jp/article/40531
★「やるっきゃないと腹をくくった」 なぜ高橋大輔は新たなチャレンジに挑んだのか
[AERA.dot (文・沢田聡子) 2019.7.29 16:00] (写真4枚あり)
https://dot.asahi.com/dot/2019072900002.html
高橋大輔がなぜ人を魅了するのか。その理由を『氷艶2019―月光かりの如く―』(7月26~28日、横浜アリーナ)で垣間見た。
このアイスショーで高橋が演じるのは、日本文化の源流となる古典『源氏物語』の主人公・光源氏である。一般的にはプレイボーイの代名詞になっている光源氏だが、実際に原作で描かれているのは、亡き母を求める孤独な魂だ。高橋はその繊細な影を、卓越したスケーティングで氷上に描いてみせた。
高橋の魅力を鋭く分析する宮本亜門氏の演出家としてのまなざしが、光源氏に高橋を配する『氷艶2019』を創り出した。プログラムには宮本氏と高橋の対談が掲載されているが、そのページについているキャッチはこうだ。
「高橋さんが持つ『痛み』のようなものを、なんとか光源氏に重ねたい、と思ったんです。―宮本亜門」
宮本氏が「痛み」と表現するものは、日本男子初の五輪メダリストという輝かしい経歴を持つ高橋に、常に感じられた影の部分だろう。フィギュアスケーターは、繊細さも表現面での武器にすることができる、ある意味で特殊なアスリートだといえる。世界一と称されるステップと圧倒的な表現力を持ちながら、高橋にはいつも自分を省みている気配があった。もっと自信を持っていいのに、と感じさせるその謙虚さが、高橋を世界のトップレベルまで押し上げたのかもしれない。
前回の『氷艶2017 ―破沙羅―』で、スケート靴をはかずに板張りの舞台で踊るという挑戦を衝撃的に成功させた高橋は、今回は台詞と生歌にチャレンジした。高橋にとって一番難しかったのは、台詞回しだったという。
「台本をもらった時は棒読み状態。なんとか役者の皆さんにアドバイスを頂き形になったと思います。歌は収録予定だったのですが生歌に変更になり、正直恥ずかしかったですが、この作品の為、『やるっきゃない』と腹をくくりました」
初回公演で聞いた高橋の台詞や生歌は、背後の苦心が感じられない自然なものになっていた。高橋は「魅せ方は役者の方々から学ぶものが多くありました」とコメントしている。
「さすがにセリフや歌は競技では行えないですが、魅せ方については今後に活きてくると思います」
高橋はこの公演で受けた刺激を、現役選手として競技会でも活かしていくだろう。プログラムに掲載された宮本氏との対談で、高橋は「試合も、ショーも、すべてやる。そこに今回の現役復帰の意味がある」と語っている。
「前は、試合は試合、ショーはショー、と思っていましたが、今は自分を表現する場として、どちらも同じだと思っています」
本公演後には、ショートプログラムの振り付けを行うという高橋。今までにない形でアイスショーへの出演と現役選手としての活動を両立しようとするのは、はっきりとした目標があるからだ。
「今回のように競技以外の場所でスケーターが活躍できる場所、表現者として表現できる場所、そしてスケートを職業にできる環境を目指していきたいですね」
フィギュアスケートの可能性を広げようとしている高橋のスケーティングは伸びやかで、光源氏を表現するのにふさわしい美しさがあった。表現する場に向けて厳しく自分と向き合う静かさと、本番で自らを解き放つ華やかさ。そのコントラストが、高橋大輔の魅力なのかもしれない。
「試合も、ショーも、すべてやる。そこに今回の現役復帰の意味がある」
公式プログラムから引用された大輔さんのこの言葉は、
宮本亜門さんとの対談の後半で大輔さんに個人的に聞いてみたいと切り出された
現役復帰シーズンのお話の中で出てきたものでした。
引退後、4年かかって自分が本当にやりたいことを模索した結果、
「人生の軸となるスケートにしっかりと向き合い、つくり直したいという思い」
にたどり着いて2017年に競技に復帰した大輔さん。
そんな大輔さんのことを十分に理解された演出の亜門さんが
光源氏に大輔さん本人を投影させてストーリーを構築していった「氷艶2019」は、
台詞や歌という新しい挑戦と鍛えられたアスリートの身体で魅せるスケートと
その両方を大輔さんが存分に表現することが出来たパフォーマーとしての極みの舞台であり、
現役復帰の意味をはっきりと証明することが出来た最高の舞台であったと感じます。
本物のプロフェッショナルだけが評価される厳しいエンターテイメントの世界において、
「氷艶2019」が革新的で歴史的な公演となったことは様々な記事で伝えられた通り。
この先の「氷艶」シリーズの進化にもますます注目が集まりそうですね!
そして。たくさんの経験を積んだ髙橋大輔選手が表現者として、かつ競技者として、
これからどのような世界を私たちに見せてくれるのか楽しみで仕方ありません!
髙橋大輔選手の活躍を心から願いながら今シーズンも応援していきたいと思います!!
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