現役復帰に向けての新しいショートプログラム作りのため7月にトロントへ渡った大輔さんを
アメリカのフィギュア専門誌「Internatinal Figure Skating」が現地で独占取材。
その内容は最新号の2018年10月号に事細かく丁寧に掲載してくださっています。
9月13日発売、その翌日には私の手元にも無事に届いた「IFS magazine」。
英文記事を少しずつ読み解きながら自己流の素人和訳をしたものを
ひとつ前のブログ記事に昨夜書かせていただいたところ、
たくさんの反響をいただくことができて嬉しいやら恥ずかしいやらw
記事への“いいね!”も twiitterへの反応も、本当にありがとうございます。
大輔さんへの注目度の高さ、IFS特集記事への関心の高さ、しみじみ実感しています。
今回の取材で大きな役割を担ってくれたダイスくんこと、村上大介くんにも感謝。
ダイスくんが大輔さんの通訳についてくれたという情報は
7月25日付のIFS公式サイト記事に載っていました。
ここでのウィルソン氏の言葉も本誌記事と重なる部分ですが、
改めての振り返りとざっくり和訳を。
★Double Dice: Takahashi: Murakami
[International Figure Skating By Susan D. Russell Jul 25, 2018]
https://www.ifsmagazine.com/double-dice-takahashi-murakami/
先週、トロントで髙橋大輔に話を聞くことができました。髙橋は4日間かけて、
デイヴィッド・ウィルソンと新しいショートプログラム「The Sheltering Sky」の
振付を行いました。 (※曲名のあと、“by John Grant“ とあるのは勘違い?
正しくは“by Ryuichi Sakamoto”、本誌記事では正しく書かれてあります)
「大輔のために新しく作るのはショー用プログラムだとばかり思っていたから、
それを競技会用プログラムにするつもりだと知ったときには本当に驚いたよ。
私は彼のスケートが大好きなんだ。 」と、ウィルソンは言いました。
6月にはクールシュヴェルでブノワ・リショーが
日本のスターの新しいフリープログラムをすでに振付しています。
髙橋は4年前と同様にシャープに見えたけれど、円熟の域に達した彼のスケートは
エッジが効いていました。今年後半に両方のプログラムが見られるのが楽しみです。
髙橋と村上大介は時間を見つけて一緒に観光を楽しんでいて、
とある午後にはナイアガラの滝を旅していたそうだです。村上はこの夏、
次の人生を決めるためにその地で友人を訪ねたりのんびり過ごしたりしています。
村上は通訳として新たなキャリアを積むことができました。彼は一流の仕事をして
この楽しいプロジェクトに一緒に取り組んでくれました。
Wダイスケが記事タイトルにもなっていた今年の夏の思い出の写真。
このときのダイスくんのジャケットを借りてIFSの撮影に応じた大輔さんは、
現役復帰に向けての準備についてもインタビューで答えていました。
4月から本格的なトレーニングを開始、これまでの4年間の経験とは別に、
厳しい競技の世界に挑むための身体を取り戻す必要があり、
そのためにやるべきことは山積みだと感じていたようです。
7月下旬、4回転にはまだ着手していないもののトリプルサルコウはマスター。
「4回転サルコウを跳ぶために自分のテクニックを変えているところ。
3Sは技術的にだんだんと良くなっていて、もっと良くなると思うので
今のところ目標はそこ(4S)に置いています。」
「この4年間で体が変わってしまったし右膝のこともあるので、
まずはオフアイスのトレーニングをたくさん積んで身体を戻しました。」
「3年前、アイスショーで滑ったときに左足のくるぶしをひねってから、
トゥーを突くジャンプはどれも跳ぶのが怖くなってしまって。
3回転トゥーループを跳ぶ時にもその不安が大きくなってしまうほどなので
何種類かのトゥーループに備えて自分の身体と向き合う必要があると思ってます。」
4回転やトゥーループに対しての取材時における現状から心理的な部分まで、
ありのままを素直に語ってくれていた大輔さんですが、着実な練習の成果もあって。
およそ1か月かけてトリプルアクセルを含む他の3回転も取り戻したと語っています。
「僕のトリプルアクセルはソチの頃と比べると今の方が質が良くなっています。
ただ、4分の間に3Aを入れて滑り切るのは難しいかなぁと思います。
ずっと試合で滑ってこなかったので。」
10月の近畿選手権、11月の西日本を通過すると見えてくる12月の全日本選手権。
練習の成果を出すことに集中して挑む国内大会。出場予定はそれら3つだけ。
8月には2つのアイスショーに出演し新プログラムを滑ってみて競技に備える…
といったことも記事には書かれてありますが、ご存じのとおり、
足の怪我のため大事を取ってショーでの滑走はお休み。
9月から氷上練習を再開していることを伝えてくださった家庭画報さん記事、
公式twitterには嬉しいランキング1位のお知らせも。ありがとうございます!
