平成の終わりから令和の始まりに大輔さんが表紙を飾った
「AERA (アエラ) 2019年 4/29-5/6 合併号」、
4/22発売の誌面記事がweb版として公開されています。
3つのパートに分けられたインタビュー記事と
現役復帰シーズンに披露されたSP、FS、EXナンバーの氷上写真。
以下、情報を感謝してお借りします。
★高橋大輔が「裸を見られても恥ずかしくない」と語った本当の理由
[AERA.dot(アエラドット) 2019.05.07 08:00]
https://dot.asahi.com/aera/2019042600034.html
2018-2019シーズンに現役復帰したフィギュアスケート男子シングルの高橋大輔選手。復帰後4年ぶりの全日本選手権では2位という好成績を収めた。ファッションに対する意識の変化から、二度目の現役選手としての心境を語る。
* * *
──撮影には、どんな気持ちで臨みましたか?
高橋大輔(以下高橋):自分なりのイメージはあったんですが、「自由に動いて」と言われて、恥ずかしくなってしまいました。スケートで演技をしているので、動くのは得意と思われがちですが、実は苦手なんです。必死で動きました。
──スケートより恥ずかしい?
高橋:氷の上とはまったく違う気持ちです。スケートの場合は「演技」と思って演技すればいいけど、衣装ではなく私服のまま、自然でしかもかっこいい動きとなると……。普段の生活でかっこいい動きなんてしないじゃないですか(笑)。以前よりは慣れましたけど、スケート以外のことは全部恥ずかしいですね。
──確かに、高橋さんには、以前はもっと恥ずかしがり屋だったイメージがあります。
高橋:スケートには今は自信を持てるから、「裸を見られても恥ずかしくない」。撮影やスケート以外のことは「裸を見られて恥ずかしい」。自分の裸に自信があれば見られてもいい、でも自信のない体で裸になるのは恥ずかしい、という感じです。
──今季は前髪を金髪にしていましたね。
高橋:今季の衣装が、ショートは白で、フリーは真っ黒だったんです。真っ黒に色味を足したくて、アクセントとして前髪に白を入れようと思ったのがはじまりでした。その後、ショートの衣装が青と金になったので、金髪に変えたんです。
──高橋さんはよく、心の状態が髪形に表れるとおっしゃっています。金髪は、現役復帰の決意の表れもあったのですか?
高橋:何かあると髪形に反動も出ます。引退後にキャスターの仕事をやっていて、その時はスーツに黒髪で、爽やかな装いでした。でも、実は爽やか系は得意ではないので、この機会に金髪にしようという感じです。
──ファッションにはこだわりをお持ちですよね。
高橋:それが、いま、がらりと変わりました。以前は毎日髪をセットしていましたが、今はヒゲもそらず髪も寝起きのまま、関西大学のリンクで練習しています。私服も選びたくなくて、ジャージーでいたいくらい。
ファッションにこだわっていた20代前半の頃は、自分に自信がなかったんです。自信がないと着飾るじゃないですか。4年前までは、常にアスリートっぽくしようと考えたり、着飾りすぎている自分がいました。
──復帰から1年、晴れやかな表情が増えました。
高橋:明るくなりましたね。引退後の4年間は何をしたいのかわからずさまよっている感覚が自分にもありました。現役復帰を決めてからは、ある程度先を見据えることができています。やるべきこと、やりたいこと、やらなくていいこと。それらを基準に考えて、すっきり生活できている。憑きものが落ちました。スケートをやって、挑む過程を楽しめていることが、顔にも出ているんだと思います。
★高橋大輔「僕は引き際を失敗した」 今後のキャリアは…
[AERA.dot(アエラドット) 2019.05.07 08:00]
https://dot.asahi.com/aera/2019042600035.html
──アスリートにとって、いつ引退するのか、「引き際」を決めるということは、本当に大きなテーマだと思います。
高橋大輔(以下高橋):引き際と言われたら、僕はまず失敗した(笑)。今思えば、5年前の引退もしっかり線を引けてなかったんです。引退後、次のキャリアに切り替えるスケート選手が多いなか、僕はまだ線引きせず、中途半端。今でも自分に「何したいんだお前は」と思っていますが、「それでもいいや」と思えるようになりました。
──「それでもいい」と思えたのは、なぜですか?
高橋:ひとつ、「パフォーマーとして生きていきたい」という言葉をやっと言えたことが、自分にとってはとても大きな一歩になりました。現役最後のころは嫌で仕方なかったスケートを、逆に今は、求めています。その軸がひとつあることで、自分がもう大きくはブレないという自信があります。
──パフォーマーとして生きていくなかで、競技はどういう位置づけになりそうですか?
