6月24日は昼夜2公演が行われた「LOVE ON THE FLOOR 2017」、
どちらも大盛況のうちに終えられたようですね。
夜公演をご覧になられていたブログ読者の方とのやりとりでおっしゃっていた
「大ちゃんは今 紛れもなくダンサーです!!」
という言葉に感動して胸がジーンと熱くなる思いがしました。
(0さん、ありがとうございます!)
いよいよ残り2公演。東急シアターオーブ公式twitterからの
最終日の当日券チケット情報をお借りしておきます。
https://twitter.com/theatre_orb/status/878505848103854080
【LOVE ON THE FLOOR 2017 当日券情報】
6/25(日)12:00公演の当日券は立見券(若干枚数)のみ販売を予定しております。
6/25(日)17:00千秋楽公演は、窓口での当日券販売はございません、
予めご了承ください。皆様のご来場をお待ちしております。
今夜のチャーリーと大輔さん、スケーター仲間としてもダンサー仲間としても
LOTF再演を経てさらに2人の絆が深まったことと想像します。
チャーリーのtwitterに素敵なツーショット。
https://twitter.com/CharlieaWhite/status/878583203677650945
インスタの方にも。感謝してお借りします。
https://www.instagram.com/p/BVuJT3FFVLR/
氷上からフロアに降りたチャーリーがACT3「HURT」で見せるソロダンスは
傷ついた人間の心をまざまざと見せてくれるエモーショナルなパート。
苦しみから這い上がり癒しを得て復活していく「パープルレイン」では
途中に登場してくる大輔さんとのシンクロする動きが美しくて毎回見惚れてしまいます。
ダイスケがいなければ出来なかった演技、そんな感謝と労いのコメントを
この写真に添えているチャーリーの優しさにも感動させられました。
大輔さんたち4人のスケーターが出演するこのダンスショーには
フィギュアスケート界の方々も多く会場に足を運ばれているようですね。
リピーターの仲間入り!?西田美和さんが公式ブログに写真をUPされています。
http://ameblo.jp/nishidamiwa/entry-12285109951.html
http://ameblo.jp/nishidamiwa/entry-12285979732.html
TBSチャンネルの大輔さん密着番組でナレーションを担当されている
三村ロンドさんも「LOTF2017」鑑賞!ブログが更新されています。
http://ameblo.jp/mimura-rondo/entry-12286378495.html
今年も昨年同様、公式プログラムのスタッフ欄にある渡部トレーナーのお名前。
長い公演期間も大輔さんの身体のケアを十分してくださっているであろうという安心感は
観客側としても現役時代から見てきた一ファンとしても有り難いところ。
土曜日の演技を会場でご覧になられていたという長光歌子先生は
昨年からの大輔さんの進化をきっと実感されていたことでしょう。
J SPORTS「2017リクエストで決定!ISUフィギュアスケート選手権アーカイブ」、
2008年四大陸選手権の男子シングルの模様が24日に放送されました。
番組冒頭には6分間練習の大輔さん、リンクサイドの歌子先生とモロゾフ氏も。
当時の音声が残っていなかったということで、
中庭健介先生による新解説が付けられたという超レアな番組。
http://www.jsports.co.jp/skate/
大輔さんの演技に関する中庭先生の言葉を以下に書き起こしておきます。
(N:中庭先生解説、K:小林千鶴さん実況)
○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ●
K:日本の髙橋大輔選手の名前がコールされました。当時21歳です。
前年の世界選手権で銀メダルを獲得しています。
この四大陸選手権は2年ぶり、四度目の出場です。
K:「白鳥の湖ヒップホップバージョン」です。懐かしいですね~
N:はい!
N:トリプルフリップ~トリプルトゥループのコンビネーションジャンプ
N:トリプルアクセル
N:トリプルルッツ
N:足替えのシットスピン、そしてこの後のサーキュラーステップに注目です!
N:その当時、同じ選手でこういうことをライバルとして考えていた選手に対して
思うべきことではないんですけども、このプログラムのときに「凄いな」と。
「大ちゃん凄いな!」ってもう心の底から感動したのを覚えてますね。
K:そんうなんですか、その時、観客席にいらっしゃいました?
