大緊張で試合の行方をテレビで見守った2018年の全日本選手権男子FS。
5年ぶりの大輔さん表彰台!銀メダルおめでとう!!
…で、ちょっと気が抜けかけたところにワールド辞退と現役続行の意志表明?!
あまりにも激流すぎて戸惑いっぱなしのクリスマスイブの夜が過ぎていきました。
混乱していてブログに綴る言葉も見つからず…日付が変わってしまってゴメンナサイ。
まずは12月24日の男子FSの結果から辿っていきたいと思います。
★高橋大輔 5年ぶり全日本で表彰台!ジャンプでミスも…「まさかの2位。驚いています」
[スポニチ 2018.12.24]
今季現役に復帰した、男子ショートプログラム(SP)2位の高橋大輔(32=関大KFSC)はフリー151・10点、合計239・62点をマークし、5年ぶりに出場した全日本の舞台で2位となった。
後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はきれいに決めたが、3連続ジャンプで転倒するなどミスも出て演技後は苦笑いを浮かべた。それでも結果は宇野昌磨(21=トヨタ自動車)に次ぐ2位。高橋は「自分の演技が終わった時に表彰台はないと思っていたので、まさかの2位。正直、驚いています」と2012年大会以来自身6年ぶりの表彰台に驚いた様子。3回転となった冒頭のトーループについては「6分間練習で跳べたので挑んだんですけど中途半端な形で終わってしまった」と振り返った。
今後については「とりあえず全日本が目標だったのでまったく考えていない」としながらも、「人前で滑り続けたい気持ちが強くなっている」と話した。
10年バンクーバー五輪で銅メダル、同年の世界選手権で日本男子初となる金メダルを獲得。輝かしい成績を残し絶大な人気を誇った高橋は、6位だった14年ソチ五輪後の10月に現役引退を表明した。その後はアイスショーやテレビ解説などに活躍の場を移したが、今年7月に現役復帰を発表。昨年の全日本選手権を観戦し、「これが本当にやりたいことかな。現役という形で納得してから次に行かないといけない」という思いからの決断だった。
翌月に左足内転筋肉離れを発症するアクシデントもあり、復帰戦となった10月の近畿選手権では合計195・82点で3位。それでも11月の西日本選手権では244・67点と大幅にスコアを伸ばして優勝を果たし、5年ぶりの全日本出場も勝ち取った。そしてこの日、SPに続く今季自己最高得点が期待されたが、久々に帰ってきた舞台で力を出し切ることはできず。それでもレジェンド復活の舞に観客からは大きな拍手が送られた。
【FS写真①】【FS写真②】【FS写真③】
【FS写真④】【FS写真⑤】【表彰式写真】
★高橋大輔、まさかの2位「表彰台はないと思っていた。正直、驚いている」/フィギュア
[SANSPO.COM 2018.12.24 21:34]
【FS写真①】【FS写真②】【FS写真③】【FS写真④】
【FS写真⑤】【FS写真⑥】【FS写真⑦】【FS写真⑧】
【キスクラ写真】【表彰式写真①】【表彰式写真②】
★フィギュア全日本選手権 男子 宇野が3連覇 高橋は2位
[NHKニュース 2018.12.24 21:41]
※記事より抜粋
5年ぶりの出場となった高橋選手はジャンプでミスが続いたものの、持ち前の表現力などが評価され、151.10、ショートプログラムとの合計は239.62で2位に入りました。3位は田中刑事選手で、236.45でした。
■高橋「今できる精いっぱい」
男子シングルで2位に入った高橋大輔選手は、「自分の演技が終わったあとにこういう結果は想像していなかったので、驚いているのがいちばんだ。フリーはこれまでの練習の中でいちばんよくない演技が出てしまい、緊張感に勝てるところまでやり切れていなかったし、準備不足だと思う」と落ち着いた様子で話しました。
そして、「満足できないところもたくさんあるが、今できる精いっぱいがこれなのかなと思う。自分の力を出し切れなかった悔しい気持ちと2位に入れた喜びと、短い時間でいろいろな思いを感じられる幸せをかみしめている。自分がほかの選手にどういう影響を与えられたか分からないが、一緒の場に居られることに感謝の気持ちしかない」と話していました。
★全日本フィギュア最終日 高橋大輔のフリー
[共同通信 2018.12.24 21:42]
全日本選手権の結果をリザルトページからお借りします。
また、FS「Pale Greeen Ghosts」と演技後インタビュー動画もお借りします。
<第87回全日本選手権大会リザルト>
https://www.jsfresults.com/National/2018-2019/fs_j/nationalsenior/index.htm
2018年12月20日~24日 東和薬品RACTABドーム (大阪府門真市)
◆Daisuke Takahashi - 2018 Japanese Nationals FS
https://youtu.be/tWEuK26mnkk
◆【フジテレビ公式】髙橋大輔選手☆全日本フィギュアスケート選手権2018<男子フリー>インタビュー
https://youtu.be/s8-Tjnn4jLA
4回転を入れた構成に挑んだその攻めの気持ち、独特の緊張感の中での
今出来る精一杯のがむしゃらな演技、心に響きました。
全日本の舞台で滑っている大輔さんが見られたこと、それだけでも幸せなのに
昌磨くん刑事くんと一緒に表彰台に立つ姿まで見せてもらえて感動しました!