https://twitter.com/KATEIGAHO/status/1040940552727015424
【今週の人気記事ランキング・第1位】
髙橋大輔さん、氷上練習開始! 見どころ満載だったフレンズオンアイス2018
https://www.kateigaho.com/love/31765/
試合に向けての準備のひとつ、長光歌子先生へのコーチの依頼の話題では
14歳から師事していた前任の歌子先生に現役復帰の報告をしたときのエピソードを
笑いながら語っていた大輔さん。先生と生徒という関係性は以前とは異なるもの、
大きなチームは持たず直接お願いしてあるのはトレーナーとコーチだけ、
それも付きっきりではないし、彼ら以外にも違った立場の人たちから
アドバイスをもらえるような柔軟性のある体制を考えているのだそう。
これまでのアイスショー出演で自身のパフォーマンスに影響を与えるような
様々な経験が得られたことを自己評価しつつも自分に溺れない冷静な見解も。
今シーズンの試合での滑りを周りの人たちやお客さんが見てくれることで
客観的にパフォーマンスを評価してほしいと思っているようです。
「今こうして滑り始めたことで今後さらに“自信“が持てるようになると思う」
といったニュアンスの嬉しい言葉には目が釘づけ…自分の才能と努力の成果を受け入れ
確固とした自信を持って競技に挑んでくれることを心から願ったコメント部分でした!
健康維持のためのトレーニングも自炊の日々も、大輔さんがコツコツと努力していること。
改めてインタビューで語ってくれたことで今シーズンへのワクワク感が高まりました。
これまでよりも芸術性に重きを置く傾向が見られる新しいルール改正については、
世間で言われているような利点をそのまま信じることはせず、冷静な見方をしています。
「4分になったロングプログラムは休む暇がない。むしろ今よりさらにキツくなる。
芸術点は見る人によるもので、改正がプラスかマイナスかは自分には分からない。
自分にメリットとなるかデメリットとなるか、そんなことすら考えられない。」
旧採点時代から幾度も改正される新ルールに対応してきたベテラン選手は
周囲に流されることなく落ち着いた判断が出来るものなのですね。(尊敬!)
その一方、苦手意識のあるスピンについては控えめな発言。(笑)
しっかりとレベル4が取れて、さらにGOEプラスをもらえるようなスピンを目標に。
柔軟性のある身体作りとスピンの猛特訓、ぜひぜひ有言実行してほしいです!
こちらはフランス・クールシュヴェルでの練習風景、
リショーさん振付の独特な動きをマスターするにも柔軟性が必要となりそう?!
6月末の「Patinage」Facebookからお借りしました。
https://www.facebook.com/patinoire.courchevel/posts/1950893188274525/
フランスでのLP振付のことやカナダでのSP振付エピソードも含む
全8ページにも渡ってインタビュー特集を組んでくださった「IFS Magazine」。
最終章の見出しは「PERSONAL MOTIVATION」となっています。
彼のスケートへの意欲をかき立てるものとは?その先に思い描く未来とは?
