![](http://stat.ameba.jp/user_images/20190211/23/chocolove37/dc/aa/j/o0606040414354577482.jpg)
32歳の現役復帰、その大きな決断と目標に掲げた全日本選手権への道のりや
FS最終グループで滑り終えたあとの心の内などを語ってくれた「アキレアの橋」。
フィギュア界ではレジェンドの域にある髙橋大輔選手の素直な思いを
上手に引き出してくださった野村忠宏さん自身もまた、幾度も怪我と向き合い、
試練を乗り越えて五輪3連覇を成し遂げられた柔道界のレジェンド。
そんな野村さんのInstagaramに大輔さんがいいね!をしていた1日前の写真、
添えられている言葉の重みに心を打たれて私もいいね!をしていたのですが。
大輔さんの場合は今もなお怪我と向き合う現役アスリートとしての立場から
野村さんの現状に深く共鳴した部分があったのかなぁと想像…
https://www.instagram.com/p/BtsPtZnhT9-/
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20190211/19/chocolove37/58/aa/j/o0798108014354387603.jpg)
オリンピアンキャスターとしてリオ五輪や平昌五輪で大輔さんと一緒に
アスリートたちの真剣勝負を伝えたり直接インタビューをされていた中、
厳しい勝負の世界に長く身を置かれていたレジェンドとしての発言に
何度もハッとさせられることが多かったのが私の中で強く印象に残っていました。
また、五輪現地でもトレーニングルームで体を鍛えていらっしゃるのを
Instagramの投稿で拝見していて、そのときは後身の指導をされるために
今でもトレーニングをされているのかなぁと浅い考えしか浮かばなかった記憶もあって。
それが今回のこの投稿で無知な自分にガツンと大きな衝撃が与えられたような感覚…
アスリートが怪我をするということはこういうことなのか、
自分自身の身体と一生向き合っていくというのはこういうことなのか、
その過酷な現実を素人ながらもまざまざと思い知らされた感じを受けたのでした。
この投稿にいいね!をした大輔さんの真意を知ることはできないけれど、
おそらくは怪我と向き合ってきた自身のフィギュアスケート人生を
思い起こして重ね合わせていたのではないかなぁと思われます。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20190212/01/chocolove37/5d/75/j/o0626038714354618789.jpg)
実際、現役復帰してからも怪我やアクシデントに見舞われていた大輔さん。
「アキレアの橋」の中で、野村さんから復帰初戦の重圧について質問されたときに
当時ははっきり明かされていなかった怪我の具合や、4年のブランクがもたらす
32歳の身体への負担、追い込みの難しさなどもじっくりと語ってくれていました。
「…近畿の前に膝が痛くなって伸びなくなっちゃって、
どうしよう、みたいなそういうところもあったんで、
最後まで演技出来るかな?って、結構、痛み止め飲んで出たぐらい
痛くなっちゃったってところはあるんですけど、それもあったりとか、
あと、ぎっくり腰とか肉離れしちゃってスタートが遅れちゃった部分もあって
不安がプラスプラスプラスっていうのもあったし…」
「…前の感覚でこれくらい追い込まないと、っていったところの追い込みに
いこうとするんですけど、いったら怪我をしちゃって、ぎっくり腰になったり、
肉離れになったり…それだけ自分のからだが衰えているんだなっていうか、
ちょっとショックでしたし、頑張りたいんだけどやり過ぎると次の日に残って
次の日にいい練習が出来なかったり、調整をしなきゃいけないところに
悔しさみたいなところは感じつつやってましたね。予定通りに物事が運ばない
もどかしさみたいなのはありましたけど…」
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20190204/07/chocolove37/0b/ec/j/o1080060714350223235.jpg)
近畿選手権の開会式の日、会場入りしてからこんなふうに言っていたのは
痛み止めを飲みながら挑む初戦への不安がふいに表に出てしまったのでしょうね。
それでも試合後のインタビューでは膝の痛みを口にすることはなく
これが自分の今の実力だと冷静に結果を評価していた大輔さんでした。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20190207/05/chocolove37/81/8f/j/o0556054814351830738.jpg)
この番組とは別のところで、大輔さんが怪我との向き合い方について語っていたのが
先日発売された週刊誌「週刊現代 2月16・23日合併号」でのインタビュー記事。
ここでも4年のブランクとともに、右膝前十字靭帯断裂と半月板損傷といった
古傷を抱えての現役復帰に不安はなかったのか?と質問されての答えはこうでした。
「不安に思うのではなく、ケガを抱えたままでも勝負のできる体作りに集中したい。」
「今は出来て当たり前ではなく、出来たら万々歳とい気持ち。
だからトラブルがあっても、自分を受け止めて次に進むことができました。」
復帰初戦までに起きてしまった度重なる体のトラブルも一旦受け入れて、
そこからの回復のためにアイスショーでの滑走をお休みしたり、
必要な筋力トレーニングを積み重ねたりしながら、焦る気持ちを抑えて
無理なく試合への準備を進めたことも今シーズンの目標達成の要因だったのでしょう。
大輔さん流の怪我との向き合い方は、ともすればマイナスのイメージになるところを
ポジティブで前向きなイメージにしていけるところに強みがあると感じます。
…でも、そうは言っても、これ以上の怪我は抱えてほしくないと願うのがファン心理。
来シーズンに向けて、さらにその先へと続く「一生現役」という目標達成のために、
良いコンディションをキープしたままでいてくれることを願ってやみません。
大輔さんにとって居心地の良い競技会という舞台に立って、
自身が思い描く演技をやり切って晴れやかな表情を見せてくれる―
そんな瞬間がまた訪れるのを心待ちにしています。
![](http://stat.ameba.jp/user_images/20190212/02/chocolove37/f5/0f/j/o0654040714354634439.jpg)
あっという間に過ぎて行った2月の3連休最終日、
関西地区の特番に出演した大輔さんは関大リンクに関するインタビューや
バンクーバー五輪などの演技映像のVTR出演だったようで。
映像ありがとうございます!⇒その①、その②、その③、その④
髪を切って間もない感じ?スポンサーのロゴ入りジャージ姿の大輔さんでしたね。
スケーターにとって大切な練習場所の確保、それが関大アイスアリーナの建設によって
安心して練習ができるようになるとともに世界で活躍できる選手の育成へ繋がったこと。
短い中でもしっかりと伝えてくださって良い企画だったなぁと思います。
「大ピンチの髙橋大輔&織田信成を救った“氷王“」というタイトルで
さらに詳しく伝えられていたのが昨年夏のこの特番でしたね。
19:27あたりから関大リンクのお話、UP主様ありがとうございます。
◆The Ice *3/3 ブラマヨのフィギュアオールスター夏祭り
https://dai.ly/x6rfde4
大輔さんのスケート同様、音楽との一体感が見ていて心地良い編集、
新作ありがとうございます!お借りします。
◆D1SK☆kemonoyukuhosomiti
https://nico.ms/sm34614113
四大陸選手権が終わり、いよいよ次は3月のさいたま世界選手権が待っていますね。
選出されながらも出場を辞退した大輔さんもきっと、
後輩たちの頑張りに期待していることでしょう。
時に怪我と向き合いながらも目の前の戦いに挑み続けるアスリートたち、
どうかそれぞれが納得できる試合に出来ますように。
全力で頑張る選手たちをこれからも応援していきたいと思います!
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