素敵なクリスマスプレゼントをどうもありがとう!!
金メダルの宇野昌磨選手、銀メダルの髙橋大輔選手、銅メダルの田中刑事選手、
2018年全日本選手権の表彰台に乗った3選手。改めまして、おめでとうございます!
闘志あふれる演技、華麗なる舞、そして清々しいスポーツマンシップを
平成最後の全日本で見せてくれてありがとう!表彰式の和やかさも最高でした!!
★高橋大輔、西日本豪雨で被害の地元・倉敷への思い「何か手伝えることがあれば」
[スポニチ 2018.12.24 22:19]
今季現役復帰し、5年ぶりに出場して2位に入った高橋大輔(関大KFSC)と3位の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は、ともに岡山県倉敷市出身。競技後のメダリスト会見では、7月の西日本豪雨の被災地となった地元・倉敷への思いについての質問も出た。
高橋は「自分自身も知っている地域で災害が起きて心苦しいところもあるし、僕自身もボランティアに行きたかった時もあったけど、復帰でそこまでできる余力がなかった」とし、「少しでも違った形で協力できることがあればしたい。少しでも何か手伝えることがあれば」と復興支援に意欲を見せた。
田中は「倉敷に行って、つらい状況だったと現地に行って感じた。少しでも競技を通して地元や全国の方に力を与えられたら」と話した。
★高橋大輔「大変なことも貴重な経験」 挑み続けた32歳
[朝日新聞デジタル 2018.12.24 23:25]
[スポニチ 2018.12.24 22:19 ] 【FS写真①】【FS写真②】【FS写真③】
苦笑を浮かべ、両手をひざへ。演技を終えた高橋大輔(関大ク)は、歓声を聞きながら悔しさをかみしめた。「改めて、自分の弱さを感じることができた」
後半に入り、切れを欠いた。「少し足にきた部分も」。3回転サルコーで転倒し、フィニッシュではぐらついた。4年ぶりに挑むシーズンだ。体力的な問題もあったに違いない。
ただ、冒頭に挑んだ4回転トーループに思いがにじんだ。結果は3回転になってしまい、出来栄え点(GOE)もマイナス評価を受けた。4回転が跳べるようになったのは、大会の2週間前。32歳にとって、ぎりぎりの挑戦だった。
銅メダルに輝いた2010年バンクーバー五輪も、14年ソチ五輪も、常に4回転に挑んできた。高橋のスケートにはいつも、4回転へのプライドが透ける。5年ぶりの全日本でも、その姿勢は少しも変わらなかった。攻めてつかんだ全日本2位。「全く想像していなかった」
今季の試合はこれが最後という。今後について「まだ終わったばかり。来季をどうするかは考えたい」とひと言。「今季は大変なこともあったけど、全て貴重な経験でした」。割れるような歓声が高橋を包む。挑戦し続けるスケーターへの最大級の賛辞だった。
★「居心地いい」2位高橋大輔が求めた勝負師の空気感
[日刊スポーツ 2018.12.24 21:21]
<フィギュアスケート:世界選手権代表選考兼全日本選手権>◇24日◇大阪・東和薬品ラクタブドーム◇男子フリー
ショートプログラム(SP)2位で5大会ぶり出場の高橋大輔(32=関大KFSC)がフリー151・10点、合計239・62点で2位に入り6大会ぶりの表彰台となった。だが、世界選手権代表は辞退した。
7月に4年ぶりの現役復帰を表明。その時から、目標としてきたシーンが実現した。宇野昌磨、田中刑事らと同じ最終組で午後2時25分からの公式練習に臨み、4回転トーループを着氷させるなど、生き生きとした表情でその場の空気感を楽しんだ。
本番では冒頭の4回転が3回転トーループになったが、続くトリプルアクセルと2回転トーループは見事に着氷した。その後、得意の3回転フリップの着氷で手を突き、連続ジャンプで転倒もあったが、会場の熱を存分に味わった。
「自分の演技を終えたとき表彰台はないな、と思ったのでまさかの2位。正直驚いています。4回転が決まりだしたのが全日本が始まる前だった。6分間練習でいいジャンプが跳べたので挑んだけど中途半端になった。この何日間かフリー終わるまで充実した期間をすごせた。緊張感の高い中ですごせる喜び感じた」。演技を終えた高橋は本調子とはいかなかったが、すがすがしい表情を浮かべた。
2日前の22日にはSPで超満員の観衆に囲まれ、感じたという。「『試合っていいな』っていうのを復帰からずっと感じてきた。全日本は力を出し尽くす戦いになる。やっぱりこの場所は居心地がいい。できれば『長くやっていけたらな』と思うような感じがありました」。競技から離れていた4シーズンの間、男子は急速に4回転時代へと突入。表現や卓越したステップで沸かせた高橋は、今の自らの考えを、こう明かす。