現役復帰会見をしてまもない大輔さんの言葉、さらに読み進めていきます。
これまでの5度の全日本選手権優勝も、様々な国際大会での優勝も、
かつての栄光の数々は今の大輔さんの意識からは遠くかけ離れたもの。
“いちかばちか”の考え方をもって新しいシーズンへ気持ちが向かっている…
「自分が成功するとか成功しないとかは考えていないし、
(全日本で)勝てないと分かっているけれど、これが僕の出発点です。」
「32歳というのはフィギュアスケート界ではおじいさんだけど僕は頑固だから、
ただ現役に復帰してまた試合に出たいだけなんです。」
「復帰することで自分のイメージが傷つくかもしれないけれど、
何か成し遂げられることもあると信じています。
最初に復帰を考え始めたときもとくに心配はしていませんでした。」
「僕はとても頑固なんです。32歳の今、スケーターとして
まだ成長できる余地があるのか、自分に問いかけています。
自分にたくさんの可能性があってパフォーマンスで魅せられるかどうか、
それは自分でも分からないんですけども、この年齢でも、
まだアマチュアのアスリートとして成長し続けたいと思っています。」
ダイスくんの通訳を介して伝えられた大輔さんの強い思い、素人和訳ながらも
現役復帰によって芽生えた新たなスケートへの熱意が真っ直ぐ伝わってきました。
このインタビューを受けた時点では12月の全日本の後のことは何も決めてはいないけれど、
もしトップ3に入ったときには四大陸選手権や世界選手権の代表に選ばれる可能性も
無きにしも有らず、と書かれてあるのは執筆側の希望が込められている気がします。
ただ、今シーズンのGPシリーズには出場しない予定というのはすでに明らか。
成功することよりも自分が満足出来たと思えること、
大輔さんにとってはきっとそれが一番大事なことなのですね。
全日本の先の試合への出場についてはまだ分からない、と。
来季についても続けるチャンスがあるかもしれないしないかもしれない、と。
実際に将来的なことを考えたときには金銭面の心配も出てくるようです。
「今年は頑固になって自分で払っています」、と。ここでも頑固さを強調!?ww
2020年北京五輪の話題になっても、今はまだ現実味がない様子。
35歳での挑戦の可能性は難しいだろうと笑って答える大輔さんですが、
その目はしっかりと今シーズンとその先を見据えているようです。
「…今回の復帰は自分のため、なので今シーズンだけを考えています。
試合に出るからには良い結果を出したいと思いますし、
勝ちたいという願望も多分出てくるだろうと思います。」
「これからもっと若いスケーターも出てきますし、
僕が今出来ることはすべて実現させたいと思うし、
そのあとには ― コーチであれ、実演できる人であれ、
若い子供たちにも教えたいとも思います。
自分が満足したと思えるまで続けたいというのが僕の気持ち。
ベストを尽くしたと感じたらいつでも、それがその時(引退の時)です。」
7月1日、現役復帰会見の大輔さんはどこまでも清々しくてキラキラしていて、
本当にすごく良い表情をしていたなぁと今でも写真をみるたび嬉しくなります。
あのとき語ってくれたことがほぼそのままIFS記事の最後にも書かれていて、
その飾らない人柄と奥深いスケート愛がまっすぐに伝わってきたように思えました。
そして、かつての現役時代と変わっていないなと感じたのは、試合への強い思い。
張りつめた空気と独特の緊張感に満ちたフィギュアスケート競技の世界、
あの場所に戻りたいという大輔さんの頑固なまでの希望がもうすぐ叶えらえる…
それを想像するだけで喜びで胸がいっぱいになっている気の早い一ファンの私ですw
待っても待っても待ちきれない、新プログラムのお披露目の時。
わずかな映像を何度も繰り返し見ては想像力を膨らませる、
そんな日々がまだもうしばらくは続きそうです…
UP主様ありがとうございます。
◆Daisuke Takahashi 2018 NEW Programs Preview
https://youtu.be/5LibSCvM10c