N:はい。自分の演技は終わっていたんで見てましたね。
N:フライングシットスピン、ここからのストレートラインステップにも注目です!
K:そうですね~!
N:みんなで真似してました、ここは。
N:足替えのコンビネーションスピン
(~フィニッシュポーズで演技終了~)
K:素晴らしい!
N:素晴らしいですね!
K:ホントに久しぶりに見ましたけど、これは素晴らしいですね!
N:はい、その当時、僕は選手としてもかなり近い位置で彼とは接していたので
髙橋選手がその当時凄く悩んでいた…やっぱり、これだけ出来るようになった
その前には非常に苦しみが彼にはあって、つくづく全然ヒップホップになっていない、
全然ダメだ、という言葉をよく6月7月、そして夏の段階では口にしていましたね。
K:あ~そうだったんですか。
N:ホントに本場のヒップホップだったり、振付師のニコライ・モロゾフコーチ、
そういった動きを目の当たりにすると自分のやってることは
全然ヒップホップらしくない…っていうその葛藤だったり苦悩が
これだけ素晴らしいものを作り上げた、それを乗り越えた先に
これだけ素晴らしいものになるんだ…って、そういうのも全部知っていたので、
感動しましたね~このショートプログラムを生で見て。
本当はダメなんですけどね、同じ試合に出てライバルとして戦うという気持ちで
選手はやるべきなので。今、僕がこう、その当時を振り返ると
そういった思いで見ていましたね。はい。」
K:ホントに世界中にインパクトを与えたプログラムでしたね。
そしてインパクトを与えた演技でもありました。
K:ノーミスですね!
N:はい!完璧です!あっという間に終わりました。
K:これもう1回、生で見たいですよね。
○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ●
K:最終滑走者です。21番滑走、ショートプログラム第1位、
日本の当時21歳、髙橋大輔選手です。ショート、見事でしたよね~!
N:はい、世界を驚かせた、そういったショートプログラムでしたね!
K:そしてこのコスチュームも懐かしいです。「ロミオとジュリエット」なんですよね。
N:はい。
K:ショートのあと、フリーで4回転を2回入れられたら、とコメントしています。
N:4回転トゥーループ
N:4回転トゥーループ~ダブルトゥーループのコンビネーション、両方決めましたね!
2回目の方が非常に高さもあって余裕に感じました。
N:トリプルアクセル
N:サーキュラーステップ
N:足替え無しのコンビネーションスピン
N:トリプルアクセル~ダブルトゥーループ~ダブルループの3連続ジャンプ
N:トリプルフリップ~トリプルトゥーループ
N:トリプルサルコウ
N:トリプルループ
N:トリプルルッツ
N:フライング足替えのコンビネーションスピン、フライングシットスピン
N:ストレートラインステップ
N:足替えのコンビネーションスピン
(演技を終えてガッツポーズの大輔さん)
N:素晴らしい!!
K:素晴らしいですね~!
N:はい!!
K:当時21歳、日本の髙橋大輔選手「ロミオとジュリエット」でした
場内はスタンディングオベーションになっています。
N:4回転ジャンプを決めたことも素晴らしいんですけども、
やっぱり1つの演技として見た時に「ロミオとジュリエット」の世界観が
すべての要素で表現でき、そして且つ出来栄えも1つずつが本当に素晴らしかったです!
(スロー映像を見ながら)
N:4回転トゥーループ~ダブルトゥーループのコンビネーション、ですね
K:最初は単独でしたね。2度入れましたよね!
N:はい、2回めの方が良かった!
N:カッコいいですね!やっぱこうやって改めて見て…
もう素人みたいなコメントですけども(笑)
K:やっぱり男性が見てもそう見えるんですね
N:はい!特に彼の人間性も知ってますので。本当に素晴らしい人物ですので。
K:そうなんですね~。そしてまた、努力があってこの結果なんですよね。
N:はい!