「今まで現役でいた時よりも『何を見せたい』『どういうものを伝えたい』とかが、本当にないぐらい『自分のできる姿を見てもらえたらうれしい』と思う。スケートは時代もどんどん変わっていきますし、フィギュアスケートっていう概念自体も、時間とともに変わっていく。この時代にそぐうスケートにどれだけ近づけるのか、というのを考えて、今シーズン頑張ってきました」
フリー最終組入りが決まったSP後に掲げた目標があった。「『高橋大輔、いいな』って、応援してくれる人もそうですし、今回たまたま見た方にも思ってもらえたら、また新たに自信につながると思います」。32歳の高橋だからこそできる演技で、その思いを発信した。
歌子先生と並んで座る全日本FSのキスクラはいつもと変わらない穏やかな雰囲気。
近畿、西日本とステップを踏んで掴んだ全日本の舞台を終えて、
大輔さんの中には一区切りという思いがあるのでしょうね。
大輔さんの故郷を想う優しさ、世界と戦ったアスリートが自ら認める今の自身の弱さと
再び試合に挑んで来られた今シーズンの喜びと周囲へ与える希望…
お借りした記事のコメントからもいろんな思いを感じ取ることが出来ます。
ワールド代表辞退は個人的に何となく予想はしていたことですが、
その理由もまさに「髙橋大輔」という生き様そのもの。
表現者としての未来がまだこの先も続いていくこと、
ぼんやりとではあるけれど言葉にしてくれたのも嬉しかったです。
★2位の高橋大輔「幸せを感じた」華麗な復活、そして意外な決断
[毎日新聞 2018.12.24 21:47]
7月に約4年ぶりに現役復帰したフィギュアスケート男子の2010年バンクーバー五輪銅メダリスト、高橋大輔(32)=関大KFSC=が24日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームでの全日本選手権で2位に入った。ただ来年3月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)の代表入りは辞退した。華やかな復活劇も直後の決断も周囲を驚かせた。
ジャンプのミスはあったが、リズミカルな曲調に乗り、「氷上のアーティスト」の真骨頂であるステップで観客を魅了した。ショートプログラム(SP)2位発進から、この夜のフリーは4位の151.10点を出し、合計239.62点で2位をキープした。
拍手と花束を一身に浴び「想像していなかった。表彰台は難しいと思っていた。普段の生活で味わえない幸せを感じられた」と実感をこめた。
その後の決断も意外だった。世界選手権代表入りが有力視されたが日本連盟に辞退届を提出した。記者会見し「世界で戦う難しさ、精神力が必要なことは経験している。復帰を決めたのも遅かった。世界と戦う覚悟が持ちきれなかった」と説明した。「日本のスケートが盛り上がっていくには若手が経験を積むことが大きい。後輩たちが成長して羽生(結弦)君や(宇野)昌磨をどんどん抜かしてレベルアップしてほしい」とベテランならではの配慮もにじませた。
復帰当初の目標だった全日本選手権フリーでの最終グループでの滑走は遂げた。ただ「やめるつもりはない。もう少しできるはずという自分もいる」とスケートへの熱意はなお漂わせていた。
★高橋 現役続行を明言 世界選手権代表辞退の理由は「世界と闘う覚悟が持ちきれなかった」
[スポニチ 2018.12.24 23:04 ]
※記事より抜粋
高橋は会見で「行きたい気持ちはやまやまな部分はあるけど、世界と闘う覚悟が持ちきれなかったところもすごく大きな理由。その覚悟を持たずに出るべきではないな、と」と辞退した理由を語った。
さらに、「32歳でこの先、希望があるかというと正直ないと思う。若手というか日本を引っ張っているプレッシャーのかかる大きな大会で経験を積むことで、若い選手がその舞台を経験する必要性の方が大きいと感じた」と、世界の舞台は後輩たちに道を譲る意思を見せた。
それでも「来季以降チャレンジするなら出たいのか?」と問われ「そうっすね。今回、埼玉であるので5年前、埼玉の世界選手権出られなくて、出たかったけど、これが今年じゃなく2年前に復帰を決断していたら覚悟を持っていたかもしれない。もし来年続けるなら狙うかもしれないけど、ジュニアの子も成長してくるので世界選手権を狙える位置にいないと思うけど、狙うかもしれない。でも、分からないです」と言葉をにごしたものの「辞めるつもりはない。きょうの演技だと悔しくてすっきり終われない感じ。もうちょっとできるはずだという気持ちが出てきている」と現役続行の意思を見せた。
全日本の結果や演技カケラ、ワールド選出の話題があった news zero、
大輔さんの直接の声で会見の言葉が聴けてちょっと落ち着きました。
映像ありがとうございます⇒その①、その②
yahoo!スポーツニュースのトップに大輔さん!