「IFS Magazine」最新号の大輔さんインタビュー記事をじっくり読み込んだこの連休、
その中で新たに分かったことや感じたことを忘れないように昨日と今日、
2つのブログ記事に分けて長々と綴らせていただきました。
記事文そのものの完全なる和訳ではなく、途中省略した部分もあり、
筆者の意図を正確に伝えられていない部分もあるだろうと思われます。
時折自分なりの見解や感想を交えたり話が跳んだりもしたので、
読者の皆さんには分かりづらく感じられたところもあったのではないでしょうか。
翻訳に長けていらっしゃる方、もしも間違い等あればコメント欄からぜひご指摘を。長文駄文を最後まで読んでいただき本当にありがとうござましたm(_ _)m
長くなったついでにw、少しだけ大輔さん関連情報のお知らせを。
11月に発売予定の「高橋大輔2019年壁掛けカレンダー」の予約販売が
バレエショップフェアリーさんでも始まっています。(画像はイメージです)
詳細⇒https://www.fairynet.co.jp/SHOP/4900459526303.html
ソチ五輪以来4年ぶりに現役復帰を決め、その演技が注目される髙橋大輔選手。
スケートファンを魅了する華麗な滑りをカレンダーでも堪能してください。
(11/17頃発売予定 ご予約受付中) 価格:2,700円 (税込)
HMVサイトは11/19発売予定で価格は2,700円(税込)⇒こちら
amazonサイトは11/17発売予定で 2,133円(税込)となっています。
髙橋大輔選手の復帰初戦となる近畿選手権、チケットぴあ先行抽選は
本日いっぱいで申込が締切となり明日、9/18(火) 18:00頃から順次結果発表。
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?lotRlsCd=98566
当落が分かるまではドキドキして落ち着かないのですが、
幸運にも試合会場へ行くことができる皆さんにはぜひとも
大輔選手への応援の気持ちを込めた熱い声援や拍手を!
どうか宜しくお願いします!!
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いつもありがとうございます! yocco
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アメリカのフィギュア専門誌「Internatinal Figure Skating」が現地で独占取材。
その内容は最新号の2018年10月号に事細かく丁寧に掲載してくださっています。
9月13日発売、その翌日には私の手元にも無事に届いた「IFS magazine」。
英文記事を少しずつ読み解きながら自己流の素人和訳をしたものを
ひとつ前のブログ記事に昨夜書かせていただいたところ、
たくさんの反響をいただくことができて嬉しいやら恥ずかしいやらw
記事への“いいね!”も twiitterへの反応も、本当にありがとうございます。
大輔さんへの注目度の高さ、IFS特集記事への関心の高さ、しみじみ実感しています。
今回の取材で大きな役割を担ってくれたダイスくんこと、村上大介くんにも感謝。
ダイスくんが大輔さんの通訳についてくれたという情報は
7月25日付のIFS公式サイト記事に載っていました。
ここでのウィルソン氏の言葉も本誌記事と重なる部分ですが、
改めての振り返りとざっくり和訳を。
★Double Dice: Takahashi: Murakami
[International Figure Skating By Susan D. Russell Jul 25, 2018]
https://www.ifsmagazine.com/double-dice-takahashi-murakami/
先週、トロントで髙橋大輔に話を聞くことができました。髙橋は4日間かけて、
デイヴィッド・ウィルソンと新しいショートプログラム「The Sheltering Sky」の
振付を行いました。 (※曲名のあと、“by John Grant“ とあるのは勘違い?