K:(笑)喜んでますね~!そうですよね~
N:さっきまでカッコ良かったのに。喜んでいる姿は微妙でしたね。(笑)
なんかこう、素の大ちゃ…髙橋選手っていうのが凄く新鮮ですよね。
あの演技のあとにこういった感じの飾らないというか、いい意味で。
(フリーの得点が表示)
N:素晴らしい点数ですね!
K:(TES) 93.98です。当時は見たことない!という得点ですね!
N:ホントですね~
K:そしてPCS 81.86です。今考えるとちょっと低いくらいじゃないですか?
175.84、シーズンベストを更新したスコアになっています。
そしてトータルでは264.41です。シーズンベストを更新し、
パーソナルベストも更新し、そして世界記録も更新したということですね。
最終滑走者・髙橋大輔選手、素晴らしい演技、素晴らしい得点での優勝となりました。
(最終結果を受けて)
N:ジェフリー選手、素晴らしく、良い選手ですけどもそれより際立って
この試合は髙橋選手の力が出ましたね」
(出場選手としてどんな大会だったか?と聞かれて)
N:世界選手権という近い切符を逃した、凄く気持ちが難しい試合での
四大陸選手権だったんですけど、こういったレベルの高いライバル、
そして同じ日本人として素晴らしい偉業を成し遂げた髙橋選手のエネルギーを
力に変えれるような、そういった試合になりましたね
K:今見ても素晴らしい選手たちばかりで…みんな引退しちゃったんですね…
N:はい、すごく面白く、そして懐かしく、また明日への元気が出たような…
K:コーチ業に、ですね。今回すごく難しい解説をお願いしましたがどうでしたか?
N:やはり自分のは少し照れますね(笑)はい、でも少なからず
自分が頑張ってきた証がこういった形で振り返ることができるというのも
すごく貴重な経験で…ありがとうございました!
K:表彰式の様子が流れています。
優勝した髙橋大輔選手なんですけども、当時のコメントとして
『ISUの大会で4回転を2度決められて、それも初めてだったのでとっても嬉しい、
大きな自信になった』というコメントを残していました。
当時プルシェンコ選手の持つ得点が最高得点だったんですけども
それを更新したスコアとなりました。髙橋選手はこのあと世界選手権で
チャンピオンにもなっていく方なんですけども、将来としてはさらに
このポイントを超えていくスコアを残しての引退ということになっていくわけです。
(ジェフリー選手は直後の世界選手権で優勝してそのあと引退、
ライサチェク選手は2009年世界選手権で優勝しバンクーバー五輪金メダル、という経緯に)
そう思うとこの2008年の大会、すごい大会だったんだなぁ、と…
N:そうですね、この立っている3人が素晴らしい選手ばかりでしたね
○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ●
◆Daisuke Takahashi 2008 4CC SP
https://youtu.be/kP1-N0ztD7k
◆2008 4CC LP
https://youtu.be/OVjZ_S15cTQ
今の時代に改めて見ても素晴らしいとしか言い様のない大輔さんの演技、
2008年四大陸のショートとフリーをお借りしました。
音楽と繰り出される技との調和が心地良いパーフェクトなこの大会での滑りは
力みのない状態からふわっと跳び上がるジャンプ、足さばきの見事なステップ、
指先や表情までも感情がこもった繊細さとリンクを大きく使ったダイナミックさと
独特の間の取り方が「これぞ髙橋大輔!」というべき圧巻のパフォーマンス。
中庭先生の大輔さんへの賛辞もたくさん聞けて本当に嬉しかったです!
久しぶりにじっくりと大輔さんのスケートを見て感動を覚えたと同時に、
今の大輔さんは氷の上でも陸の上でも大差なく演じられる表現者になったんだと
しみじみと実感させられたこの日の放送を見てからの「LOTF2017」、
また一味もふた味も新鮮な印象をうけるかもしれまん。
もう日付が変わって千秋楽の時間も刻々と近付いていますが
ダンサーとしての大輔さんの研ぎ澄まされたパフォーマンスを楽しみに
夜が明けたら渋谷へと出発したいと思います。
どうかラスト2公演も大成功となりますように!!
yocco
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LOTF2017 チャーリーと大輔さん&四大陸2008 中庭先生解説
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