「現役続行」の文字が嬉しくて思わずスクショ。
リショーさん振付の素晴らしいFS、また競技会で滑る機会があると嬉しいです!
坂本花織ちゃん優勝に続いて大輔さんが2位、自身が振付を手掛けた2人が
全日本選手権でメダリストとなったブノワ・リショーさんが
今度は大輔さん宛てのメッセージを発信されています。
「A TRUE LEGEND」、真のレジェンドへの感謝の気持ち。
twitterとinstagram、ストーリーには大輔さんの練習動画も!
https://twitter.com/Benoitrichaud/status/1077211520306741248
https://www.instagram.com/p/BrxkuAoBLxX/
大輔さんを応援し、試合後には労いの言葉をかけてくれていた美姫ちゃんと宏一くん。
熱い声援をどうもありがとう!!
https://twitter.com/M1K1_ANDO/status/1077176649555238912
https://twitter.com/kobahiro1101/status/1077179397247950848
仲間からのエールもたくさんのファンの皆さんからの声援や拍手も、
まだもう少しの間は「髙橋大輔選手」という立場で受け止めパワーにしてくれたなら。
これまで以上にもっと素晴らしい氷上の世界を見せてくれるだろうと思うし、
2度目の現役引退がまだ先延ばしになって正直ホッとしている部分もあります。
大輔さんの試合後会見の言葉、より詳しく載せてくださっている記事をおかりします。
★32歳高橋大輔、来季も意欲 「まだ引退をしない」
[朝日新聞デジタル 2018.12.25 00:10]
★高橋大輔、現役続行の意向示す 「もうちょっとできるはず」
[山陽新聞 さんデジ 2018.12.25 00:14]
★高橋大輔「この出来で、この場にいたくない」 一問一答
[朝日新聞デジタル 2018.12.25 01:07]
「僕自身、すごく迷ったところではあるんですけど。気持ちとしては、
もし選ばれるのであれば行きたいというのは山々あるんですけど、
やっぱり世界と戦う覚悟っていうものが持ちきれなかったっていうところも、
すごく大きな理由で。覚悟を持てないのに出るべきではないなというところ。」
「日本のスケートを盛り上げていくためには若い選手が
その舞台を経験することの必要性の方が大きいなと感じました」
「これから先出てくる人が、どんどん抜かしていって、どんどんレベルアップして
もらいたいっていう気持ちが、自分が活躍したいっていう気持ちと同じくらい
あるので。ただ、やっぱり冷静に考えて、僕じゃないだろうっていう」
自分の気持ちよりも日本男子フィギュア界の未来を優先させた上でのワールド辞退、
その決断はかつて日本のエースとして時代を牽引してきた立場の経験と
レジェンドらしい世界への視界の広さががよく表れているなぁと感じます。
これまで大輔さんを9年余り応援してきた中で、嬉しいことも心痛めることもあれば、
感動させられたり驚かされたり…本当にいろんなことがありましたが
きっとこの先もそうなんだろうなぁと予想しつつも応援せずにはいられない、
そんな魅力的なフィギュアスケーターであることを確信した今年の全日本でした。
大輔さんの今回の決断も、これから先また歩んでいく道も、
そっと温かく見守りながら応援していけたらと思っています!
