大輔さんや賢二先生らが発起人となり2011年に起きた東日本大震災の復興を願って
5年に渡り開催された神戸チャリティー演技会、その大切な記録を集約してくださった
「東日本大震災チャリティー演技会 アーカイブサイト」。
このほど海外メディアの記事もUPされたとのこと、twitterのお知らせはこちら。
管理人様、ありがとうございます。お借りいたします。
<東日本大震災チャリティー演技会 〜復興の街、神戸から〜 アーカイブ>
http://kobecharity-arch.com/
■実行委員会HP
http://www.charity-kobe.jp/
■メディアの記録(リンク)
http://kobecharity-arch.com/memories/medialink/
*2015年
【ArtOnIce】Takahashi e il Kobe Charity Event, in un’intervista scopriamo i suoi pensieri e i suoi progetti per il futuro
http://www.artonice.it/?q=it/node/18670
【ArtOnIce photo galleries】Kobe Charity Event
http://www.artonice.it/?q=it/image/tid/408
イタリア語で書かれた2015年神戸チャリティーのレポート&インタ記事、
当時その内容を理解したくて素人ながらgoogle翻訳機能などを参考に
記事文の和訳を試みた記憶がじわじわと蘇ってきました。
せっかくのこの機会、手前味噌ながら以前に和訳させてもらった記事を
今、また改めて振り返りながら以下に再掲させていただきます。
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★Takahashi e il Kobe Charity Event, in un'intervista scopriamo i suoi pensieri e i suoi progetti per il futuro
[Art On Ice Interviews (Season 2014/15) 2015.05.04 21:00]
http://www.artonice.it/?q=it/node/18670
【タカハシと神戸チャリティーイベント、彼自身の思いと未来のプランを知ったインタビュー】
2011年に東日本に被害をもたらした大規模な地震と津波の被災者を支援するための義援金を募ることを目的とした、今年5回目を迎えるチャリティーイベントが神戸ポートアイランドスポーツセンターで4月7日に開催された。高橋大輔を中心に企画されたこのイベントは、5回を重ねる間に日本人スケーターの偉大なチャンピオンたちが大勢参加している。昨年多数の約束があったにも関わらず大輔と一緒になって天地を動かすような感動を与えてくれた浅田真央、練習相手となりチームの一員として接してきた織田信成。そして田村岳斗、本田武史、荒川静香、町田樹、村上佳菜子、若きチャンピオンの宮原知子、宇野昌磨、本郷理華。さらに2011年のその悲劇的な出来事によって仙台の練習拠点を失った羽生結弦の参加を大輔と運営委員会は両手を広げて歓迎した。またこのイベントの共同創設者でありショーの芸術監督や振付も行っている友人の振付師・宮本賢二ももちろん参加している。
日本では彼を有名にするための全国的な報道はおそらくなされていないにもかかわらず、神戸チャリティ演技会は2011年の大震災によって影響を受けた大勢の人々を支援するために組織された具体的なイベントとしてスポーツ界に根付いてきていると強く感じられる。1995年に壊滅的な地震に襲われながらも今は日本の復興のシンボル都市となっている神戸がふさわしいと、高橋がその地で開催することを望んだのだった。