正しくは“by Ryuichi Sakamoto”、本誌記事では正しく書かれてあります)
「大輔のために新しく作るのはショー用プログラムだとばかり思っていたから、
それを競技会用プログラムにするつもりだと知ったときには本当に驚いたよ。
私は彼のスケートが大好きなんだ。 」と、ウィルソンは言いました。
6月にはクールシュヴェルでブノワ・リショーが
日本のスターの新しいフリープログラムをすでに振付しています。
髙橋は4年前と同様にシャープに見えたけれど、円熟の域に達した彼のスケートは
エッジが効いていました。今年後半に両方のプログラムが見られるのが楽しみです。
髙橋と村上大介は時間を見つけて一緒に観光を楽しんでいて、
とある午後にはナイアガラの滝を旅していたそうだです。村上はこの夏、
次の人生を決めるためにその地で友人を訪ねたりのんびり過ごしたりしています。
村上は通訳として新たなキャリアを積むことができました。彼は一流の仕事をして
この楽しいプロジェクトに一緒に取り組んでくれました。
Wダイスケが記事タイトルにもなっていた今年の夏の思い出の写真。
このときのダイスくんのジャケットを借りてIFSの撮影に応じた大輔さんは、
現役復帰に向けての準備についてもインタビューで答えていました。
4月から本格的なトレーニングを開始、これまでの4年間の経験とは別に、
厳しい競技の世界に挑むための身体を取り戻す必要があり、
そのためにやるべきことは山積みだと感じていたようです。
7月下旬、4回転にはまだ着手していないもののトリプルサルコウはマスター。
「4回転サルコウを跳ぶために自分のテクニックを変えているところ。
3Sは技術的にだんだんと良くなっていて、もっと良くなると思うので
今のところ目標はそこ(4S)に置いています。」
「この4年間で体が変わってしまったし右膝のこともあるので、
まずはオフアイスのトレーニングをたくさん積んで身体を戻しました。」
「3年前、アイスショーで滑ったときに左足のくるぶしをひねってから、
トゥーを突くジャンプはどれも跳ぶのが怖くなってしまって。
3回転トゥーループを跳ぶ時にもその不安が大きくなってしまうほどなので
何種類かのトゥーループに備えて自分の身体と向き合う必要があると思ってます。」
4回転やトゥーループに対しての取材時における現状から心理的な部分まで、
ありのままを素直に語ってくれていた大輔さんですが、着実な練習の成果もあって。
およそ1か月かけてトリプルアクセルを含む他の3回転も取り戻したと語っています。
「僕のトリプルアクセルはソチの頃と比べると今の方が質が良くなっています。
ただ、4分の間に3Aを入れて滑り切るのは難しいかなぁと思います。
ずっと試合で滑ってこなかったので。」
10月の近畿選手権、11月の西日本を通過すると見えてくる12月の全日本選手権。
練習の成果を出すことに集中して挑む国内大会。出場予定はそれら3つだけ。
8月には2つのアイスショーに出演し新プログラムを滑ってみて競技に備える…
といったことも記事には書かれてありますが、ご存じのとおり、
足の怪我のため大事を取ってショーでの滑走はお休み。
9月から氷上練習を再開していることを伝えてくださった家庭画報さん記事、
公式twitterには嬉しいランキング1位のお知らせも。ありがとうございます!
https://twitter.com/KATEIGAHO/status/1040940552727015424
【今週の人気記事ランキング・第1位】
髙橋大輔さん、氷上練習開始! 見どころ満載だったフレンズオンアイス2018
https://www.kateigaho.com/love/31765/
試合に向けての準備のひとつ、長光歌子先生へのコーチの依頼の話題では
14歳から師事していた前任の歌子先生に現役復帰の報告をしたときのエピソードを
笑いながら語っていた大輔さん。先生と生徒という関係性は以前とは異なるもの、
大きなチームは持たず直接お願いしてあるのはトレーナーとコーチだけ、
それも付きっきりではないし、彼ら以外にも違った立場の人たちから
アドバイスをもらえるような柔軟性のある体制を考えているのだそう。
これまでのアイスショー出演で自身のパフォーマンスに影響を与えるような
様々な経験が得られたことを自己評価しつつも自分に溺れない冷静な見解も。
今シーズンの試合での滑りを周りの人たちやお客さんが見てくれることで
客観的にパフォーマンスを評価してほしいと思っているようです。
「今こうして滑り始めたことで今後さらに“自信“が持てるようになると思う」
といったニュアンスの嬉しい言葉には目が釘づけ…自分の才能と努力の成果を受け入れ
確固とした自信を持って競技に挑んでくれることを心から願ったコメント部分でした!