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5年ぶりの大輔さん表彰台!銀メダルおめでとう!!
…で、ちょっと気が抜けかけたところにワールド辞退と現役続行の意志表明?!
あまりにも激流すぎて戸惑いっぱなしのクリスマスイブの夜が過ぎていきました。
混乱していてブログに綴る言葉も見つからず…日付が変わってしまってゴメンナサイ。
まずは12月24日の男子FSの結果から辿っていきたいと思います。
★高橋大輔 5年ぶり全日本で表彰台!ジャンプでミスも…「まさかの2位。驚いています」
[スポニチ 2018.12.24]
今季現役に復帰した、男子ショートプログラム(SP)2位の高橋大輔(32=関大KFSC)はフリー151・10点、合計239・62点をマークし、5年ぶりに出場した全日本の舞台で2位となった。
後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はきれいに決めたが、3連続ジャンプで転倒するなどミスも出て演技後は苦笑いを浮かべた。それでも結果は宇野昌磨(21=トヨタ自動車)に次ぐ2位。高橋は「自分の演技が終わった時に表彰台はないと思っていたので、まさかの2位。正直、驚いています」と2012年大会以来自身6年ぶりの表彰台に驚いた様子。3回転となった冒頭のトーループについては「6分間練習で跳べたので挑んだんですけど中途半端な形で終わってしまった」と振り返った。
今後については「とりあえず全日本が目標だったのでまったく考えていない」としながらも、「人前で滑り続けたい気持ちが強くなっている」と話した。
10年バンクーバー五輪で銅メダル、同年の世界選手権で日本男子初となる金メダルを獲得。輝かしい成績を残し絶大な人気を誇った高橋は、6位だった14年ソチ五輪後の10月に現役引退を表明した。その後はアイスショーやテレビ解説などに活躍の場を移したが、今年7月に現役復帰を発表。昨年の全日本選手権を観戦し、「これが本当にやりたいことかな。現役という形で納得してから次に行かないといけない」という思いからの決断だった。
翌月に左足内転筋肉離れを発症するアクシデントもあり、復帰戦となった10月の近畿選手権では合計195・82点で3位。それでも11月の西日本選手権では244・67点と大幅にスコアを伸ばして優勝を果たし、5年ぶりの全日本出場も勝ち取った。そしてこの日、SPに続く今季自己最高得点が期待されたが、久々に帰ってきた舞台で力を出し切ることはできず。それでもレジェンド復活の舞に観客からは大きな拍手が送られた。
【FS写真①】【FS写真②】【FS写真③】
【FS写真④】【FS写真⑤】【表彰式写真】
★高橋大輔、まさかの2位「表彰台はないと思っていた。正直、驚いている」/フィギュア
[SANSPO.COM 2018.12.24 21:34]
【FS写真①】【FS写真②】【FS写真③】【FS写真④】
【FS写真⑤】【FS写真⑥】【FS写真⑦】【FS写真⑧】
【キスクラ写真】【表彰式写真①】【表彰式写真②】
★フィギュア全日本選手権 男子 宇野が3連覇 高橋は2位
[NHKニュース 2018.12.24 21:41]
※記事より抜粋
5年ぶりの出場となった高橋選手はジャンプでミスが続いたものの、持ち前の表現力などが評価され、151.10、ショートプログラムとの合計は239.62で2位に入りました。3位は田中刑事選手で、236.45でした。
■高橋「今できる精いっぱい」
男子シングルで2位に入った高橋大輔選手は、「自分の演技が終わったあとにこういう結果は想像していなかったので、驚いているのがいちばんだ。フリーはこれまでの練習の中でいちばんよくない演技が出てしまい、緊張感に勝てるところまでやり切れていなかったし、準備不足だと思う」と落ち着いた様子で話しました。
そして、「満足できないところもたくさんあるが、今できる精いっぱいがこれなのかなと思う。自分の力を出し切れなかった悔しい気持ちと2位に入れた喜びと、短い時間でいろいろな思いを感じられる幸せをかみしめている。自分がほかの選手にどういう影響を与えられたか分からないが、一緒の場に居られることに感謝の気持ちしかない」と話していました。
★全日本フィギュア最終日 高橋大輔のフリー
[共同通信 2018.12.24 21:42]
全日本選手権の結果をリザルトページからお借りします。
また、FS「Pale Greeen Ghosts」と演技後インタビュー動画もお借りします。
<第87回全日本選手権大会リザルト>
https://www.jsfresults.com/National/2018-2019/fs_j/nationalsenior/index.htm
2018年12月20日~24日 東和薬品RACTABドーム (大阪府門真市)
◆Daisuke Takahashi - 2018 Japanese Nationals FS
https://youtu.be/tWEuK26mnkk
◆【フジテレビ公式】髙橋大輔選手☆全日本フィギュアスケート選手権2018<男子フリー>インタビュー
https://youtu.be/s8-Tjnn4jLA
4回転を入れた構成に挑んだその攻めの気持ち、独特の緊張感の中での
今出来る精一杯のがむしゃらな演技、心に響きました。
全日本の舞台で滑っている大輔さんが見られたこと、それだけでも幸せなのに
昌磨くん刑事くんと一緒に表彰台に立つ姿まで見せてもらえて感動しました!