医師や彼のチームから辞退するようアドバイスされにも関わらず、ISUの規定により辞退すればチャリティイベントに参加することは不可能になるだろうことを知って、彼自身が世界国別対抗戦に参加すると決断した2013年のように…時にその健康や経歴を危険にさらしてまでも、大輔は長年にわたってこのイベントへの参加をあきらめはしなかった。しかしながら昨年は、怪我のため2014年世界選手権を辞退した大輔は神戸で滑ることはできなかったが、構想の段階から関わるとともにプレゼンター役としても演技会を取り仕切った。
神戸チャリティーイベントは3段階にて開催されており、入場口でのサイレントオークション、選手たちのパフォーマンス、そして最終的には観客たちからの募金が行われる。募金やサイレントオークションの収益、現地参加できない人たちが直接運営委員会に申し出た義援金も含めたこの日一晩の全ての収益金が日本赤十字社に寄付される。この5年間におよそ1億4千万円もの募金が集まった。
今年はいつものイベントにも増してよりいっそう熱情的な雰囲気に包まれた。なぜならば、私たちは多分これが最後の高橋の氷の上での姿だと知っていて、英語習得のために日本を離れアメリカへ行ってしまう最愛の人との長い期間の、もしかしたら本当のお別れになるかもしれないと悟っていたからだ。
いつもと同様、ここではバナーも花束もぬいぐるみも色つきの照明もないが、高橋や全参加選手たちの大きな心と寛大さに対して観衆たちから色彩感あふれる十分すぎる熱気が贈られた:「ALL HEARTS AS ONE - We Are Always with You」、 スケーターたちが着用しているTシャツに書かれた言葉を読んでいるうちに、彼らは集まり観客とともに地震の被災者たちへ静かな祈りを捧げた。その瞬間のあまりのまばゆさと美しさには言葉もなかった。
今回の出演者は高橋に加えて、三宅星南、上野沙耶、木科雄登、青木祐奈、島田高志郎、角季花、坂本花織、岩元こころを含む多くのジュニアたちの他、織田信成、本田武史、村上佳菜子、田中刑事、宮本賢二、本郷理華、宮原知子、宇野昌磨といった有名スケーターも含まれていた。前半は経験値は少ないながらも楽しい滑りをしてくれるジュニアたちに任されたが、その見事なスケーティングと素晴らしいカップル演技に私たちは心がはしゃいだ。
[補足] 実際のところ、この年は木科雄登選手・青木祐奈選手・角季花選手は参加しておらず、三原舞依選手・山隈太一朗選手・友野一希選手らの参加スケーターの名前はイタリア語の原文記事には記載されていませんでした。原文に沿って和訳してありますのでその点をご了承いただけますようお願いします。
※詳細はアーカイブサイト内『参加スケーター一覧』を参照ください。
http://kobecharity-arch.com/skater/skaterlist/
演技会の前半のトリはアニメの名門・スタジオジブリの映画「思い出のマーニー」のメインテーマを"Finish on the Outside"として公の場で初披露することを選んだ高橋大輔が登場した。その振付は日本でのDVD /ブルーレイリリースの予告編として制作され絶賛されている、高橋とスタジオジブリのコラボレーションのために使われていた。
彼の友人の織田信成と「マーニー」特有の黒い衣装を着た大輔が氷の上に姿を現すと観客は一気に歓喜した。振付は繊細で、大輔は主人公に完全に入り込みながらも彼自身のやり方でアニメ作品を演じていた。振付師は宮本賢二で独自の技巧と優雅さがある。大輔の技量と宮本の振付がプリシラ·アーンによる素晴らしい歌と組み合わさって、氷上への投影フィルムなしでも不足を感じさせないことに私は驚愕したのだった。
第二部はよく知られた選手たちに託された。:田中刑事、本郷理華、本田武史、宮原知子、宇野昌磨、村上佳菜子、織田信成の順でさながらパレードのようだった。大トリはもちろん高橋、胸を刺すような感動的な「I'm Kissing You」だった。
演技会の後、高橋大輔は彼の思い、未来への不安や希望についてのインタビューに低い声で答えてくれた。
(質問、以下 Q.)チャリティー演技会への参加は5回目ですが、どんな思いで滑りましたか?