高橋:頭で整理して現役を選んだのではなく、自分を追い込むために「現役復帰」という言葉を選んだというほうがしっくりきます。「現役」という言葉は、競技者というよりもっと感覚的なものです。競技者は勝たなくてはいけないし、4回転を跳ばなくてはいけないと思われるけど、試合に何を求めるかは自分次第です。やるからには誰もが勝とうと思っているけれど、「勝つ」ということの基準をどこに置くかが変わってくると思います。
──順位や点数上の勝ちを求めるのか求めないのかが、分岐点になりそうですね。
高橋:フィギュアスケートというスポーツが特殊なんです。競技者なのにショーもできるというのが、僕を狂わせている原因です。他のスポーツなら、試合があって現役続行か引退かを決めるのに、フィギュアにはショーで滑るという選択肢もある。今の僕にとっては、ショーも試合も同じ位置づけになりました。
──ショーも本気で挑んでいくということですか?
高橋:そうですね。常日頃から、自分がどこまで表現できるのかを知りたいと思ってきました。常に上を目指していないと、どこが限界かわからないので、自分の限界を確認するために試合が必要だったんです。いま、こうしてお話ししているうちに腑に落ちましたが、自分の表現力の限界を確認するために、やはり現役という立場は必要だったんだと思います。
★高橋大輔「大輔カンパニーをつくりたい」 舞台で輝くスケーターとは?
[AERA.dot(アエラドット) 2019.05.07 08:00]
https://dot.asahi.com/aera/2019042600036.html
──体が動くうちは表現する側にいらっしゃるということだと思います。その先に、コーチや振付師といった仕事を意識していますか。
高橋大輔(以下高橋):振付師が向いていないとわかっているんです。ゼロから生み出せるタイプではなく、素材があってそれをアレンジするほうが好きなので、どちらかというとコーチのほうが向いているとは思います。でも現役復帰して、結果的にコーチになるには出遅れてしまったと思うので、そこは違うものでカバーするしかないな、と思っています。
──その違うものというのが、以前から話していたスケートの舞台の創出でしょうか。
高橋:プロフィギュア界をどう変えていくかは、僕にとって大きなテーマです。プロのスケーターが引退後に就職する場所、ちゃんと職業として食べていける場所が、いまは残念ながらほとんどない。日本のスケーターの引退後の選択肢が変わるような、劇団四季のようなスケート舞台のカンパニーをつくれたらいいなと思っています。
──劇団四季のスケート版ですか。すてきですね。
高橋:劇団四季は、特定の出演者のファンだけでなく、「劇団四季だから見に行く」という人も多く、どの舞台も人気です。バレエの熊川哲也さんのKバレエカンパニーも同様に、Kバレエカンパニーだから見に行くファンがたくさんいます。
スケートでも、様々なアイスショーが多く開催されるようになりましたが、僕はそれよりも舞台色の強いもの、たとえば「ロミオとジュリエット」をスケートミュージカル化するように、ひとつのストーリーを皆で演じるものをつくってみたい。わかりやすく言えば、Dカンパニー(大輔カンパニー)をつくりたい(笑)。
──2年前の氷艶「破沙羅」では、アイスショーが歌舞伎とコラボレーションしていました。
高橋:歌舞伎の皆さんからアイデアがたくさん出てきて、想像しなかった演出を経験しました。スケーターではない人が、リンクに登場しても舞台が成り立つというのも大きな経験でした。「和」の演出もすばらしかった。歌舞伎がラスベガス公演をしているみたいに、将来的には日本の「和」のスケート舞台を海外に持っていけたら素晴らしいなとか、夢も広がりました。
──今年7月に行われる氷艶「月光かりの如く」では、主役の光源氏を演じます。
高橋:光源氏は美形なので僕とは真逆のイメージで、どちらかというとユヅ(羽生結弦)のほうが向いているかも。でも僕の性格は、光源氏に被ります。恋多き男で、いろいろな人と関わるけれど、結局は人の孤独に気づく。自分も、「人間結局は独りだよね」と思うタイプなんです。裏切られると思っているのに人に依存してしまって、1人では生きていけない。そして孤独になった時に「人は裏切るもんだ」と思う。そんな自分がいるので、光源氏という役には自然と入り込めるんです。
──今回は、宝塚出身など役者さんと共演されますね。
高橋:役者さんと共演するうえで、違う挑戦心が今回は芽生えています。歌舞伎の時も、殺陣でも、本気でウワーと来られた時に夢中で返す自分がいて、「こんな自分がいるんだ」と衝撃的でした。今回もどんな自分が出てくるのかが楽しみです。前回の氷艶から2年経って、自分がどう変わったか。前回とはまた違う自分を見せられるようにと思っています。
──宮本亜門さんが演出を担当しています。Dカンパニー構想のうえでも勉強になりそうです。