素敵なクリスマスプレゼントをどうもありがとう!!
金メダルの宇野昌磨選手、銀メダルの髙橋大輔選手、銅メダルの田中刑事選手、
2018年全日本選手権の表彰台に乗った3選手。改めまして、おめでとうございます!
闘志あふれる演技、華麗なる舞、そして清々しいスポーツマンシップを
平成最後の全日本で見せてくれてありがとう!表彰式の和やかさも最高でした!!
★高橋大輔、西日本豪雨で被害の地元・倉敷への思い「何か手伝えることがあれば」
[スポニチ 2018.12.24 22:19]
今季現役復帰し、5年ぶりに出場して2位に入った高橋大輔(関大KFSC)と3位の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は、ともに岡山県倉敷市出身。競技後のメダリスト会見では、7月の西日本豪雨の被災地となった地元・倉敷への思いについての質問も出た。
高橋は「自分自身も知っている地域で災害が起きて心苦しいところもあるし、僕自身もボランティアに行きたかった時もあったけど、復帰でそこまでできる余力がなかった」とし、「少しでも違った形で協力できることがあればしたい。少しでも何か手伝えることがあれば」と復興支援に意欲を見せた。
田中は「倉敷に行って、つらい状況だったと現地に行って感じた。少しでも競技を通して地元や全国の方に力を与えられたら」と話した。
★高橋大輔「大変なことも貴重な経験」 挑み続けた32歳
[朝日新聞デジタル 2018.12.24 23:25]
[スポニチ 2018.12.24 22:19 ] 【FS写真①】【FS写真②】【FS写真③】
苦笑を浮かべ、両手をひざへ。演技を終えた高橋大輔(関大ク)は、歓声を聞きながら悔しさをかみしめた。「改めて、自分の弱さを感じることができた」
後半に入り、切れを欠いた。「少し足にきた部分も」。3回転サルコーで転倒し、フィニッシュではぐらついた。4年ぶりに挑むシーズンだ。体力的な問題もあったに違いない。
ただ、冒頭に挑んだ4回転トーループに思いがにじんだ。結果は3回転になってしまい、出来栄え点(GOE)もマイナス評価を受けた。4回転が跳べるようになったのは、大会の2週間前。32歳にとって、ぎりぎりの挑戦だった。
銅メダルに輝いた2010年バンクーバー五輪も、14年ソチ五輪も、常に4回転に挑んできた。高橋のスケートにはいつも、4回転へのプライドが透ける。5年ぶりの全日本でも、その姿勢は少しも変わらなかった。攻めてつかんだ全日本2位。「全く想像していなかった」
今季の試合はこれが最後という。今後について「まだ終わったばかり。来季をどうするかは考えたい」とひと言。「今季は大変なこともあったけど、全て貴重な経験でした」。割れるような歓声が高橋を包む。挑戦し続けるスケーターへの最大級の賛辞だった。
★「居心地いい」2位高橋大輔が求めた勝負師の空気感
[日刊スポーツ 2018.12.24 21:21]
<フィギュアスケート:世界選手権代表選考兼全日本選手権>◇24日◇大阪・東和薬品ラクタブドーム◇男子フリー
ショートプログラム(SP)2位で5大会ぶり出場の高橋大輔(32=関大KFSC)がフリー151・10点、合計239・62点で2位に入り6大会ぶりの表彰台となった。だが、世界選手権代表は辞退した。
7月に4年ぶりの現役復帰を表明。その時から、目標としてきたシーンが実現した。宇野昌磨、田中刑事らと同じ最終組で午後2時25分からの公式練習に臨み、4回転トーループを着氷させるなど、生き生きとした表情でその場の空気感を楽しんだ。
本番では冒頭の4回転が3回転トーループになったが、続くトリプルアクセルと2回転トーループは見事に着氷した。その後、得意の3回転フリップの着氷で手を突き、連続ジャンプで転倒もあったが、会場の熱を存分に味わった。
「自分の演技を終えたとき表彰台はないな、と思ったのでまさかの2位。正直驚いています。4回転が決まりだしたのが全日本が始まる前だった。6分間練習でいいジャンプが跳べたので挑んだけど中途半端になった。この何日間かフリー終わるまで充実した期間をすごせた。緊張感の高い中ですごせる喜び感じた」。演技を終えた高橋は本調子とはいかなかったが、すがすがしい表情を浮かべた。
2日前の22日にはSPで超満員の観衆に囲まれ、感じたという。「『試合っていいな』っていうのを復帰からずっと感じてきた。全日本は力を出し尽くす戦いになる。やっぱりこの場所は居心地がいい。できれば『長くやっていけたらな』と思うような感じがありました」。競技から離れていた4シーズンの間、男子は急速に4回転時代へと突入。表現や卓越したステップで沸かせた高橋は、今の自らの考えを、こう明かす。