(高橋、以下 T.)僕自身は次のステップに向かっていますが、ただ、この演技会というものは続けていきたいと思っていて、規模が小さくなったとしてもまた来年も続けていけたらなと思っています。自分自身も無理のないように続けていけることができれば。
Q. 留学前最後の演技ということで、複雑な思いもありましたか?
T. 自分としては「これが最後だな」と思いながら滑っていました。演技として最高だったとは思っていませんが、精一杯頑張ろうという気持ちで滑りました。
Q. 1曲目は「思い出のマーニー」の曲、『Fine on the Outside』でした。
T. どこかでしたいなと思っていたので、このタイミングが1番ベストだと思い滑らせていただきました。もうひとつ(I'm Kissing You)はソチ五輪が終わって初めて人前で滑った曲。次に向けて、明るいところで滑りたかったので。
Q. 留学に向けて、何か教えていただけることはありますか?
T. 基本、語学をメインに。期待よりは不安が大きいですね。もう勉強漬けで。早めに習得できるように、集中してやっていきたいと思います。
Q. 将来的にはフィギュアスケートとどのように関わっていきますか?
T. スケートと関わっていくことが一番いいことだと思っているんですけど、ただ自分自身の気持ちに正直に生きていきたいので。…それが何年になるのかわからないけど、本当にやりたいことが見つけられたら。最終的にそれがスケートだったら、今まで応援してくださった方への恩返しかなぁとは思います。難しいんですけど、今は自分のわがままをやるべきかなって。
Q. ファンに向けてメッセージを。
T. ファンの皆様にはとりあえず行ってきますって感じで。あえて何も言わずに行ってきたいなと思ってます。
Q. 被災地にはどんな思いがありますか?
T. 僕自身が被災地に協力できればいいな、と。思いを届けるつもりはない…と言えばおかしいんですけど、誰にも気づかれなくても知られなくても、このイベントを続けていければと思っています。何かを届けるというよりも勝手に協力できることはしたい。そういう気持ちでずっといます。
Q. プロスケーターになってアイスショーで滑る気持ちは変わりましたか?
T. プロスケーターという意識があまりなく…僕の中では気持ちが定まっていなくて。フィギュアスケーターとしては滑っていますけど。そういう意味では現役の時と変わらないですね。ただ、アメリカから帰ってきたらまた変わっているかもしれません。
Q. 演技のときはどんな気持ちで滑っていますか?
T. その時できる精いっぱいを…うまくできるかどうかは別として、気持ちとしては精いっぱいを心がけて、お客さんに楽しんでもらうということを目指しています。そういう意味では今までと何も変わっていないと思います。
Q. 来年も演技会を続けていきたいと話していましたが、これからの1年を通じて学んだことを来年どういった形で反映させたいですか?
T. 今は演技会をまたやりたいなと思っています。僕としては続けていきたいですけど、実際、できないと思えばできないですし、中途半端な気持ちでやるべきではないと思っています。するためにどうの、という気持ちでアメリカには行かないので。今はなんとも言えないですし、スケートのために生きるというよりは自分のために生きたい。スケートへの気持ちよりも…難しいんですけど、今は自分のわがままをやるべきかなぁ、と。それがなくなって、結局スケートを続けていければ…。今日一日が終わって、今はまっさらな気持ちです。
Q.「Fine On The Outside」を人前で滑るのは初めてですか?
T. 撮影以外では初めてです。
Q.「思い出のマーニー」は〝一歩踏み出す勇気〟を与えてくれると話していましたが。
T. 実際、僕は一歩踏み出したと思っています。(スタジオジブリとのCMコラボという)お話をいただいた時と自分のタイミングが合った。行動しないと次には行けないと思うので。あの映画の評価はいろんな解釈ができて難しいと思うんですけど、次に行くためには人を助けなきゃいけないし、でも僕自身は助けてもらってばかりなんですけど…