高橋:今の僕に演出家はできませんが、まずは今年、演出家の宮本さんとやらせていただくなかで、舞台をどう作るのか、違う畑から見て勉強したいです。歌舞伎とはまた違う経験になると思うので。ひとつひとつの経験はこの先、スケートの舞台を創っていくことにつながるし、つなげていかなくては、と感じています。自分のチャンスをつかむために、よい場だと思っています。
──新しいスケートの舞台ができると、スケーターの将来も変わりますね。
高橋:舞台をやるうえでは、ジャンプよりも、表現、演技で魅せられるスケーターが重要になります。競技で活躍できるのはジャンプが得意なごくわずかなスケーターで、もちろんそこで活躍できるスケーターはまずトップを目指してほしい。でも、ジャンプではない才能を持っている人もいます。いまはジャンプが高度化して、競技年齢も下がってきているので、ますます引退後の活躍の場が必要になっていると思っています。そういう中で、スケーターの選択肢のひとつになれればと思います。
──いつまで、現役での勇姿を見られるのでしょうか。
高橋:今回の現役復帰は、「これから一生現役」という気持ちでの復帰で、一生引退するつもりはないです(笑)。人様に見せられるパフォーマンスができなくなるまでやろう、という意味です。これからショーをつくりたいけれど、ショーづくりも自分自身が動けてこそできるもの。人に言うのは簡単だけど、自分が動いていかないとつくり上げられないと感じています。いずれ連盟登録選手ではなくなっても、気持ちは引退しません。滑れなくなるときが引退だと思っていて、だから一生現役です。
大輔さんが志す「Dカンパニー」は現役選手を引退したスケーターたちにとって
新たな活躍の場となり、また心の拠り所にもなることでしょう。
同郷の小松原美里選手が大輔さんの夢にエールを送ってくれているのも嬉しいです!
https://twitter.com/miichan728/status/1125598024997040128
男子フィギュアスケート界の開拓者であり続ける大輔さんならきっと
この大きな志を実現できると強く信じています!
2017年の氷艶、ダンスショーLOTF、そして今年の氷艶の経験が
存分に生かされるフィギュアスケートの本格的な舞台創り、
大輔さんらしさあふれる「Dカンパニー」設立の夢が叶うことを願っています!!
今週土曜日、5/11放送の大輔さんゲスト出演「メレンゲの気持ち」では
子どもの頃の夢を叶えたマンショントータルコーディネートのお話が登場するようです。
ストライプ柄のジャケットに紺色のTシャツ、せっかくの爽やかコーデ出演写真なのに、
ちょっとびっくりしてしまうような見出し…もう少し配慮がほしかったなぁ…
とりあえず今回はそのままの情報をお借りします。
◇05月11日(土)12:00~13:30 日テレ系
「メレンゲの気持ち」
高橋大輔が現役復帰後の私生活公開…おしゃれ自宅で料理&マンションをプロデュース!やさぐれていた衝撃過去告白…怒って春巻き投げつけた&泥酔して2回もおもらし!?結婚&恋愛語る
【出演者】久本雅美、いとうあさこ、伊野尾慧、村上佳菜子
【ゲスト】高橋大輔、橋本マナミ
http://www.ntv.co.jp/program/detail/21878108.html
https://tv.yahoo.co.jp/program/58043881/
前回出演の時と同様に今回もご自宅拝見?!新たな手料理写真とか、
ディベルテ浅草の内部紹介とか、初披露の映像もあると嬉しいですね。
そして大事な「氷艶2019」のPRはぜひ光源氏ビジュアルでお願いしたいです!
大輔さんとレギュラーの佳菜子ちゃんとの楽しいトークにも期待しています!!
「氷艶2019」公式Instagram、GW明けの更新は朧月夜の役柄紹介。
https://www.instagram.com/p/BxJ2EeCnuaD/
「氷艶」のあとに髙橋大輔選手が挑む現役復帰2シーズン目、
今後の出場試合の予定も気になるところ。
「ジャパンオープン2019」「カーニバルオンアイス2019」の出場は果たして??
今年もさいたまスーパーアリーナにて、10/5(土)に開催される予定という
GW明け第一弾の発表がありました。今後の詳細UPが待たれます。
「JO2019」:https://www.tv-tokyo.co.jp/coi2019/
「CaOI2019」:https://www.tv-tokyo.co.jp/coi2019/
5月8日(水)付の山陽新聞朝刊と山陽新聞HPに詳細が掲載されるという
大輔さんと刑事くんの「西日本豪雨災害復興チャリティートークショー」、
2人の故郷を想う気持ちが詰まった素敵なイベントとなるよう願っています!
https://c.sanyonews.jp/release/2019/04/20190423145745.html
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