「今まで現役でいた時よりも『何を見せたい』『どういうものを伝えたい』とかが、本当にないぐらい『自分のできる姿を見てもらえたらうれしい』と思う。スケートは時代もどんどん変わっていきますし、フィギュアスケートっていう概念自体も、時間とともに変わっていく。この時代にそぐうスケートにどれだけ近づけるのか、というのを考えて、今シーズン頑張ってきました」
フリー最終組入りが決まったSP後に掲げた目標があった。「『高橋大輔、いいな』って、応援してくれる人もそうですし、今回たまたま見た方にも思ってもらえたら、また新たに自信につながると思います」。32歳の高橋だからこそできる演技で、その思いを発信した。
歌子先生と並んで座る全日本FSのキスクラはいつもと変わらない穏やかな雰囲気。
近畿、西日本とステップを踏んで掴んだ全日本の舞台を終えて、
大輔さんの中には一区切りという思いがあるのでしょうね。
大輔さんの故郷を想う優しさ、世界と戦ったアスリートが自ら認める今の自身の弱さと
再び試合に挑んで来られた今シーズンの喜びと周囲へ与える希望…
お借りした記事のコメントからもいろんな思いを感じ取ることが出来ます。
ワールド代表辞退は個人的に何となく予想はしていたことですが、
その理由もまさに「髙橋大輔」という生き様そのもの。
表現者としての未来がまだこの先も続いていくこと、
ぼんやりとではあるけれど言葉にしてくれたのも嬉しかったです。
★2位の高橋大輔「幸せを感じた」華麗な復活、そして意外な決断
[毎日新聞 2018.12.24 21:47]
7月に約4年ぶりに現役復帰したフィギュアスケート男子の2010年バンクーバー五輪銅メダリスト、高橋大輔(32)=関大KFSC=が24日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームでの全日本選手権で2位に入った。ただ来年3月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)の代表入りは辞退した。華やかな復活劇も直後の決断も周囲を驚かせた。
ジャンプのミスはあったが、リズミカルな曲調に乗り、「氷上のアーティスト」の真骨頂であるステップで観客を魅了した。ショートプログラム(SP)2位発進から、この夜のフリーは4位の151.10点を出し、合計239.62点で2位をキープした。
拍手と花束を一身に浴び「想像していなかった。表彰台は難しいと思っていた。普段の生活で味わえない幸せを感じられた」と実感をこめた。
その後の決断も意外だった。世界選手権代表入りが有力視されたが日本連盟に辞退届を提出した。記者会見し「世界で戦う難しさ、精神力が必要なことは経験している。復帰を決めたのも遅かった。世界と戦う覚悟が持ちきれなかった」と説明した。「日本のスケートが盛り上がっていくには若手が経験を積むことが大きい。後輩たちが成長して羽生(結弦)君や(宇野)昌磨をどんどん抜かしてレベルアップしてほしい」とベテランならではの配慮もにじませた。
復帰当初の目標だった全日本選手権フリーでの最終グループでの滑走は遂げた。ただ「やめるつもりはない。もう少しできるはずという自分もいる」とスケートへの熱意はなお漂わせていた。
★高橋 現役続行を明言 世界選手権代表辞退の理由は「世界と闘う覚悟が持ちきれなかった」
[スポニチ 2018.12.24 23:04 ]
※記事より抜粋
高橋は会見で「行きたい気持ちはやまやまな部分はあるけど、世界と闘う覚悟が持ちきれなかったところもすごく大きな理由。その覚悟を持たずに出るべきではないな、と」と辞退した理由を語った。
さらに、「32歳でこの先、希望があるかというと正直ないと思う。若手というか日本を引っ張っているプレッシャーのかかる大きな大会で経験を積むことで、若い選手がその舞台を経験する必要性の方が大きいと感じた」と、世界の舞台は後輩たちに道を譲る意思を見せた。
それでも「来季以降チャレンジするなら出たいのか?」と問われ「そうっすね。今回、埼玉であるので5年前、埼玉の世界選手権出られなくて、出たかったけど、これが今年じゃなく2年前に復帰を決断していたら覚悟を持っていたかもしれない。もし来年続けるなら狙うかもしれないけど、ジュニアの子も成長してくるので世界選手権を狙える位置にいないと思うけど、狙うかもしれない。でも、分からないです」と言葉をにごしたものの「辞めるつもりはない。きょうの演技だと悔しくてすっきり終われない感じ。もうちょっとできるはずだという気持ちが出てきている」と現役続行の意思を見せた。
全日本の結果や演技カケラ、ワールド選出の話題があった news zero、
大輔さんの直接の声で会見の言葉が聴けてちょっと落ち着きました。
映像ありがとうございます⇒その①、その②
yahoo!スポーツニュースのトップに大輔さん!