健康維持のためのトレーニングも自炊の日々も、大輔さんがコツコツと努力していること。
改めてインタビューで語ってくれたことで今シーズンへのワクワク感が高まりました。
これまでよりも芸術性に重きを置く傾向が見られる新しいルール改正については、
世間で言われているような利点をそのまま信じることはせず、冷静な見方をしています。
「4分になったロングプログラムは休む暇がない。むしろ今よりさらにキツくなる。
芸術点は見る人によるもので、改正がプラスかマイナスかは自分には分からない。
自分にメリットとなるかデメリットとなるか、そんなことすら考えられない。」
旧採点時代から幾度も改正される新ルールに対応してきたベテラン選手は
周囲に流されることなく落ち着いた判断が出来るものなのですね。(尊敬!)
その一方、苦手意識のあるスピンについては控えめな発言。(笑)
しっかりとレベル4が取れて、さらにGOEプラスをもらえるようなスピンを目標に。
柔軟性のある身体作りとスピンの猛特訓、ぜひぜひ有言実行してほしいです!
こちらはフランス・クールシュヴェルでの練習風景、
リショーさん振付の独特な動きをマスターするにも柔軟性が必要となりそう?!
6月末の「Patinage」Facebookからお借りしました。
https://www.facebook.com/patinoire.courchevel/posts/1950893188274525/
フランスでのLP振付のことやカナダでのSP振付エピソードも含む
全8ページにも渡ってインタビュー特集を組んでくださった「IFS Magazine」。
最終章の見出しは「PERSONAL MOTIVATION」となっています。
彼のスケートへの意欲をかき立てるものとは?その先に思い描く未来とは?
現役復帰会見をしてまもない大輔さんの言葉、さらに読み進めていきます。
これまでの5度の全日本選手権優勝も、様々な国際大会での優勝も、
かつての栄光の数々は今の大輔さんの意識からは遠くかけ離れたもの。
“いちかばちか”の考え方をもって新しいシーズンへ気持ちが向かっている…
「自分が成功するとか成功しないとかは考えていないし、
(全日本で)勝てないと分かっているけれど、これが僕の出発点です。」
「32歳というのはフィギュアスケート界ではおじいさんだけど僕は頑固だから、
ただ現役に復帰してまた試合に出たいだけなんです。」
「復帰することで自分のイメージが傷つくかもしれないけれど、
何か成し遂げられることもあると信じています。
最初に復帰を考え始めたときもとくに心配はしていませんでした。」
「僕はとても頑固なんです。32歳の今、スケーターとして
まだ成長できる余地があるのか、自分に問いかけています。
自分にたくさんの可能性があってパフォーマンスで魅せられるかどうか、
それは自分でも分からないんですけども、この年齢でも、
まだアマチュアのアスリートとして成長し続けたいと思っています。」
ダイスくんの通訳を介して伝えられた大輔さんの強い思い、素人和訳ながらも
現役復帰によって芽生えた新たなスケートへの熱意が真っ直ぐ伝わってきました。
このインタビューを受けた時点では12月の全日本の後のことは何も決めてはいないけれど、
もしトップ3に入ったときには四大陸選手権や世界選手権の代表に選ばれる可能性も
無きにしも有らず、と書かれてあるのは執筆側の希望が込められている気がします。
ただ、今シーズンのGPシリーズには出場しない予定というのはすでに明らか。
成功することよりも自分が満足出来たと思えること、
大輔さんにとってはきっとそれが一番大事なことなのですね。
全日本の先の試合への出場についてはまだ分からない、と。
来季についても続けるチャンスがあるかもしれないしないかもしれない、と。
実際に将来的なことを考えたときには金銭面の心配も出てくるようです。
「今年は頑固になって自分で払っています」、と。ここでも頑固さを強調!?ww
2020年北京五輪の話題になっても、今はまだ現実味がない様子。
35歳での挑戦の可能性は難しいだろうと笑って答える大輔さんですが、