Q. スケートから何を学びましたか?
T. スケートを通じて学んだことしかないですね。いろんな人に会うことができて、いろんな意見を聞くことができて、目標を見つけてくれたし、世界を見ることもできた。スケートをしなかったら感じない思いもありましたし。それが全てかな、と。
Q. アメリカへはいつ出発して、いつ帰ってきますか?
T.(行くのは)今月(4月)の終わりくらいです。
少なくとも3時間は行われる募金活動の会場へと促されて移動すると、各スケーターの前にあるボックスに善意を入れてほんの少し言葉を交わすために長い時間辛抱強く待っている観客たちが募金する様子が目に入るのだが、彼らの列の最後にいるのはいつでも大輔だ。
彼は言葉も何もかも受け止めてくれる。彼の前で話が少し長くなる人もいれば、彼を目の前にして感動に押しつぶされ涙があふれてしまう人もいる。最後の列が募金を終えてスポーツセンターが閉まるまで、彼は繰り返しお辞儀をし続ける。しかしその後も外から彼を見ていると、ダイは低く手を差し出して全スケーターを集めると感謝の意を込めて私たちに深々とお辞儀をしてくれたのだ。
「どうか良い旅を」と心から願いながら彼に向かって「行ってらっしゃい」と声をかけた私たちは、彼が日本から飛び出して新しい夢を見つけたり何か別の芸術の形で新たな役割を見つけたりしてくれることを望んでいる。それがたとえ氷上でなくても構わない、だって彼はそれだけ素晴らしいアーティストであり素晴らしい人間なのだから。
インタビューの中でも述べたように、来年の演技会がどうなるのか彼には確かなことは分からないようだが。
彼の偉大な心をよく知っている私たちは来年も神戸で開催されることを確信している。
さあ大輔、幸せな旅を!
Lucia Lisitano (日本語からの訳を手伝ってくれた Sachiko Hiramotoに感謝します!)
こちらから神戸チャリティイベントのフォトギャラリーをご覧いただけます。
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ちょうど3年前に配信された海外メディア記事、
情熱的な文章を綴られていたイタリアの大輔ファン(Lucia Lisitanoさん)と
ご友人の日本のファンの方との合作で綴られた原文に改めて感謝!!
長文の拙い和訳、読んでいただきありがとうございました。
(演技会の写真はフォトギャラリーからお借りしてあります)
当時は前編と後編に分けて和訳を掲載していたのですが、追記や補足も含め
読みやすいように修正をしながらひとつにまとめてみました。
※元のブログ記事2つ、ゴチャゴチャしていて見づらいですがwご参考まで…
https://ameblo.jp/chocolove37/entry-12023017308.html
https://ameblo.jp/chocolove37/entry-12023206324.html
この懐かしい記事を思い出させてくださったアーカイブサイト、
リンクバナーが掲示されていたのでこちらも感謝してお借りします。
(↓クリックするとアーカイブサイトに移動できます)
すっかり日付が変わってしまっていますが…
「Friends on Ice 2018」公式サイト、昨日の更新で
新たなチケット情報(先行・一般販売)がUPされています。
http://www.friendsonice.com
<イープラス プレイガイド最速先行> 全5公演
申込期間…4月24日(火)12:00~5月15日(火)23:59
http://eplus.jp/friendsonice/
<プレイガイド先行販売>
[ローソンチケット]
申込期間…5月18日(金)12:00~5月22日(火)23:59
http://l-tike.com/event/friendsonice/
(Lコード:34704)
[チケットぴあ]
申込期間…5月18日(金)12:00~5月22日(火)23:59
https://t.pia.jp/ (Pコード:639-164)
<一般販売>
[イープラス]
5月26日(土)12:00~
http://eplus.jp/friendsonice/
[ローソンチケット]
5月26日(土)12:00~
http://l-tike.com/event/friendsonice/ (Lコード:34704)
今年のフレンズオンアイス、例年にも増してチケット確保は激戦の予感…
それでもギリギリ最後まで諦めずに私も頑張りたいと思います!
氷上の大輔さんを生で見たいという皆さんの希望がきっと叶いますように!!
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【再掲】神戸チャリティー演技会2015海外記事和訳&フレンズオンアイス2018チケット情報
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