「現役続行」の文字が嬉しくて思わずスクショ。
リショーさん振付の素晴らしいFS、また競技会で滑る機会があると嬉しいです!
坂本花織ちゃん優勝に続いて大輔さんが2位、自身が振付を手掛けた2人が
全日本選手権でメダリストとなったブノワ・リショーさんが
今度は大輔さん宛てのメッセージを発信されています。
「A TRUE LEGEND」、真のレジェンドへの感謝の気持ち。
twitterとinstagram、ストーリーには大輔さんの練習動画も!
https://twitter.com/Benoitrichaud/status/1077211520306741248
https://www.instagram.com/p/BrxkuAoBLxX/
大輔さんを応援し、試合後には労いの言葉をかけてくれていた美姫ちゃんと宏一くん。
熱い声援をどうもありがとう!!
https://twitter.com/M1K1_ANDO/status/1077176649555238912
https://twitter.com/kobahiro1101/status/1077179397247950848
仲間からのエールもたくさんのファンの皆さんからの声援や拍手も、
まだもう少しの間は「髙橋大輔選手」という立場で受け止めパワーにしてくれたなら。
これまで以上にもっと素晴らしい氷上の世界を見せてくれるだろうと思うし、
2度目の現役引退がまだ先延ばしになって正直ホッとしている部分もあります。
大輔さんの試合後会見の言葉、より詳しく載せてくださっている記事をおかりします。
★32歳高橋大輔、来季も意欲 「まだ引退をしない」
[朝日新聞デジタル 2018.12.25 00:10]
★高橋大輔、現役続行の意向示す 「もうちょっとできるはず」
[山陽新聞 さんデジ 2018.12.25 00:14]
★高橋大輔「この出来で、この場にいたくない」 一問一答
[朝日新聞デジタル 2018.12.25 01:07]
「僕自身、すごく迷ったところではあるんですけど。気持ちとしては、
もし選ばれるのであれば行きたいというのは山々あるんですけど、
やっぱり世界と戦う覚悟っていうものが持ちきれなかったっていうところも、
すごく大きな理由で。覚悟を持てないのに出るべきではないなというところ。」
「日本のスケートを盛り上げていくためには若い選手が
その舞台を経験することの必要性の方が大きいなと感じました」
「これから先出てくる人が、どんどん抜かしていって、どんどんレベルアップして
もらいたいっていう気持ちが、自分が活躍したいっていう気持ちと同じくらい
あるので。ただ、やっぱり冷静に考えて、僕じゃないだろうっていう」
自分の気持ちよりも日本男子フィギュア界の未来を優先させた上でのワールド辞退、
その決断はかつて日本のエースとして時代を牽引してきた立場の経験と
レジェンドらしい世界への視界の広さががよく表れているなぁと感じます。
これまで大輔さんを9年余り応援してきた中で、嬉しいことも心痛めることもあれば、
感動させられたり驚かされたり…本当にいろんなことがありましたが
きっとこの先もそうなんだろうなぁと予想しつつも応援せずにはいられない、
そんな魅力的なフィギュアスケーターであることを確信した今年の全日本でした。
大輔さんの今回の決断も、これから先また歩んでいく道も、
そっと温かく見守りながら応援していけたらと思っています!
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