その目はしっかりと今シーズンとその先を見据えているようです。
「…今回の復帰は自分のため、なので今シーズンだけを考えています。
試合に出るからには良い結果を出したいと思いますし、
勝ちたいという願望も多分出てくるだろうと思います。」
「これからもっと若いスケーターも出てきますし、
僕が今出来ることはすべて実現させたいと思うし、
そのあとには ― コーチであれ、実演できる人であれ、
若い子供たちにも教えたいとも思います。
自分が満足したと思えるまで続けたいというのが僕の気持ち。
ベストを尽くしたと感じたらいつでも、それがその時(引退の時)です。」
7月1日、現役復帰会見の大輔さんはどこまでも清々しくてキラキラしていて、
本当にすごく良い表情をしていたなぁと今でも写真をみるたび嬉しくなります。
あのとき語ってくれたことがほぼそのままIFS記事の最後にも書かれていて、
その飾らない人柄と奥深いスケート愛がまっすぐに伝わってきたように思えました。
そして、かつての現役時代と変わっていないなと感じたのは、試合への強い思い。
張りつめた空気と独特の緊張感に満ちたフィギュアスケート競技の世界、
あの場所に戻りたいという大輔さんの頑固なまでの希望がもうすぐ叶えらえる…
それを想像するだけで喜びで胸がいっぱいになっている気の早い一ファンの私ですw
待っても待っても待ちきれない、新プログラムのお披露目の時。
わずかな映像を何度も繰り返し見ては想像力を膨らませる、
そんな日々がまだもうしばらくは続きそうです…
UP主様ありがとうございます。
◆Daisuke Takahashi 2018 NEW Programs Preview
https://youtu.be/5LibSCvM10c
「IFS Magazine」最新号の大輔さんインタビュー記事をじっくり読み込んだこの連休、
その中で新たに分かったことや感じたことを忘れないように昨日と今日、
2つのブログ記事に分けて長々と綴らせていただきました。
記事文そのものの完全なる和訳ではなく、途中省略した部分もあり、
筆者の意図を正確に伝えられていない部分もあるだろうと思われます。
時折自分なりの見解や感想を交えたり話が跳んだりもしたので、
読者の皆さんには分かりづらく感じられたところもあったのではないでしょうか。
翻訳に長けていらっしゃる方、もしも間違い等あればコメント欄からぜひご指摘を。長文駄文を最後まで読んでいただき本当にありがとうござましたm(_ _)m
長くなったついでにw、少しだけ大輔さん関連情報のお知らせを。
11月に発売予定の「高橋大輔2019年壁掛けカレンダー」の予約販売が
バレエショップフェアリーさんでも始まっています。(画像はイメージです)
詳細⇒https://www.fairynet.co.jp/SHOP/4900459526303.html
ソチ五輪以来4年ぶりに現役復帰を決め、その演技が注目される髙橋大輔選手。
スケートファンを魅了する華麗な滑りをカレンダーでも堪能してください。
(11/17頃発売予定 ご予約受付中) 価格:2,700円 (税込)
HMVサイトは11/19発売予定で価格は2,700円(税込)⇒こちら
amazonサイトは11/17発売予定で 2,133円(税込)となっています。
髙橋大輔 2019年 カレンダー 壁掛け A2 CL-525 2,133円 Amazon |
髙橋大輔選手の復帰初戦となる近畿選手権、チケットぴあ先行抽選は
本日いっぱいで申込が締切となり明日、9/18(火) 18:00頃から順次結果発表。
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?lotRlsCd=98566
当落が分かるまではドキドキして落ち着かないのですが、
幸運にも試合会場へ行くことができる皆さんにはぜひとも
大輔選手への応援の気持ちを込めた熱い声援や拍手を!
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